完読しました。
素晴らしい本です。
ひねくれたところを直して優しい気持ちでいきたいと少しでも思うなら、オススメです。
多少誤訳がありますが、大した問題ではありません。
誤訳メモ
p.27
「どんなものが好きですか?」
→「どんな子ですか?
原文What's he like? (=What is he like?)
p.140
「現在何もできないということで、過去の扱いが消え去るかもしれないけど、〜」
→
「今何をやったとしても過去の扱いを消し去ることはできないけれど、〜」
同じページ
「ウェー」
→
「ゲッ!」
同じページ
「心の中の争い」
→
「気づかれずに進行した心の中の争い」
同じページ
「人を物と見始めた人もいるし、同じことをしてもいいと考える人たちもいる」
→「誰かが他者を物と見始めると、周りの人はそのことを同じことをやり返すための正当化に使うのです。」
p.178
「私は箱に入ったあと、〜」
「例えば私は箱に入ったあと、〜とします。」
※Let's say 「例えば」の誤訳。
※このように訳さないと、過去にそういう行動を取ったことになり、ここまでの記述に反します。
p.179
「『見せかけ』の箱」
→「『体裁』の箱」
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2日で人生が変わる「箱」の法則 単行本(ソフトカバー) – 2007/9/6
アービンジャー・インスティチュート
(著),
門田 美鈴
(翻訳)
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購入オプションとあわせ買い
■全米ベストセラー『自分の小さな「箱」から脱出する方法』につづく第二弾!
■あらゆる人間関係の悩みを解決する
最強の方法を公開
■主人公ルーは、なぜカリスマ経営者になれたのか? 彼の人生を変えた、奇跡の2日間の「奇跡のセミナー」が、今はじまる
前書『自分の小さな「箱」から脱出する方法』でカリスマ経営者として登場するルー・ハーバートは、20年前のこの2日間の「奇跡のセミナー」で、初めて家庭生活と職場を変えることができる考え方を学んだ。
自分を変えることができれば、まわりの人も正しい方向へ導ける。人間関係に関するあらゆる問題を解決するための「箱」の法則のすべてを明かす、待望の第二弾、ついに登場!
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■主人公ルーは、なぜカリスマ経営者になれたのか? 彼の人生を変えた、奇跡の2日間の「奇跡のセミナー」が、今はじまる
前書『自分の小さな「箱」から脱出する方法』でカリスマ経営者として登場するルー・ハーバートは、20年前のこの2日間の「奇跡のセミナー」で、初めて家庭生活と職場を変えることができる考え方を学んだ。
自分を変えることができれば、まわりの人も正しい方向へ導ける。人間関係に関するあらゆる問題を解決するための「箱」の法則のすべてを明かす、待望の第二弾、ついに登場!
- 本の長さ300ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2007/9/6
- ISBN-10439665040X
- ISBN-13978-4396650407
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商品の説明
著者について
■著者紹介:
アービンジャー・インスティチュート
アメリカ・ユタ州に拠点を置く研究所。「アービンジャー」とは「さきがけ」の意味。哲学者テリー・ウォーナーを中心に学者たちが集まり、1990年代初頭に設立。
現在は、ビジネス、法律、経済、哲学、家庭、教育、心理学の専門家が人間関係の諸問題を根本的に解決し収益性を高めようという独自のマネージメント研修やコンサルティング業務を、世界13カ国で行なっている。
研究の成果をまとめた"Leadership and Self-Deception: Getting Out of the Box"(邦訳『自分の小さな「箱」から脱出する方法』大和書房)は世界的なベストセラーとなった。
■訳者紹介:
門田美鈴(かどた・みすず)
翻訳家。フリーライター。訳書は『チーズはどこへ消えた?』(扶桑社)、『1分間顧客サービス』『1分間意思決定』『カエルを食べてしまえ!』(ダイヤモンド社)、『単なる知り合いが顧客に変わる本』(小社刊)など多数。
アービンジャー・インスティチュート
アメリカ・ユタ州に拠点を置く研究所。「アービンジャー」とは「さきがけ」の意味。哲学者テリー・ウォーナーを中心に学者たちが集まり、1990年代初頭に設立。
現在は、ビジネス、法律、経済、哲学、家庭、教育、心理学の専門家が人間関係の諸問題を根本的に解決し収益性を高めようという独自のマネージメント研修やコンサルティング業務を、世界13カ国で行なっている。
研究の成果をまとめた"Leadership and Self-Deception: Getting Out of the Box"(邦訳『自分の小さな「箱」から脱出する方法』大和書房)は世界的なベストセラーとなった。
■訳者紹介:
門田美鈴(かどた・みすず)
翻訳家。フリーライター。訳書は『チーズはどこへ消えた?』(扶桑社)、『1分間顧客サービス』『1分間意思決定』『カエルを食べてしまえ!』(ダイヤモンド社)、『単なる知り合いが顧客に変わる本』(小社刊)など多数。
