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ヘンな日本美術史 単行本(ソフトカバー) – 2012/11/1
山口 晃
(著)
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購入オプションとあわせ買い
山口晃、初の書き下ろし「画論」!
自分が描いたということにこだわらなかった「鳥獣戯画」の作者たち。絹本に白色
を差すまでの絵師の心細さ。「伝源頼朝像」を見たときのがっかり感の理由。終生
「こけつまろびつ」の破綻ぶりで疾走した雪舟のすごさ。グーグルマップに負けない
「洛中洛外図」の空間性。「彦根屏風」など、デッサンなんかクソくらえと云わんば
かりのヘンな絵の数々。そして月岡芳年や川村清雄ら、西洋的写実を知ってしまった
時代の日本人絵師たちの苦悩と試行錯誤……。
絵描きの視点だからこそ見えてきた、まったく新しい日本美術史!
カラー図版多数掲載
自分が描いたということにこだわらなかった「鳥獣戯画」の作者たち。絹本に白色
を差すまでの絵師の心細さ。「伝源頼朝像」を見たときのがっかり感の理由。終生
「こけつまろびつ」の破綻ぶりで疾走した雪舟のすごさ。グーグルマップに負けない
「洛中洛外図」の空間性。「彦根屏風」など、デッサンなんかクソくらえと云わんば
かりのヘンな絵の数々。そして月岡芳年や川村清雄ら、西洋的写実を知ってしまった
時代の日本人絵師たちの苦悩と試行錯誤……。
絵描きの視点だからこそ見えてきた、まったく新しい日本美術史!
カラー図版多数掲載
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2012/11/1
- 寸法12.8 x 1.8 x 18.8 cm
- ISBN-104396614373
- ISBN-13978-4396614379
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商品の説明
著者について
画家。1969年東京生まれ。群馬県桐生市に育つ。
1994年東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。1996年同大学大学院美術
研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。大和絵や浮世絵を思わせる伝統的手法
を取り入れつつ、時空を自由に混在させ、人物や建築物などを緻密に描き込む
作風で知られる。巧妙な仕掛けとユーモアにあふれた作品は日本のみならず世界
からも人気を得ており、近年では成田空港のパブリックアートや書籍の挿絵、
CDジャケットなども手掛けるなど幅広い制作活動を展開している。
1994年東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。1996年同大学大学院美術
研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。大和絵や浮世絵を思わせる伝統的手法
を取り入れつつ、時空を自由に混在させ、人物や建築物などを緻密に描き込む
作風で知られる。巧妙な仕掛けとユーモアにあふれた作品は日本のみならず世界
からも人気を得ており、近年では成田空港のパブリックアートや書籍の挿絵、
CDジャケットなども手掛けるなど幅広い制作活動を展開している。
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2012/11/1)
- 発売日 : 2012/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
- ISBN-10 : 4396614373
- ISBN-13 : 978-4396614379
- 寸法 : 12.8 x 1.8 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 32,683位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8位東洋・日本美術史
