小料理屋「ばんざい屋」の女将の人柄、ゆったりとした
物腰がとてもいいですね。店に来るお客さんたちが
この店にまた来て、女将の店を贔屓にしたくなる気持ちが
よーく分かりました。
話が進むに連れて、女将の人生の過去が浮かび上がってきます。
女将の心の揺れ。彼女が、これからの人生をどう選びとるのか。
彼女と周りの人間とを結んでいる信頼関係。心の絆。
そこに、本書の一番の読みごたえと味わいを感じました。
いいですねぇ、この連作短編集。気持ちがやわらかく
ほぐされるように読んでいって、読み終えて
清々しい気持ちになりました!
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ふたたびの虹 単行本 – 2001/9/1
柴田 よしき
(著)
- 本の長さ289ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2001/9/1
- ISBN-104396631987
- ISBN-13978-4396631987
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
旬の素材を扱う小粋な小料理屋「ばんざい屋」。オフィス街という土地柄、独身のサラリーマンやOLに密かな人気があったが、女将の吉永には他人に明かせない過去が…。女将を取り巻く人々との心の触れ合いを描く。
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2001/9/1)
- 発売日 : 2001/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 289ページ
- ISBN-10 : 4396631987
- ISBN-13 : 978-4396631987
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,671,840位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 293,814位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1995年、『RIKO―女神の永遠―』で横溝正史賞を受賞。受賞作の主人公である村上緑子は、従来の女性刑事のイメージを一新したキャラクターとして人 気を獲得した。以後、村上緑子シリーズの他、京都を舞台に壮大なスケールで展開する伝奇小説「炎都」シリーズ、猫を主人公にした猫好き必読の本格推理小説 「猫探偵正太郎」シリーズなど、ジャンルを超えて、幅広く意欲作を発表し続けている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 やってられない月曜日 (ISBN-13: 978-4101396262)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2005年5月10日に日本でレビュー済み
くたびれた心を抱えていても、その店に来るとほっとする。そんな雰囲気の「ばんざい屋」。心ゆくまで料理を楽しみ、心ゆくまで飲むことが出来る。それは女将の人柄が店にも現れているからなのだろう。自分が傷ついたことがあるから、他人の心の痛みが分かる。
人々の心のふれあいを描いたこの本は、読んでいて心にしみる。こんなお店が本当にあったらいいのに、と思った。
人々の心のふれあいを描いたこの本は、読んでいて心にしみる。こんなお店が本当にあったらいいのに、と思った。
2005年9月5日に日本でレビュー済み
NHKで放送していた相田翔子さんの主演ドラマ「七色のおばんざい」の原作本。
物語の舞台は美人女将が一人で切り盛りする、
あたたかくこじんまりとした料理店「ばんざい屋」。
この店の常連客の日常に起こるミステリーと恋愛模様を描き、
ミステリーとしても恋愛小説としても楽しめるのが美味しい♪
ごく序盤で女将の過去になにかあることに気づきます。
はじめはあくまで常連客のミステリーが本線となるのですが、
複線としてその過去が小出しにわかるその過程がドキドキ期待感でたままらない。
後半は一気に女将の秘密に迫っていく展開のうまさ!
ページを進む手が止められませんでした。
料理と女将の趣味であるブロガント(骨董の一種)についての描写も細かく、
魅力的に描かれています。
それが非常に食欲と興味をそそります。
「ばんざい屋」の雰囲気も素敵です。
常連客がこのお店に来たくなる気持ちもよくわかりました。
お店の雰囲気の良さが作品全体に反映され、
読んでいて心地のよい本でした。
物語の舞台は美人女将が一人で切り盛りする、
あたたかくこじんまりとした料理店「ばんざい屋」。
この店の常連客の日常に起こるミステリーと恋愛模様を描き、
ミステリーとしても恋愛小説としても楽しめるのが美味しい♪
ごく序盤で女将の過去になにかあることに気づきます。
はじめはあくまで常連客のミステリーが本線となるのですが、
複線としてその過去が小出しにわかるその過程がドキドキ期待感でたままらない。
後半は一気に女将の秘密に迫っていく展開のうまさ!
