無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
派手な砂漠と地味な宮殿 単行本 – 2007/12/1
岩井 志麻子
(著)
悪女の友情は存在するのか?
対照的な女ふたりの運命が交錯するとき、そこに浮かび上がってくるものとは……
山本周五郎賞作家が現代女性の肖像を炙り出す、長編サスペンス
バブルをひきずったブランド志向の女社長
清貧を地でいく控えめな女流漫画家
何もかもが対照的な女。
共通項は、年齢と子供がいることくらい。
たまたまテレビで、共演ともいえない競演をしただけの仲。
出会ってまだ何日も経っていないのに、変な友情が生まれかけている女。
本来、決して友達になるはずのない女??
(本文より)
対照的な女ふたりの運命が交錯するとき、そこに浮かび上がってくるものとは……
山本周五郎賞作家が現代女性の肖像を炙り出す、長編サスペンス
バブルをひきずったブランド志向の女社長
清貧を地でいく控えめな女流漫画家
何もかもが対照的な女。
共通項は、年齢と子供がいることくらい。
たまたまテレビで、共演ともいえない競演をしただけの仲。
出会ってまだ何日も経っていないのに、変な友情が生まれかけている女。
本来、決して友達になるはずのない女??
(本文より)
- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2007/12/1
- ISBN-104396632932
- ISBN-13978-4396632939
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2007/12/1)
- 発売日 : 2007/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 232ページ
- ISBN-10 : 4396632932
- ISBN-13 : 978-4396632939
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
2グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2010年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
岩井パワー炸裂!!本のタイトルにもあるように、派手な女と地味な女の相違する点、共通する点を見事にリズム感よく書ききっておられます。本来なら犬猿の仲にもなりそうな二人の女がそれをとりまく環境によって、冷静に友情?を築く点も描いておられます。最後の最後でどんでん返しがくるところも見事です。ただ☆の数をパーフェクトにしなかったのは、この本のネタの一部が他の岩井氏の本でも登場している点が惜しいです。岩井ファンならもうご存知かと思われますが・・・。全体的にはとにかく面白い一冊でした。
2008年1月21日に日本でレビュー済み
シリーズ化して続編が次々出そうなほど内容が盛りだくさんです。
外見をすべての基準にして話が進みますが、外見によって左右されるその人への周囲の扱いが、さらにその人の特性を純化させて周囲に影響を及ぼす。
頭がぐるぐるするような成育史を登場人物の軽快な内面の吐露によって突きつけられていきます。
「第三のオンナ」登場か?と思ったらアシスタントが!とか、どんでん返しにつぐどんでん返しで、一気に最後まで読了してしまいました。
視点がめまぐるしく変わりますが、これまでの作者の作品と異なり、どこかに「社会」に向けて広がった印象を持ちました。
抽象的な「社会」ではなく、生きた個人の集団としての命の集団を、ついに作中に表現させはじめた手ごたえを感じます。
後半のジェットコースターのような崩壊の箇所は各登場人物ごとに長編が1冊ずつ書けそうです。それぞれの「その後」を私は読みたい、と強く思いました。
徹底して「個」にこだわった作者がついに「私ではないあなた」を描写しだした興奮の一作です。
外見をすべての基準にして話が進みますが、外見によって左右されるその人への周囲の扱いが、さらにその人の特性を純化させて周囲に影響を及ぼす。
頭がぐるぐるするような成育史を登場人物の軽快な内面の吐露によって突きつけられていきます。
「第三のオンナ」登場か?と思ったらアシスタントが!とか、どんでん返しにつぐどんでん返しで、一気に最後まで読了してしまいました。
視点がめまぐるしく変わりますが、これまでの作者の作品と異なり、どこかに「社会」に向けて広がった印象を持ちました。
抽象的な「社会」ではなく、生きた個人の集団としての命の集団を、ついに作中に表現させはじめた手ごたえを感じます。
後半のジェットコースターのような崩壊の箇所は各登場人物ごとに長編が1冊ずつ書けそうです。それぞれの「その後」を私は読みたい、と強く思いました。
徹底して「個」にこだわった作者がついに「私ではないあなた」を描写しだした興奮の一作です。