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回転木馬 単行本 – 2007/3/13
柴田 よしき
(著)
- 本の長さ369ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2007/3/13
- ISBN-104396632770
- ISBN-13978-4396632779
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登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2007/3/13)
- 発売日 : 2007/3/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 369ページ
- ISBN-10 : 4396632770
- ISBN-13 : 978-4396632779
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,292,688位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 323,983位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1995年、『RIKO―女神の永遠―』で横溝正史賞を受賞。受賞作の主人公である村上緑子は、従来の女性刑事のイメージを一新したキャラクターとして人 気を獲得した。以後、村上緑子シリーズの他、京都を舞台に壮大なスケールで展開する伝奇小説「炎都」シリーズ、猫を主人公にした猫好き必読の本格推理小説 「猫探偵正太郎」シリーズなど、ジャンルを超えて、幅広く意欲作を発表し続けている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 やってられない月曜日 (ISBN-13: 978-4101396262)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2008年4月25日に日本でレビュー済み
『観覧車』の続編…。★夫が失踪して12年。ただ当時待ち続けるだけであった唯。その唯が、夫を探すを決意をしてその後を綴っています。★失踪してからの夫の姿。そして、失踪探索までの中で出会う女性達のそれぞれの人生。これがすごく良かったと思います。単なる唯だけの物語に留まってしまったらきっとこの作品はこれだけの重みがなかったと思います。女性達の人生と唯の人生を重ね合わせる事で女性達の胸の内がすごく伝わった来ます。★そして、読者も予想もしなかったような夫のその後の人生もなかなか良かったです。★失踪前の夫を唯の想い出のパンや桜というちょっとした事が、唯の思いの深さそして夫婦の絆をギュッと結んでいてジ〜ンと来ました
2018年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
続編
以前にも読みましたけど今回も最後まで一気読みしました
帰ってきてよかった
報われた主人公の思いが良かったと思いました
以前にも読みましたけど今回も最後まで一気読みしました
帰ってきてよかった
報われた主人公の思いが良かったと思いました
2008年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この物語の前作「観覧車」がとてもよかったので楽しみにしていました。
ですが、こちらの方は主人公唯が夫を待ち疲れたのか、これが歳をとるということ
なのか。作者さんが年齢を重ねている様が如実に作品に表れており、「観覧車」
のもつ、哀しい物語でありながら失わないみずみずしさが消えており、
文学としてのキレがなかったです。
もう1つ、観覧車でなかなか面白い役回りだった風太の出番が少なくて、全体的に
真面目すぎる人たちの長い会話が主体で構成的にも退屈で息苦しさが募ったこと。
結局、夫貴之の失踪の理由は記憶喪失に遠因が尽きるわけですから、この「記憶
喪失」という古い素材をミステリー仕立ての遠因にするにはちょっと残念だった
かな・・・と。何せ、どきどきして本を開いたものですから・・・・
ですが、こちらの方は主人公唯が夫を待ち疲れたのか、これが歳をとるということ
なのか。作者さんが年齢を重ねている様が如実に作品に表れており、「観覧車」
のもつ、哀しい物語でありながら失わないみずみずしさが消えており、
文学としてのキレがなかったです。
もう1つ、観覧車でなかなか面白い役回りだった風太の出番が少なくて、全体的に
真面目すぎる人たちの長い会話が主体で構成的にも退屈で息苦しさが募ったこと。
結局、夫貴之の失踪の理由は記憶喪失に遠因が尽きるわけですから、この「記憶
喪失」という古い素材をミステリー仕立ての遠因にするにはちょっと残念だった
かな・・・と。何せ、どきどきして本を開いたものですから・・・・
2007年6月29日に日本でレビュー済み
この作品は「観覧車」という作品の続編。この中では貴之の
失踪の理由が分からなかった。やっと続編が読める。この
作品を手に取ったときそう思った。なぜ貴之が失踪したのか?
その謎がずっと心に引っかかっていた。失踪の理由は、誰もが
「こんなものだろう。」と言うような、無難なものにまとめ
られていたが・・・。それにしても唯のように10年以上も
待てるだろうか?どんなに愛していたとしても、その年月は
残酷なほど長い。その年月に負けず劣らず残酷な現実も待って
いたのに。はたして唯はこれから先、それをどのように受け
止めて生きていくのか?新たな一歩を踏み出そうとする唯。
唯の本当の物語は、ここからが始まりなのだ。
失踪の理由が分からなかった。やっと続編が読める。この
作品を手に取ったときそう思った。なぜ貴之が失踪したのか?