ページを進む手が止められませんでした。
料理と女将の趣味であるブロガント(骨董の一種)についての描写も細かく、
魅力的に描かれています。
それが非常に食欲と興味をそそります。
「ばんざい屋」の雰囲気も素敵です。
常連客がこのお店に来たくなる気持ちもよくわかりました。
お店の雰囲気の良さが作品全体に反映され、
読んでいて心地のよい本でした。
2013年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ホラー?から入った柴田よしきさんですがこのお話は静かに時が流れていく感じで読み終わるとほっこりします。
2008年7月25日に日本でレビュー済み
小料理屋の女将と客たちとのやり取りがあまりにも自然に描かれていてすぐに引き込まれた。物静かな雰囲気、丁寧な話し方、おいしい料理など具体的なイメージも想像できてすごく読みやすかった。全部で7つの物語があるが、途中から主人公の過去に少しずつ触れていき、最後にその真相が明らかになり、結末にも共感できた。
2003年5月29日に日本でレビュー済み
柴田さんの従来のイメージをいい意味で払拭する、しっとりとした切ない連作短編集です。
まず、主人公の「ばんざい屋」の女将が謎めいていてとっても興味深く読めること間違いなし。とってもいい女なんで、何故名前が変わったのか、過去を知りたくて知らず知らずページをめくっちゃいます。恋人(?)清水の存在も否のうちどころがなく男としての優しさ満載で、2人の恋愛の成り行きも読み進めていくうちに興味が湧きます。
随所に食欲をそそられる料理の話やアンティークの話が散りばめられており、1編1編楽しく読めることも付け加えておきましょう。まず、1編目の「聖夜の憂鬱」から引き込まれていくでしょう。
ラストの2編においては女将の過去があらわになってくるのですが、感動物で柴田さん㡊??卓越したストーリーテリングが充分堪能出来る作品と言えるでしょう。
読み終わって、“心が暖かくなる物語”です。
1冊でミステリーと恋愛小説の2冊分楽しみますよ。
まず、主人公の「ばんざい屋」の女将が謎めいていてとっても興味深く読めること間違いなし。とってもいい女なんで、何故名前が変わったのか、過去を知りたくて知らず知らずページをめくっちゃいます。恋人(?)清水の存在も否のうちどころがなく男としての優しさ満載で、2人の恋愛の成り行きも読み進めていくうちに興味が湧きます。
随所に食欲をそそられる料理の話やアンティークの話が散りばめられており、1編1編楽しく読めることも付け加えておきましょう。まず、1編目の「聖夜の憂鬱」から引き込まれていくでしょう。
ラストの2編においては女将の過去があらわになってくるのですが、感動物で柴田さん㡊??卓越したストーリーテリングが充分堪能出来る作品と言えるでしょう。
読み終わって、“心が暖かくなる物語”です。
1冊でミステリーと恋愛小説の2冊分楽しみますよ。
2003年12月9日に日本でレビュー済み
一軒のおばんざい屋の女将とそこの訪れる常連客たちの物語である。
常連客の一人一人が抱える問題や女将の過去。それらがミステリー的な要素と恋愛の要素を含みながら淡々と語られていく。
おばんざいのメニューや色々な骨董の話などを盛り込み、推理小説ということを忘れてしまいそうな穏やかなストーリーとなっている。
色々な過去や悩みを抱える人々にとって憩いの場であるおばんざい屋。
読み終えた後に、実際に自分がこの店でほっと一息つけたかのような気持ちになれる一冊である。
常連客の一人一人が抱える問題や女将の過去。それらがミステリー的な要素と恋愛の要素を含みながら淡々と語られていく。
おばんざいのメニューや色々な骨董の話などを盛り込み、推理小説ということを忘れてしまいそうな穏やかなストーリーとなっている。
色々な過去や悩みを抱える人々にとって憩いの場であるおばんざい屋。
読み終えた後に、実際に自分がこの店でほっと一息つけたかのような気持ちになれる一冊である。
2015年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
けして面白くなかったわけではないのですが。
女将さんて 何歳くらいなのだろうと中盤まで想像してました。話し方とか 服装とかで
45歳くらいかな〜とか。
生まれが京都とはいえ かなり若い時に 京都を出てきてるので、標準語ですし。
でも昭和41年生まれの 女性のお客さんに
若くて羨ましいという発言があったので 結構前に書かれたかな?
そうすると 38歳でも こんなに老成した感じは ちょっと納得できます。過去も関係あると思いますが。
「風のベーコンサンド」の主人公も なんか老成した女性でしたしね。
なので 女将さんが どんな女性か 頭に浮かばず 物語に入りこみずらかったです。
趣味は描かれてますが 生活感は描かれおらず。だんだんファンタジー系な感じがしました。女将さんの過去も そんなもんで全く 想像できず、、
女将さんが陰ある人なので、お客さんにまつわる事件や 出来事も 終始どんより感が。
私には合わなかったです 、残念。
女将さんて 何歳くらいなのだろうと中盤まで想像してました。話し方とか 服装とかで
45歳くらいかな〜とか。
生まれが京都とはいえ かなり若い時に 京都を出てきてるので、標準語ですし。
でも昭和41年生まれの 女性のお客さんに
若くて羨ましいという発言があったので 結構前に書かれたかな?
そうすると 38歳でも こんなに老成した感じは ちょっと納得できます。過去も関係あると思いますが。
「風のベーコンサンド」の主人公も なんか老成した女性でしたしね。
なので 女将さんが どんな女性か 頭に浮かばず 物語に入りこみずらかったです。
趣味は描かれてますが 生活感は描かれおらず。だんだんファンタジー系な感じがしました。女将さんの過去も そんなもんで全く 想像できず、、
女将さんが陰ある人なので、お客さんにまつわる事件や 出来事も 終始どんより感が。
私には合わなかったです 、残念。