最近、キリンビールの人になぜ麒麟をモチーフにしたのかと聞いたところ、幸運をもたらす空想の動物だからというのを聞きました。
またもう一つ、出資会社である三菱商事の岩崎弥太郎がビールを好んでいた親友の坂本龍馬の龍馬にちなんで、龍の頭と体が馬の麒麟
を推薦したという都市伝説があると聞きました。歴史ってこうゆう噂や謎があって面白いですね。
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幕末 維新の暗号 単行本 – 2007/4/21
加治 将一
(著)
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坂本龍馬の最後の手紙を「暗号文」と解読し、龍馬が腕利きのスパイだったこと、さらにフリーメーソンとの関係までを解き明かして、明治維新に新しい光を当てた前著『あやつられた龍馬』(2006年2月刊)で黒鉄ヒロシ氏をはじめ各界から絶賛された著者が、一枚の謎めいた写真から、ふたたび幕末ミステリーの旅に出る。本作は『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』のように、実在の人物・団体・出来事に基づいたフィクションの形式。小説NON連載(2006年7月号~2007年3月号・全9回)を単行本化。
●学会からも黙殺され、トンデモ写真の類と当初は歯牙にもかけなかった望月だが、面会した岩本老人の熱意と鋭い分析から徐々に興味を抱き、該博な知識を持つ桐山ユカと共に、写真の謎の解明を試みる。岩本は、写真には「陰謀」が隠され、そのため歴史から抹殺されたと主張した。
●そんな矢先、岩本は失踪の果てに死亡。残されたのは岩本からの謎めいた手紙と旅程表だった。望月はそれに導かれるように奈良県吉野、佐賀、長崎、鹿児島、そして岩本が絶命した山口県柳井を巡る。訪ねた土地土地で、望月は「写真」に塗り込められた、ただならぬ「秘密」を知る。それは……
●学会からも黙殺され、トンデモ写真の類と当初は歯牙にもかけなかった望月だが、面会した岩本老人の熱意と鋭い分析から徐々に興味を抱き、該博な知識を持つ桐山ユカと共に、写真の謎の解明を試みる。岩本は、写真には「陰謀」が隠され、そのため歴史から抹殺されたと主張した。
●そんな矢先、岩本は失踪の果てに死亡。残されたのは岩本からの謎めいた手紙と旅程表だった。望月はそれに導かれるように奈良県吉野、佐賀、長崎、鹿児島、そして岩本が絶命した山口県柳井を巡る。訪ねた土地土地で、望月は「写真」に塗り込められた、ただならぬ「秘密」を知る。それは……
- 本の長さ453ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2007/4/21
- ISBN-104396612869
- ISBN-13978-4396612863
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商品の説明
出版社からのコメント
著者のもとに読者から実際に寄せられた「写真」をきっかけに、本作は着想された。
「写真」とは、幕末ファンなら誰もが知っている「幕末志士全員集合写真」、通称「フルベッキ写真」と呼ばれる一枚。そこには龍馬はおろか、西郷隆盛、勝海舟、高杉晋作、岩倉具視、大久保利通、伊藤博文、大隈重信……明治維新の主役たちが一堂に会し、中央には外国人親子が陣取っていた。
志士の全員集合などありえない。普通はそう思う。ところが、文献や古写真など史料との照合を重ねると、一人、また一人と被写体の「正体」が判明してゆく。誰が写っているのか?
そして「外国人」フルベッキが、明治新政府に絶大なる影響力を有していたという事実と、あぶり出される幕末史の歪み。果たして、一枚の写真には明治新政府が隠した「維新の暗号」が塗り込められていた……歴史ファンが瞠目するノンフィクション・ノベル。
「写真」とは、幕末ファンなら誰もが知っている「幕末志士全員集合写真」、通称「フルベッキ写真」と呼ばれる一枚。そこには龍馬はおろか、西郷隆盛、勝海舟、高杉晋作、岩倉具視、大久保利通、伊藤博文、大隈重信……明治維新の主役たちが一堂に会し、中央には外国人親子が陣取っていた。
志士の全員集合などありえない。普通はそう思う。ところが、文献や古写真など史料との照合を重ねると、一人、また一人と被写体の「正体」が判明してゆく。誰が写っているのか?