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山口晃さんの本です。
美術の話ですね。最初は具体的な作品を論じながら話はすすんでいき、後半、近世から近代にかけて作家性が強くなると、その作家さんたちの話になる、という感じで、「美術史」が語られていきます。
といっても、とてもリアルな美術史というか、山口さんが、いろいろと現物を見たりして、そこで感じたことや、ポイントなどをのべながら、
技法などについて、詳しく話をしてくれる、という感じです。
文章もうまくて、読みやすいです。
また、「絵の上手い下手」についても、おもしろく読みました。
上手くても、ダメって場合もあるんですね。
美術の話ですね。最初は具体的な作品を論じながら話はすすんでいき、後半、近世から近代にかけて作家性が強くなると、その作家さんたちの話になる、という感じで、「美術史」が語られていきます。
といっても、とてもリアルな美術史というか、山口さんが、いろいろと現物を見たりして、そこで感じたことや、ポイントなどをのべながら、
技法などについて、詳しく話をしてくれる、という感じです。
文章もうまくて、読みやすいです。
また、「絵の上手い下手」についても、おもしろく読みました。
上手くても、ダメって場合もあるんですね。
2022年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山口氏をある時知り、私の描きたい絵の世界に近く尊敬していたのでサクサクと読めた。また内容も作家毎に独自の目線で解説されており、更にファンになった。絵を描く人だけでなく鑑賞の好きな方にも楽しめる本だ。
2013年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鳥獣戯画を、今につながる
マンガの元祖と見る向きが
ありますが
現代から過去をひきつけて
見るのではなく
鳥獣戯画から未来にむけて
どうなって
いったかを考える方が
正しいように思えると
言っています
現在から過去をひきつけると
こっち側(現代)の都合のいいように
こじつけちゃうってことですね
絵は、その時代時代
の要請によって
描かれるものだから
自分が過去に
行って鑑賞するのが
正しい見方であろう
ということなんです
日本的な絵というと
遠近法や透視画法という
概念がない
ぺたっとした線と面だけで
構成されますが
それが
西洋の技術が
入って来ることによって
どんどん西洋化がすすみ
それ以前の日本画には
戻れなくなったそうです
何度も、比喩で出て来るのですが
自転車にのることを習得した人が
もう二度と、のれない時にはもどれない
「のれない」ことが出来なくなった
状態で、日本画が、どんどんどんどん
ただ、絵具が日本画用の絵具を使ってるだけで
絵は西洋画のようになってしまってる
あるいは、無理に「自転車にのれないこと」を
しようとして、意図的なちょっと
いやらしい絵になってしまってる
その
自転車にのることができない
時代の絵の素晴らしさ、奇妙さについて
じつにわかりやすく、どこが不思議なのか
何が魅力なのかを解説した本です
マンガの元祖と見る向きが
ありますが
現代から過去をひきつけて
見るのではなく
鳥獣戯画から未来にむけて
どうなって
いったかを考える方が
正しいように思えると
言っています
現在から過去をひきつけると
こっち側(現代)の都合のいいように
こじつけちゃうってことですね
絵は、その時代時代
の要請によって
描かれるものだから
自分が過去に
行って鑑賞するのが
正しい見方であろう
ということなんです
日本的な絵というと
遠近法や透視画法という
概念がない
ぺたっとした線と面だけで
構成されますが
それが
西洋の技術が
入って来ることによって
どんどん西洋化がすすみ
それ以前の日本画には
戻れなくなったそうです
何度も、比喩で出て来るのですが
自転車にのることを習得した人が
もう二度と、のれない時にはもどれない
「のれない」ことが出来なくなった
状態で、日本画が、どんどんどんどん
ただ、絵具が日本画用の絵具を使ってるだけで
絵は西洋画のようになってしまってる
あるいは、無理に「自転車にのれないこと」を
しようとして、意図的なちょっと
いやらしい絵になってしまってる
その
自転車にのることができない
