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百瀬、こっちを向いて。 ハードカバー – 2008/5/10

4.2 5つ星のうち4.2 377個の評価

恋愛アンソロジー『I LOVE YOU』にて大絶賛された中田永一、満を持しての単行本デビュー!

クラスの中で最も「人間レベル」が低い“僕”は、いわば教室の障害物のようなものだった。いつもできるだけひっそりと気配を消している僕は、このまま女の子と手を繋ぐこともなく、生涯を終えるのだろう…と思っていたが、とあるきっかけで日常ががらりと変わることに。

僕の尊敬する先輩で、学校中の人気者である宮崎瞬先輩…かつては瞬兄ちゃんと呼んでいたが、今はとてもそんなに気安く呼べない…から、ひとつの頼み事をされる。宮崎先輩とつきあっているこれまた美人の神林先輩が、宮崎先輩に憧れている後輩の百瀬陽との仲を疑っている、ついては僕にその百瀬とつき合っているふりをしてくれないか…ということだった。

女の子とろくに会話すらしたことのないこの僕が、百瀬のような美少女とつきあうふりができるのだろうか? こうして二人の擬装された学園生活が始まった。

…しかしそうやってお互い徐々に距離が近づくうち、僕の中に、初めて知った息苦しい感情が芽生え出す。僕は自分にこういい聞かせる。
おまえの気持ちは錯覚だ。おまえは演技にのめりこみ過ぎているんだよ。

いっしょにいてたのしい、うれしい、といった気持ちを遮断するんだ。この騒動が終わったら、またおまえは一人になるんだからな…。(「百瀬、こっちを向いて」)

圧倒的な叙情と奇想! 大型新人が贈る傑作恋愛小説集。
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商品の説明

著者について

中田永一(なかた・えいいち)
2005年、恋愛小説アンソロジー『I LOVE YOU』(小社刊)に参加、「百瀬、こっちを向いて」が読書界で話題を呼ぶ。その後、恋愛小説アンソロジー『LOVE OR LIKE』や恋愛小説雑誌『Feel Love Vol.2』にて作品を発表。今後のさらなる活躍が期待される。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 祥伝社 (2008/5/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/5/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ハードカバー ‏ : ‎ 272ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4396632975
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4396632977
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 377個の評価

著者について

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中田永一
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一冊にいくつかの短編小説が盛り込まれている
2024年1月18日に日本でレビュー済み
乙一さんの小説を初めて読んだんですけど、解説にもあるように平仮名の使い方がうまかったり、会話などにも可愛さがあって面白いです。設定は風変わりだけど、王道って感じも好きです。

①百瀬、こっちを向いて。

ニセコイみたいに恋人ごっこをしていくうちに恋心が芽生えてゆく話。
最後までたぶん結ばれてないんだろうなぁ。
でも友人として仲良くしてほしい。
主人公の自己肯定感の低さと百瀬の天真爛漫さが可愛らしい。友人いいやつ。
映画版がちょっと展開違うみたいなのでそこは少し許せない。

②なみうちぎわ

家庭教師をしていた主人公が生徒の些細なイタズラから五年間植物状態になる話。
同情から恋が始まっているパターン。
幸せな未来が待っていそうな気もするし、なんとなく上手く行かなそうな未来も見える。
良い話ではあるけど、主人公の人生を奪ってしまった小太郎の罪は大きい。あまり感情移入はできなかった。

③キャベツ畑に彼の声

とあることがキッカケで先生の秘密を知ってしまった女子高生の話。
あまりにも可愛らしい。主人公がこの上なく可愛い。なみうちぎわの話が挟まっているのも遊び心があって良い。結ばれるとかそういうことではなくて、憧れに似た好意なんだろう。
淡い青春。可愛らしくて好きだった。