その謎がずっと心に引っかかっていた。失踪の理由は、誰もが
「こんなものだろう。」と言うような、無難なものにまとめ
られていたが・・・。それにしても唯のように10年以上も
待てるだろうか?どんなに愛していたとしても、その年月は
残酷なほど長い。その年月に負けず劣らず残酷な現実も待って
いたのに。はたして唯はこれから先、それをどのように受け
止めて生きていくのか?新たな一歩を踏み出そうとする唯。
唯の本当の物語は、ここからが始まりなのだ。
2011年4月25日に日本でレビュー済み
前作の「観覧車」を知らずに読んだのですが
単体としても、楽しめました。
所々に、前作を読んでいた方がわかりやすいと思える描写もありましたが
それは、これを読み終えたら前作も読みたい…と
思えるようないい意味で。
柴田さんの作品の好きなところは、心の吐露が巧いところ。
人間の”業”の部分を描かせたら、ピカ一の作家さんだと
思っています。
それは、きっと年齢をある程度重ねないとわからない、言葉の羅列。
私は、何冊が読みましたが 頬にツーっと一筋の涙がこぼれるようなページ
が何度かありました。
派手なシーンでは無いのに。鼻の奥が痛くなるようなものでもなく
ボロボロと出る涙でもなく、たった一筋の自然とこぼれる涙です。
この回転木馬では、主人公の唯ではなく 第一章の「添う人」の笙子に。
最後の彼女の心の真実に触れた時に、共鳴していました。
その瞬間は、読み続けられず ほんの数分間本を閉じて余韻を感じます。
これこそ、本読みが止められない一瞬ともいえます。
映画やTVという映像がなくても、そのシーンが想像できる。
共感や共鳴する。
そして、それこそが作者の力の見せ所なのかもしれません。
そういう意味では、私はこの”笙子”に共鳴できて 読んで良かったと
思えました。
前作を読んでいない分、唯への感情移入が難しかったかもしれません。
唯の夫探しの長い旅の始まりである「観覧車」も、是非手に取りたい1冊になりました。
単体としても、楽しめました。
所々に、前作を読んでいた方がわかりやすいと思える描写もありましたが
それは、これを読み終えたら前作も読みたい…と
思えるようないい意味で。
柴田さんの作品の好きなところは、心の吐露が巧いところ。
人間の”業”の部分を描かせたら、ピカ一の作家さんだと
思っています。
それは、きっと年齢をある程度重ねないとわからない、言葉の羅列。
私は、何冊が読みましたが 頬にツーっと一筋の涙がこぼれるようなページ
が何度かありました。
派手なシーンでは無いのに。鼻の奥が痛くなるようなものでもなく
ボロボロと出る涙でもなく、たった一筋の自然とこぼれる涙です。
この回転木馬では、主人公の唯ではなく 第一章の「添う人」の笙子に。
最後の彼女の心の真実に触れた時に、共鳴していました。
その瞬間は、読み続けられず ほんの数分間本を閉じて余韻を感じます。
これこそ、本読みが止められない一瞬ともいえます。
映画やTVという映像がなくても、そのシーンが想像できる。
共感や共鳴する。
そして、それこそが作者の力の見せ所なのかもしれません。
そういう意味では、私はこの”笙子”に共鳴できて 読んで良かったと
思えました。
前作を読んでいない分、唯への感情移入が難しかったかもしれません。
唯の夫探しの長い旅の始まりである「観覧車」も、是非手に取りたい1冊になりました。
2010年8月20日に日本でレビュー済み
前作の「観覧車」を読み、
続編のこちらが文庫になるのを心待ちにしていました。
「観覧車」がとてもよかったのでかなり期待していたのですが、、
感想はちょっと期待はずれ?でした。。
文章はとてもきれいで心理描写もよいのですが、
貴之の失踪理由も記憶喪失というある意味お約束な理由でしたし、
前回は1話完結の事件にからめで徐々に失踪の全貌が、、という手法だったのに対し、
今回は夫探しがメインの物語で全体的に盛り上がりに欠け、ちょっと退屈な構成の印象をうけました。
期待をしていただけに残念です。。
続編のこちらが文庫になるのを心待ちにしていました。
「観覧車」がとてもよかったのでかなり期待していたのですが、、
感想はちょっと期待はずれ?でした。。
文章はとてもきれいで心理描写もよいのですが、
貴之の失踪理由も記憶喪失というある意味お約束な理由でしたし、
前回は1話完結の事件にからめで徐々に失踪の全貌が、、という手法だったのに対し、
今回は夫探しがメインの物語で全体的に盛り上がりに欠け、ちょっと退屈な構成の印象をうけました。
期待をしていただけに残念です。。
2007年10月18日に日本でレビュー済み
前作「観覧車」を読んで以来、続編を待ちわびておりました。
あの終わり方、唯のテンションも私のテンションも盛り上がるだけ盛り上がっていました。
なのに、なのに…。
あのテンションからの続きがどうしてこれなの?
実際に、前作から今作までの間に、何年も経過したんだと思います。
しかし、物語上は上下巻のようにつながった展開なのです。続いて書かれたように、感じさせて下さい。
何だか唯のキャラクターまで、少し違うようです。
夫が失踪した経緯も、説得力ないなあ〜。
柴田さんって、もっと女性心理について、鋭く深く書ける人なんですよ!
今まで読んできたどの柴田作品も、これより面白く、必ず「ドキッ」とさせられる部分があったのに、今作はすぐ忘れそうな作品です…。
あの終わり方、唯のテンションも私のテンションも盛り上がるだけ盛り上がっていました。
なのに、なのに…。
あのテンションからの続きがどうしてこれなの?
実際に、前作から今作までの間に、何年も経過したんだと思います。
しかし、物語上は上下巻のようにつながった展開なのです。続いて書かれたように、感じさせて下さい。
何だか唯のキャラクターまで、少し違うようです。
夫が失踪した経緯も、説得力ないなあ〜。
柴田さんって、もっと女性心理について、鋭く深く書ける人なんですよ!
今まで読んできたどの柴田作品も、これより面白く、必ず「ドキッ」とさせられる部分があったのに、今作はすぐ忘れそうな作品です…。