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厭な小説 単行本 – 2009/5/14

4.1 5つ星のうち4.1 30個の評価

「知りませんからね、読んで後悔しても。」悪寒、嫌悪、拒絶……あらゆる不愉快、詰め込んだ日本一のどんびきエンターテインメント登場――「厭だ。厭だ。厭だ――」感情的パワハラを繰り返す馬鹿な上司に対する同期深谷の、呪詛のような繰り言にうんざりして帰宅した私を、マイホームの玄関で見知らぬ子供が迎えた。山羊のような瞳。左右に離れた眼。見るからに不気味だ。なぜこんな子が、夫婦二人きりの家に? 妻はその子の存在を否定した。幻覚か? 怪訝に思う私。だが、これが底なしの悪夢の始まりだった……(「厭な子供」より)。「恐怖」と「異なるもの」を描き続ける鬼才が繰り出した「不快」のオンパレード。一読、後悔必至の怪作、ここに誕生! “ゲラを読んでいて、重~い気分になっちゃいました”って、著者が語っていいのか!?
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商品の説明

著者について

1963年生まれ。小説家、意匠家。世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員。全日本妖怪推進委員会肝煎。関東水木会会員。「怪談之怪」発起人。古典遊戯研究会紙舞会員。94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞長編部門、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞受賞。04年『後巷説百物語』で直木賞受賞。著書に『鉄鼠の檻』『絡新婦の理』『巷説百物語』『どすこい。』『ルー=ガルー』『妖怪の理 妖怪の檻』『幽談』などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 祥伝社 (2009/5/14)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/5/14
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 458ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4396633165
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4396633165
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 30個の評価

著者について

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京極 夏彦
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1963年生まれ。北海道小樽市出身。

日本推理作家協会 監事。世界妖怪協会・お化け友の会 代表代行。

1994年「姑獲鳥の夏」で衝撃的なデビューを飾る。1996年「魍魎の匣」で第49回日本推理作家協会賞長編部門、1997年「嗤う伊右衛門」で第25回泉鏡花賞、2003年「覘き小平次」で第16回山本周五郎賞、2004年「後巷説百物語」で第130回直木賞を受賞。2011年 「西巷説百物語」で第24回柴田錬三郎賞受賞。2016年 遠野文化賞受賞。2019年 埼玉文化賞受賞。2022年 「遠巷説百物語」で第56回吉川英治文学賞受賞。

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
30グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
厭だ。

簡潔に感想を述べるならこれ以上の言葉はありません。

厭な子供は見たくないし、
厭な老人の介護は死んでもしたくないし、
厭な扉はくぐりたくないし、
厭な先祖の詰まった仏壇はいらないし、
厭な彼女とはつきあいたくないし、
厭な家には住みたくない。

五つ星をつけておいてこう言うのはなんですが、
救いのない話は好きじゃないという方は、
この小説は読んではいけません。

しかしながら、こんなにも徹底的に厭な話を
ついつい最後まで読ませてしまう
京極先生の圧倒的な文章力には脱帽です。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ぶっちゃけ評価に何点付ければいいのか、さっぱりわかりません。
面白いのは面白いんだけど。
帯見た時はギャグかと思ったんだけどなぁ。

『厭な老人』は本当に厭です。
『厭な扉』が個人的に好き。
絶対最後の話の主人公は、深谷さんだと思った!

京極版『世にも奇妙な物語』って感じかなぁ。
でも、いきなり他の作品すっとばしてこれ読む人いないだろうから、京極ファンには満足出来る本ではないかと。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大きい本が欲しかったのに・・・値段が少し安いなあとは思ったんですが
小さい版もあるだなんて知らず間違えて購入しました。
自分がしっかり確認しなかったのも悔やまれますが、あまりにも紛らわしい!
ショックで吐きそうです。もう本当に厭だ・・・
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年1月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
生理的嫌悪感満載の本。日常での苛々の種が文章の所々にありそれがじわじわ来る
この本を一言で表すとしたら「厭だ」
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年7月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
京極作品を読むのは久しぶり。時代は間違いなく現代なのだが、文体のせいでちょっと昔の話のように思える。それも含めて京極ワールド全開。あったら厭だなと思える話が全部で7編。どれも不条理な話で、解決も説明もない。ただ、厭なことが繰り返される。「厭な先祖」とか「厭な彼女」なんかは、本当に厭です。そして、最後の一編。これを読むと、なぜこの本の装丁が汚らしいのかがわかります。私は好きです、この厭な小説。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実際、どんよりした気分になる作品である。

しかーし、一気に読み終えてしまった。
それぞれの切り口というか、テーマが秀逸。
京極先生は、本当に口等や文章で表現し難いことを本質で掴んでいるのだろう。
だから、エンターテイメントとして成立する。

ネタばれをするつもりはないが、これまでの認識という領域から、時間という領域にまで踏み込みましたね、今回。

思い返しても、「厭だ。」

星一つマイナスは読み終えたばかりで、気分が重いため。
先生ごめんなさい。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年11月21日に日本でレビュー済み
本当に厭な小説。
7つの連作短編で、それぞれに厭なことが起こり続け、
結果、廃人となったり、失踪したり、再起不能になったり。

その「厭なこと」が本当に厭なこと。
厭な風貌をした子どもが突然見え始めたり、
同居している老人が人間としてどうしようもなかったり、
預かった仏壇から厭な臭いがもれてきたり、
恋人に、厭だと思うことを延々やり続けらたり、
家のなかにいると、厭なことが繰り返されたり。

この厭なことを延々と考え出し、
延々と書き続けた京極夏彦がすごい。
楽しそうでいて、実はとっても厭なことだったのでは?

厭なことに共通しているのは、厭な臭いは我慢がならないこと。
そして厭なことが繰り返されると、
本当に厭になってくること。

さらに、本人が一度厭だと思うと、
それが繰り返される傾向にあること。

このへんになってくると、もはやエンタメ小説から派生した
純文学か、自己啓発書かといった雰囲気が
小説から醸し出されてきます。

それぞれの小説のハブ的役割に
深谷という中年独身男性がいるのですが
最初は酒場で同僚に愚痴を連ねる厭なヤツだったのですが
友人の心配をしたり、果ては葬式を出したりと
人の世話をするいいヤツとして、
ちょっとずつ印象が変わっていきます。

そして本当に厭な上司の亀井が
最後まで厭なヤツなんですよねー。
不条理な世の中を感じます。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年2月21日に日本でレビュー済み
というかつまらなかった。
厭な話が大好きなので期待したのですが、大して厭な話ではない上、そもそも話が全部面白くありませんでした。
分厚い本でしたが頑張って最後まで読んだんですけどね。。。
厭な扉という話は「世にも奇妙な〜」か何かで見ました。その話くらい、かな?ちょっと楽しめたのは。

でも好き好きだとは思います!