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リミット 単行本 – 2010/3/11

3.4 5つ星のうち3.4 21個の評価

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ベストセラー『誘拐』の著者が放つ白熱のタイムリミット・サスペンス!
「番組を聴いたら、死のうと思っています――」
ラジオの深夜番組に自殺予告のメールが届いた。ディレクターの安岡は放送のなかで自殺の翻意を呼びかけようと主張。だが、いたずらの可能性は否定できないと、局の幹部は安岡の訴えを退ける。パーソナリティの奥田も「死にたいヤツは死んだらええ」と取り合わない。焦る安岡。一年前、イジメを苦にして自殺した息子を救えなかった過去を持つ安岡には、このメールにこだわる強い想いがあったのだ。同じ過ちは繰り返さない。番組終了まで6時間半。狭いブースを舞台にラジオマンの熱き闘いの幕があいた!

商品の説明

著者について

1961年、東京都生まれ。2002年、「リカ」で第二回ホラーサスペンス大賞を受賞し、デビュー。以後、幅広くエンターテイメント小説を手掛ける。
著書に『交渉人』『Fake』『パパとムスメの七日間』『年下の男の子』『1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター』『誘拐』『ダッシュ!』など多数。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 祥伝社 (2010/3/11)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/3/11
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 350ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4396633351
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4396633356
  • カスタマーレビュー:
    3.4 5つ星のうち3.4 21個の評価

著者について

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五十嵐 貴久
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カスタマーレビュー

星5つ中3.4つ
5つのうち3.4つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2013年2月17日に日本でレビュー済み
 たぶん読んだ人のほとんどが、番組内での奥田の意見のように「生きようが死のうが知ったこっちゃない」と思うだろうと思う。
 または、「そんなに簡単に死ぬなんて言うな」「道はいくつでもあるだろう」という人もいるだろう。
 その意見は最もだと思う。
 「自殺なんて最低の逃げだ」、少し前の自分なら必ずこう言って、自殺メールを送った人物を非難していたと思う。
 だが、読み終わった段階では、そんなこと少しも思ってないし、送信者にも感情移入してしまうほどだ。

 私は、知り合いに自殺を実行して失敗した人物を知っている。
 その人物を見舞ったとき、なぜそんなことをしたのか聞いたことがある。
 詳しくは書かないが、その理由は自殺メールを送信した人物のそれと非常に酷似している。
 だから今の自分は、彼や送信者を責めることができない。
 ただ、彼や送信者に言いたいことがある。
 それは、「死なないでくれ!!」と思っている人は必ずいる、ということだ。

 その知り合いも「もう死ぬしかないと思った。誰も自分のことなんて見ていないと思っていた」と言っていた。
 しかし、たくさんの人の心を痛めたのだということを後で聞いたそうだ。
 
 自殺を考える人にはそんな余裕はないのかもしれないが、ちょっとでいい、一瞬でもいいので顔を上げて周りの人の顔を見てほしい。
 そんなに多くの人を見る必要はない。
 手に届く範囲の、両手が届くくらいの距離にいる人だけでいい。
 そして、聞いて見てほしい。
 自分がもし自殺をしたらどう思うかを。

 自殺を一瞬でも考えたことがある人にはもちろん、周りにそのように思っている人がいる気配を感じた人には読んでほしい。
 きっと、手助けをしてくれるだろうと思う。
2018年5月17日に日本でレビュー済み
五十嵐さんの作品は今回二作目。ミステリーの奇抜さはないが、現実世界のよりリアルを表現した作品のように感じる。読者はこうだったら面白いなぁと期待する展開に敢えて持っていかない、何故ならそれはリアルではないから。一作目は期待展開にいかないストーリーに消化不良を感じたが、本作で作者のリアリティーに触れて真に迫る気迫が感じられた。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
必要があって読んだのだが、展開が焦れったく、同じようなメッセージの繰り返しばかり。
ラストもそれほど意外性のあるものではなく、レイザーラモンRGのネタ、「〇〇あるある早く言いたい〜♪」を聞いているような感覚しか残らなかった。
訴えたいことも、ヒューマニズムなのか何なのか伝わってこず、ただラジオ番組の裏側を垣間みたという感じ。

同作者の『リカ』などは一瞬ゾッとするような緊張感があり、そこそこ面白かったが。

ちょっと拍子抜けという印象が残念。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年5月29日に日本でレビュー済み
ラジオ局宛に届いた「番組終了後に死ぬ」という自殺予告メール。本物かどうかの確証もなくラジオ局としても下手に取り扱うことができない問題に対して、どのような対応を行うのか。
詳細を書くとネタバレになるので控えるが、ラジオが始まったあとのパーソナリティ奥田の一貫した態度がよかった。ラジオ番組の話もおもしろくて、どのように展開していくのか、最後まで楽しめた。最後の終わり方は都合が良すぎた気がしたが、それでも十分に楽しめる作品だったと思う。
2013年2月21日に日本でレビュー済み
面白いストーリーで、一気に読んでしまいました。
ただ、あんなに民間人のいうことをきいてしまう刑事は
考えられません。なぜ、いうことをきいてしまうのか
その刑事のバックボーンの付加があればと思いました。
2016年2月8日に日本でレビュー済み
展開に苛々した訳でははない。とにかく「安岡」に苛々した。どう考えてもこいつの出来る事は「責任とって職場辞めるだけ」なのに、「自分より失う物が大きい」奥田や佐伯にリスクだけ負わせて、しかも局の上には「奥田は自分の考えでやってるんだ」と転嫁。自分は携帯買い替え位の事すら面倒だとぼやく。奥田の方は精一杯安岡を庇ってるのに。
安岡というキャラは「苦悩するだけ」で、それで自分のノルマ果たしてると思い込んでる感じ。そこにイラつき通り越してムカついた。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年11月2日に日本でレビュー済み
お笑い芸人の奥田は、ラジオの深夜放送の番組でカリスマ的な存在だった。その番組、
「オールナイト・ジャパン」に自殺予告のメールが届く。放送終了後に、誰かが自殺する!
限られた時間の中で、彼らは差出人を見つけ出し、自殺をとめることができるのか!?

限られた時間の中、ラジオではメールの差出人への呼びかけが続く。「何とか自殺を
思いとどまらせたい。」奥田やディレクターの安岡たちの必死な行動は実を結ぶのか?
こういう状況を読むならば、やはりそれなりの緊迫感がほしかった。必死な思いが読み
手側にきちんと伝わってこない。それに、”カリスマ”と呼ばれる奥田のトーク内容も、
まったく魅力を感じなかった。「これで、何万人ものリスナーを惹きつける魅力があるのか?」と、
かなり疑問に感じた。もう少し話す内容を考えるべきではなかったのか。同じことの繰り
返しばかりの薄っぺらい話は、うんざりするばかりだ。ラストの展開も都合がよすぎてわざと
らしく、読後感もよくなかった。タイトルを見て期待して読んだのだが、ちょっとがっかりした
作品だった。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年11月30日に日本でレビュー済み
酷いなぁ。
なんなんだこの現実味のなさは…

こんなメールをまに受けるマスメディアはないし、
つながりにくくなっている電話が繋がる訳はないし、
本人を探し出せるわけはないし…
あまりにもご都合主義の作品ですなぁ。

他の人も書いてましたが、DJ周りの展開は同じことの繰り返し…

こんな作品を商業ベースに載せてはいけないと思うのですが…

ホントは0点!
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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