時代の絵の素晴らしさ、奇妙さについて
じつにわかりやすく、どこが不思議なのか
何が魅力なのかを解説した本です
2016年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
個人的な意見で進められていく一冊ですが、こういう見方もあったのかと思わせるところもあり、読みやすい内容でもあったので、美術史というよりは一般的な読み物として面白かったです。
2013年1月26日に日本でレビュー済み
美術史どうこうというよりは、「あぁ、この絵はこういう見方をすれば良かったのね」という、美術館賞マニュアル本。「なるほど、言われてみればヘンだな」と思うこと数回。
しかし、山口さんがまじめに語っている部分は、「へぇ」とは思うし、勉強にはなるものの、視点が天才的すぎて良くわからない。長嶋茂雄の野球理論を読んでいるような感じである。あぁ、やはり山口さんは天才なんだな、と思った。
しかし、山口さんがまじめに語っている部分は、「へぇ」とは思うし、勉強にはなるものの、視点が天才的すぎて良くわからない。長嶋茂雄の野球理論を読んでいるような感じである。あぁ、やはり山口さんは天才なんだな、と思った。
2014年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絵とは、単なる空間の劣化コピーとならないため様々な技法が工夫されたが、日本絵画(江戸以前)の特徴等メモして置きたくなったことなど。
.人間の眼は絶えず、1ミリ、2ミリと動いている。視点が移動すれば画面に差し込む光の見え方も夫々に応じて変化する。そのズレが「透明感」を生む。それは、印刷では出せない。
.仕上げ過ぎないのが日本の絵の特徴である。解像度が一段落ちて、ある全体がパッと浮かび上がる。
.日本の美術は、他の国の人たちが中身で勝負する時に「枠」とか「器」とか外側で勝負する。思想もないように見えるが中空という中がありそこに何か入ってもいいんだと考えた時、確固たる存在感を示す。
.日本の絵としては、白描絵巻がかなり特徴的である。絵をイメージでなく平面として捉える。奥行きを気にしない。外の視点を獲得しながら詞書により中側の視点でも新たな領域へ踏み込んでいる。
.日本画は、そもそも写実を突きつめない。一手間抜く。ところが、或る時から遠近法を取り入れた。デッサン要素が強くなりモチーフと背景がバラバラとなり日本画ではなくなった。しかし、一度自転車に「乗れる」ようになってしまうと、「乗れない」事を出来なくなるものである。
.目に見える現実、その表層的なものは非常に影響力が強くそれに引きずられがちとなる。そこから逃れるために若冲のように直ぐには描かずとか解るまで見ているとか、その刺激を一旦どこかに置いてくる必要がある。
昔は、どこの国の人も絵というものの二次元的特色が分っていたと思う。そして、西洋近代と云うのは、遠近法という非常に特殊な変化をしてきたのではないかと思う。
.室町時代は、面白い。カチッとした絵がある中でグダグダの絵も認められている。「やつし」など中心からの「ずらし」による違いを様々に楽しんでいる。
.西洋画は、鑑賞を求め日本画は対話を求める。
.何が本当に新しいかの判断指標は存在しない。「新しさ」とは、時間軸ではなく、差異の発見から来る。
.何かを生み出す力は「元」より、「派生物」の方が強い。生まれたてのそれをよってたかって「大したもの」にしてやるのが文化でその力は尊い。また、根源は大体、一つではなく辿れば辿るほどある段階を越えると反対に拡散してしまう。
.様式美の若冲は、一度忘れ去られ近年再評価されている。若冲を面白がったメンタリティーとともにそれを忘れていくメンタリティーにも興味を向けるべきと思う。現在性と普遍性は両立する。また、絵を物語で見られるのは迷惑である。
.明治の大部分の日本画は、帝国主義時代の中で多分に対外的な「日本美術」を打ち出した。それは、外発性が濃く実感の薄い人工的なものであった。
実感と異なる線遠近法(透視図法)というのがどうも窮屈で馴染めなかった。
それは、西洋近代の三次元を二次元化する工夫の一種で特殊な空間である。それのみでは、写真にはかなわないというのは、ストンと落ちた。
西洋絵画は、空間とか時間とかの概念により世界を切り取るのが特徴である。
