無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
雪月花の数学: 日本の美と心に潜む正方形とルート2の秘密 単行本 – 2006/7/1
桜井 進
(著)
- 本の長さ199ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2006/7/1
- ISBN-104396612729
- ISBN-13978-4396612726
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2006/7/1)
- 発売日 : 2006/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 199ページ
- ISBN-10 : 4396612729
- ISBN-13 : 978-4396612726
- Amazon 売れ筋ランキング: - 724,026位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4つ
5つのうち4つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
6グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を通じて、和算の面白さが良く分かりました。わが国の数学が江戸時代にこのような水準であったことを知り、うれしくなりました。
2009年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
頭のいい人(特に理系の人)に数字を持ち出されて理論的に説明されると、
うっかり「へ〜」と納得してしまいがち。
でも読んでいる間はところどころに無理を感じた。
画面構成を縦横比で読み解くやり方は、そもそもアンカーポイントが恣意的なので、
計り方次第で答えは操作できる。
だいたい、絵に数字を当てたことで、まるで隠されていた秘密が浮き彫りに
なるように感じるのは錯覚。
美術はそんなトリッキーなものではない。
一般の本として、決して詰まらないわけじゃないけど、正直 浅いという感想が強く残った。
うっかり「へ〜」と納得してしまいがち。
でも読んでいる間はところどころに無理を感じた。
画面構成を縦横比で読み解くやり方は、そもそもアンカーポイントが恣意的なので、
計り方次第で答えは操作できる。
だいたい、絵に数字を当てたことで、まるで隠されていた秘密が浮き彫りに
なるように感じるのは錯覚。
美術はそんなトリッキーなものではない。
一般の本として、決して詰まらないわけじゃないけど、正直 浅いという感想が強く残った。
2006年10月22日に日本でレビュー済み
昭和43年生まれの方に、算術という視点を通じて日本のすばらしさを見せて
いただいた。日本人の良さを感覚的に信じていても、それを言葉や、ましてや
数式で表現できないもどかしさに非力を悟る中高年オジンとしては、出会えて
良かったと心から思える本である。
副題に「日本の美と心に潜む正方形と√2の秘密」あるとおり、数式や数論
的な展開は当然の如くに登場する。筆者の説明をそれなりに噛みしめたければ
有理数・無理数の別や2階の漸化式の解法、数列の極限値、指数・対数関数の
形状、変数分離型の線型微分方程式、テイラー級数などの高校数学〜大学教養
課程の数学は必要になるが、それがわからないからといって読者を門前払いす
るような筆者ではない。数式を味わえない読者にも美しさを感じ取れるよう
言葉を尽くした説明を用意している。心配無用である。
* * * * *
なお、数式やグラフの説明を丁寧にすることで、本文に対する読者の注意が
散漫になることを懼れてのことだと思うが、115、181ページと125、180ページの
底の場合分けによる関数形状の違いなどにあえて言及しない記述は、未習読者に
プレッシャーを与えまいとする配慮ゆえのこととはいえ、本書を手にする読者が
高卒以上の方々が中心になる実態からすれば、場合わけは明記しておくほうが
親切であったと考える。
また、75ページの線分黄金比分割の式の展開は誤りであろう(出版社のHPに
も今のところ誤植情報としての掲載はないが)。
* * * * *
あれこれケチをつけてしまったが、本書を手に取る価値は少々の誤植程度では
微塵も減りはしないものである。
とにかく志の高い本である。自分よりずっと若い方に肩を叩いて励ましていた
だいたようで、読後の気持ちがとても暖かかった。
いただいた。日本人の良さを感覚的に信じていても、それを言葉や、ましてや
数式で表現できないもどかしさに非力を悟る中高年オジンとしては、出会えて
良かったと心から思える本である。
副題に「日本の美と心に潜む正方形と√2の秘密」あるとおり、数式や数論
的な展開は当然の如くに登場する。筆者の説明をそれなりに噛みしめたければ
有理数・無理数の別や2階の漸化式の解法、数列の極限値、指数・対数関数の
形状、変数分離型の線型微分方程式、テイラー級数などの高校数学〜大学教養
課程の数学は必要になるが、それがわからないからといって読者を門前払いす
るような筆者ではない。数式を味わえない読者にも美しさを感じ取れるよう
言葉を尽くした説明を用意している。心配無用である。
* * * * *
なお、数式やグラフの説明を丁寧にすることで、本文に対する読者の注意が
散漫になることを懼れてのことだと思うが、115、181ページと125、180ページの
底の場合分けによる関数形状の違いなどにあえて言及しない記述は、未習読者に
プレッシャーを与えまいとする配慮ゆえのこととはいえ、本書を手にする読者が
高卒以上の方々が中心になる実態からすれば、場合わけは明記しておくほうが
親切であったと考える。
また、75ページの線分黄金比分割の式の展開は誤りであろう(出版社のHPに
も今のところ誤植情報としての掲載はないが)。
* * * * *
あれこれケチをつけてしまったが、本書を手に取る価値は少々の誤植程度では
微塵も減りはしないものである。
とにかく志の高い本である。自分よりずっと若い方に肩を叩いて励ましていた
だいたようで、読後の気持ちがとても暖かかった。
2007年6月17日に日本でレビュー済み
「黄金比」と「白銀比」を身近にある題材で説明するところから始まる。分かりやすくて楽しく読むことが出来る。説明の中に登場する数式もごく控えめで、抵抗がなく分かりやすい。それよりも黄金比と白銀比の実例から、日本と西洋の文化の違いという視点が非常に興味を引く。絵画の中の配置にこれらの比率を見いだすのはかなり知られているが、これ以外に建築物、韻文詩の音や生け花の配置、さらに映画のコマ割などにこれらの比率が隠れているという話は新鮮に思える人が多いだろう。
また一般にはまったく知られていない「和算」について、歴史とそのレベルの高さについて紹介があり、著者の数学に対する思い入れの深さを感じた。特に和算の成果が西洋の数学と比肩できるレベルであることには溜飲が下がる思いだ。この部分だけを詳説した本も面白いだろうと思う。
最後の結びもなかなか工夫されていて、教養本としては良くできていると思える。
また一般にはまったく知られていない「和算」について、歴史とそのレベルの高さについて紹介があり、著者の数学に対する思い入れの深さを感じた。特に和算の成果が西洋の数学と比肩できるレベルであることには溜飲が下がる思いだ。この部分だけを詳説した本も面白いだろうと思う。
最後の結びもなかなか工夫されていて、教養本としては良くできていると思える。
2006年7月30日に日本でレビュー済み
「日本人」の美意識についてはいままでずいぶん論じられていると思います。では、その美意識にはどのような数学的な背景があるのか? このことを追求した本です。
建築、茶道、浮世絵、俳句の背後にある「白銀比」に着目したところが、この本の比類のない点でしょう。西洋は黄金比で、日本は白銀比ということです。
少し単純化されているようにも思いますが、これからの展開に期待しましょう。この本の内容だけでも問題提起が明確にされているのでは? p.134の図は衝撃的です。俳句をこのように見た人はかつていないでしょう。
建築、茶道、浮世絵、俳句の背後にある「白銀比」に着目したところが、この本の比類のない点でしょう。西洋は黄金比で、日本は白銀比ということです。
少し単純化されているようにも思いますが、これからの展開に期待しましょう。この本の内容だけでも問題提起が明確にされているのでは? p.134の図は衝撃的です。俳句をこのように見た人はかつていないでしょう。