そして「外国人」フルベッキが、明治新政府に絶大なる影響力を有していたという事実と、あぶり出される幕末史の歪み。果たして、一枚の写真には明治新政府が隠した「維新の暗号」が塗り込められていた……歴史ファンが瞠目するノンフィクション・ノベル。
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2007/4/21)
- 発売日 : 2007/4/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 453ページ
- ISBN-10 : 4396612869
- ISBN-13 : 978-4396612863
- Amazon 売れ筋ランキング: - 122,055位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一枚の古い写真をめぐって、歴史作家の望月真司と中学教師のユカが、それぞれの視点から幕末史の謎に挑む。私がこの写真を見るのは初めてで、大室寅之祐や天皇すり替え説というのも初めて知った。だから、読み進めるうちに、かなり頭が混乱して俄かに信じ難かった。でも、以前、和宮替え玉説というのがあったので、混沌とした幕末の時期にはこういうこともあり得なくもないかなと思う。
著者は主にフリーメーソン陰謀説を展開した作品を多く出しており、フリーメーソンや歴史の裏面に精通しているらしく、幕末の事件や人物について通説とは異なる解釈を披露している。歴史にあまり詳しくない私には、新しい事実や推理が出てくるので、歴史小説のみならず、推理小説としても面白かった。
しかし、写真に関しては眉唾だと思う。何の先入観も偏見もなく見ると、第一印象は「どこかおかしい、何か変だ」と思う。第一、中央のフルベッキ先生と子供だけ、周りの人々から浮き出て見える。というより、周りの人々がてんでばらばらに集まって、それぞれ勝手に異なる向きやポーズをとっており、一枚の写真としての統一性や調和がない。まるで、数枚の写真を切り合わせて一枚の写真に合成したように見える。また、遺影のように既成の喪服に顔だけ合わせたようにも見える。写真技術に精通した人が、面白半分で、あるいは金儲けのために合成した写真ではないかと疑いたくなる。
著者は主にフリーメーソン陰謀説を展開した作品を多く出しており、フリーメーソンや歴史の裏面に精通しているらしく、幕末の事件や人物について通説とは異なる解釈を披露している。歴史にあまり詳しくない私には、新しい事実や推理が出てくるので、歴史小説のみならず、推理小説としても面白かった。
しかし、写真に関しては眉唾だと思う。何の先入観も偏見もなく見ると、第一印象は「どこかおかしい、何か変だ」と思う。第一、中央のフルベッキ先生と子供だけ、周りの人々から浮き出て見える。というより、周りの人々がてんでばらばらに集まって、それぞれ勝手に異なる向きやポーズをとっており、一枚の写真としての統一性や調和がない。まるで、数枚の写真を切り合わせて一枚の写真に合成したように見える。また、遺影のように既成の喪服に顔だけ合わせたようにも見える。写真技術に精通した人が、面白半分で、あるいは金儲けのために合成した写真ではないかと疑いたくなる。
2017年8月15日に日本でレビュー済み
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写真にも驚きましたが、その内容に夢中になって読みました。興味のある方は是非読んでいただきたい。
2016年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
期待通り、とても面白い本でした。
続きがでたらまた読みたいと思います。
続きがでたらまた読みたいと思います。
2014年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「あやつられた龍馬」が非常に面白かったので続けて本書を読みましたが、前書と比較するとやや迫力に欠けた。
明治天皇摺り替えや田布施の話を全く知らない方が読むと新鮮で興味深く読めると思うが、周知の方が読むと、小説展開が回りくどく、内容が薄い印象を受けるかもしれない。また複数のレビュアーがコメントしているように、小説が稚拙である感は否めない。扱っているテーマが面白いだけに、やや残念な部分である。
本書で扱うテーマは、通常の歴史授業では取り扱わないタブー視された内容ですが、この国の成り立ちを知る上でも、多くの日本人に読んでもらいたい本です。
明治天皇摺り替えや田布施の話を全く知らない方が読むと新鮮で興味深く読めると思うが、周知の方が読むと、小説展開が回りくどく、内容が薄い印象を受けるかもしれない。また複数のレビュアーがコメントしているように、小説が稚拙である感は否めない。扱っているテーマが面白いだけに、やや残念な部分である。
本書で扱うテーマは、通常の歴史授業では取り扱わないタブー視された内容ですが、この国の成り立ちを知る上でも、多くの日本人に読んでもらいたい本です。
2023年7月8日に日本でレビュー済み
フルベッキの写真は佐賀藩士との集合写真であり、西郷隆盛や明治天皇は写っていないのは明らか。小説とはいえ、これを読んで誤認する読者が出てきては困る。
2015年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この小説以前に発表された明治天皇入れ替わり説を題材とし、フルベッキ写真を謎解きのマップとして、小説家望月氏が謎解きを進めるというサスペンス?小説なのですが、小説仕立てにした意味がわかりません。小説にしては登場人物の人物像の描写も、状況描写も、まるで三文小説です。また小説とは言え歴史的事実という主張なら、もう少しきちっとした考証があってしかるべきですし、それがリアリティを高め、厚みを醸し出すはずです。杜撰な顔写真の照合など何とも頂けません。下級武士だった維新の志士たちの多くが結果的に維新後の最上位階層に上り詰めることができた正に革命が、どうして可能だったのかについてももう少し厚みがあっても良かったのかと思います。フリーメーソンだったから、ではなんとも薄っぺらです。
2015年11月17日に日本でレビュー済み
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推理小説めいて、展開に期待ワクワク一枚の写真の謎解き
面白かった。何故天皇が江戸へ来たか。その謎解きも面白い。
面白かった。何故天皇が江戸へ来たか。その謎解きも面白い。