日本絵画は、それとは異なる考え方・手法で切り取る。その後、西洋がジャポニスムを取り入れたがそれは必然で、その感受性は凄いものがある。
「美」とは、何かしらの真実に近いものをというような概念らしい。なので、美に関する正解は一つではなく多数ある。また、刹那的に移ろうものだからイリュージョンでもある。そして、イメージは、空間記憶の合成のようである。
江戸時代は、「型」を依代として「実」」を描いた。
小林秀雄は、純粋美とは、脾兪であると言った。
上手が本当に上手になるとそれが消えて透明度が高くなるとあるが、将棋の羽生名人の最近の強さには、その形跡が見えない。
「体得」した人の言葉の数々は、学者と異なり深い。読んでいて想像が群がり起こった。
.人間の眼は絶えず、1ミリ、2ミリと動いている。視点が移動すれば画面に差し込む光の見え方も夫々に応じて変化する。そのズレが「透明感」を生む。それは、印刷では出せない。
.仕上げ過ぎないのが日本の絵の特徴である。解像度が一段落ちて、ある全体がパッと浮かび上がる。
.日本の美術は、他の国の人たちが中身で勝負する時に「枠」とか「器」とか外側で勝負する。思想もないように見えるが中空という中がありそこに何か入ってもいいんだと考えた時、確固たる存在感を示す。
.日本の絵としては、白描絵巻がかなり特徴的である。絵をイメージでなく平面として捉える。奥行きを気にしない。外の視点を獲得しながら詞書により中側の視点でも新たな領域へ踏み込んでいる。
.日本画は、そもそも写実を突きつめない。一手間抜く。ところが、或る時から遠近法を取り入れた。デッサン要素が強くなりモチーフと背景がバラバラとなり日本画ではなくなった。しかし、一度自転車に「乗れる」ようになってしまうと、「乗れない」事を出来なくなるものである。
.目に見える現実、その表層的なものは非常に影響力が強くそれに引きずられがちとなる。そこから逃れるために若冲のように直ぐには描かずとか解るまで見ているとか、その刺激を一旦どこかに置いてくる必要がある。
昔は、どこの国の人も絵というものの二次元的特色が分っていたと思う。そして、西洋近代と云うのは、遠近法という非常に特殊な変化をしてきたのではないかと思う。
.室町時代は、面白い。カチッとした絵がある中でグダグダの絵も認められている。「やつし」など中心からの「ずらし」による違いを様々に楽しんでいる。
.西洋画は、鑑賞を求め日本画は対話を求める。
.何が本当に新しいかの判断指標は存在しない。「新しさ」とは、時間軸ではなく、差異の発見から来る。
.何かを生み出す力は「元」より、「派生物」の方が強い。生まれたてのそれをよってたかって「大したもの」にしてやるのが文化でその力は尊い。また、根源は大体、一つではなく辿れば辿るほどある段階を越えると反対に拡散してしまう。
.様式美の若冲は、一度忘れ去られ近年再評価されている。若冲を面白がったメンタリティーとともにそれを忘れていくメンタリティーにも興味を向けるべきと思う。現在性と普遍性は両立する。また、絵を物語で見られるのは迷惑である。
.明治の大部分の日本画は、帝国主義時代の中で多分に対外的な「日本美術」を打ち出した。それは、外発性が濃く実感の薄い人工的なものであった。
実感と異なる線遠近法(透視図法)というのがどうも窮屈で馴染めなかった。
それは、西洋近代の三次元を二次元化する工夫の一種で特殊な空間である。それのみでは、写真にはかなわないというのは、ストンと落ちた。
西洋絵画は、空間とか時間とかの概念により世界を切り取るのが特徴である。
日本絵画は、それとは異なる考え方・手法で切り取る。その後、西洋がジャポニスムを取り入れたがそれは必然で、その感受性は凄いものがある。
「美」とは、何かしらの真実に近いものをというような概念らしい。なので、美に関する正解は一つではなく多数ある。また、刹那的に移ろうものだからイリュージョンでもある。そして、イメージは、空間記憶の合成のようである。
江戸時代は、「型」を依代として「実」」を描いた。
小林秀雄は、純粋美とは、脾兪であると言った。
上手が本当に上手になるとそれが消えて透明度が高くなるとあるが、将棋の羽生名人の最近の強さには、その形跡が見えない。
「体得」した人の言葉の数々は、学者と異なり深い。読んでいて想像が群がり起こった。