④小梅が通る

わざと不細工なメイクをしている美少女とクラスメイトのバカな男子のお話。
これが一番面白かった。
どれだけ美少女やねんと思いつつ、外見でしか人を判断できない男性の性を見事にひっくり返してゆく名作。これぞ王道ラブコメ。
予想通り、そのまんまな展開なんだけど、演じている自分すらも丸ごと受け入れてくれたら惚れちゃうよな。友人にも恵まれてるし。
今だとルッキズムがどうたらとか言われるんだろうなー。
二人に幸あれ!!
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「小梅が通る」とかいうタイトルのせいであまり期待してなかったが、すごく心に来るお話でした。
最後だけ少し泣いた。
映画化して欲しい。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全体的にライトノベルのような感じでした。
読みやすいけど、そこまで深くはない。
表題作をはじめどれも心理描写が深淵まで行ってないので、悩みとしてもあさく
解決も時が経っていきなりといった感じ。
ちょっと期待していたのとは違うかな。
2021年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さらっと読めます。若者の感覚かな。
2020年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
と言えば嘘になる・・・
でもなんだか消化不良の話ばっかりで
ふ〜んって感想しかなかったです。
かろうじて最後の「小梅が通る」だけは、
オチがベタだけどなかなか最後まで良かったかな。
まず恋愛小説をあまり読まないので、
この作品がどう言う立ち位置にいるのかわかりません。
映画は興味あるのでぜひ鑑賞してみたいです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あまりにも読書後の爽快感が、すがすがしかったので、思わずペンをとった次第。

朝日新聞の「夏の書評特集」という、普段だったら、まずナナメ読みする特集記事の中で、エラく褒めてあった。のと、タイトルが想像力をかきたてるな。と、感じた勢いでamazonで発注。すぐに手元に届いた。

全て高校生が主人公の短編を4編収録。
そして、全て恋愛にまつわるストーリー。

どの作品も瑞々しい文章で読み易く、情景が鮮やかに脳裏に浮かび上がり、そして自然に、物語の世界に入っていけた。

そしてとにかく、「上手いな」と、感じたのが、設定がユニークなこと。

先輩に頼まれて、恋人同士のフリをせざるおえなくなった男の子と女の子や、作家と教師の二重生活をおくる国語教師に恋する女の子。そして、とても美しい外見を、わざとブスなメイクで隠して、なるだけ目立たないように高校生活を送る女の子等、4編ともバラエティ豊かで、思わず微笑んでしまうシチュエーションを見事に構築。

そして主人公達は、華やかな都会で、明るく楽しい高校生活を送っているような生徒ではなく、どこかの地方都市で、どちらかというと地味で、おまけにコンプレックスを抱えたような生徒の日常を情緒豊かに描き出している。

物語の舞台となるのは、駅前にロータリーがあって、あまり大きくない駅ビルがあるような、どこにでもあるような平凡な街。そして、ストーリーが進むのは、郊外のサティだったり、ロードサイドのボーリング場だったり、夕暮れの学校近くのバス停だったり。

そんな、誰もが経験したことのある、リアリティ溢れる設定により、物語を読み進んでいくうちに、個人的な想い出が、知らず知らずのうちに、とても自然に、静かに、溢れ出てくる。

長い渡り廊下や、交換したカセットテープや、学校指定の体操服や、食堂前のジュースの自動販売機なんかが、
遠い記憶のはずなのだが、以外と鮮明に、想い出されてくるのである。

それは、決して悪い気がしない。というか、穏やかだがとても暖かく、心地よい切なさを伴った体験だった。

そして、登場人物達のパーソナリティの設定も絶妙で、読書が好きな女の子だったり、カワイイけどぶっきらぼうな性格の女の子だったりと、まあ、一昔前の「文系男子」のハートをグっとつかむ、実に上手いキャラクター設定な訳で。

具体的な中身に言及するなら、表題作の「百瀬、こっちを向いて。」もステキな佳作なのだが、最後に収録された「小梅が通る」が本当に素晴らしい。ぜひドラマ化か、映画化して欲しい逸品で、繰り返し読みたくなる程、読み終えた後の爽快感は、近年なかなか味わえなかった類のものだった。この1作が収録されてる。という理由で星五つの満点をつけてしまった。

気楽に、比較的短い時間で読めてしまうので、お休みの日や出張中の移動の際にでも、ぜひ。胸をはってオススメできる1冊である。

最後に、どうでもいい、個人的な意見を。
タイトルの「百瀬、こっちを向いて。」の、「を」は、ない方がより親密な感じがするのだが・・・。

まあ、本当にどうでもいい、個人的な感想ですが。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画から入ったので、ちょっと辛いかな。

小説として悪いわけではありません。
高校生のちょっとウツに入った恋愛のお話しとしては、とてもよい作品だと思います。

私としては、読み進めるのに少々パワーが必要でした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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