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2007/9/6)
- 発売日 : 2007/9/6
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 300ページ
- ISBN-10 : 439665040X
- ISBN-13 : 978-4396650407
- Amazon 売れ筋ランキング: - 160,016位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,096位倫理学入門
- - 18,346位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自身イライラしっぱなしの日々に耐えかねて本書を拾った。齢40を迎えて地位も名声もいくらか得たが、同時に初心と謙虚さを失ったと気づいていた。ふと鏡を見れば他人を責めるばかりの癇癪男が今日も眉間にしわを寄せて立っており、かつての自分青年が夢想した悠々たる紳士はどこにも姿がなかった。
本書は「自己正当化」という切り口一本で、40男の迷妄を諭してみせる。なぜあなたは、そんなにも自分の正しさを固持/誇示しなければならないのか。あなたは自分の優秀を疑わないが、それを判断するフィールドが相当に限定的なのではないか。他人があなたに敵対するように見えるのは、あなたがそう仕向けているからではないのか――等々。
人は自己の正当化をやめれば、生きやすくなる。自分を過大評価せずに済む。他人のいいところに気づくことができる。自分を脅かす敵もいなくなるから、世界はもっと広く明るくなる。こんな自明な事実を語るだけなら、凡百の類書がすでに万の言葉を弄している。
本書と類書を隔てるのは、一つのひらめきである。つまり「自己正当化の端緒は、自分への裏切りにある」こと。人は、誰かに責められたから、あるいは無能や劣等を感じ取ったから、自身の正当化を始めるのではない。人は、自分の良心に背いたときに、自己の正当化を開始する――。
至言であると思う。私たちはかつていつか、自己の良心に背いて行動したことがあるのだ。あるいは今日も、小さな良心を蔑ろにして行動しているのかもしれない。その事実は良心の呵責となって、私たちの心の内部から私たち自身を責め立てる。それに抗うべく我々は無意識に自己を正当化する。他人を非難する。責任転嫁する。自己を過大評価し、都合の悪い事実は無視する。そうするうちに自己の正当化は「クセになる」。クセになると、他人がモノに見え始める。物言わぬモノである方が否定も責任転嫁もしやすいからだ。そうしてモノとして見られた他人は、それを感じ取り、敵対的に私たちに接するようになる。彼らもまた、自身を正当化しなければならなくなるのだ。こうして我々の世界は敵ばかりになり、よってあなたはさらに自己の正当化を強めなければならなくなる――。
この果てしない泥沼のゲームから抜け出す方法はあるのか。答えは本書にある――と安易に請け負えるほど明確な回答はここには書かれていない。それは些か気分のようなものなのだ。したがって著者は延々とエピソード・トークを繰り返し、我々はそれに付き合いつつ奇跡のような直観を得ることに賭けるしかない。答えは各々で異なるからだ。
もしあなたが本書を手に取るなら、その時点で目的の半分は達成されたと私は見る。あなたはすでに、自身の傲慢に気づきつつあるからだ。本書はそんなあなたにささやかな手助けをする。問題の根本を説き、その発生プロセスを噛み砕く。あなたは自身の人生を振り返り、現在の環境を客観して――賭けに勝てば――あなたが子供のころ感じていたような、歓喜する世界をふたたび手に入れることができる。
私に関して言えば、眉間のしわはまだなくならないものの、離婚寸前だった夫婦生活は正常に戻り(むしろかつてより遥かに仲良くなり)、会社の離職率は低下して、二十歳のころに熱中していたさまざまの趣味に、いまふたたび没頭しはじめている。
本書は「自己正当化」という切り口一本で、40男の迷妄を諭してみせる。なぜあなたは、そんなにも自分の正しさを固持/誇示しなければならないのか。あなたは自分の優秀を疑わないが、それを判断するフィールドが相当に限定的なのではないか。他人があなたに敵対するように見えるのは、あなたがそう仕向けているからではないのか――等々。
人は自己の正当化をやめれば、生きやすくなる。自分を過大評価せずに済む。他人のいいところに気づくことができる。自分を脅かす敵もいなくなるから、世界はもっと広く明るくなる。こんな自明な事実を語るだけなら、凡百の類書がすでに万の言葉を弄している。
本書と類書を隔てるのは、一つのひらめきである。つまり「自己正当化の端緒は、自分への裏切りにある」こと。人は、誰かに責められたから、あるいは無能や劣等を感じ取ったから、自身の正当化を始めるのではない。人は、自分の良心に背いたときに、自己の正当化を開始する――。
至言であると思う。私たちはかつていつか、自己の良心に背いて行動したことがあるのだ。あるいは今日も、小さな良心を蔑ろにして行動しているのかもしれない。その事実は良心の呵責となって、私たちの心の内部から私たち自身を責め立てる。それに抗うべく我々は無意識に自己を正当化する。他人を非難する。責任転嫁する。自己を過大評価し、都合の悪い事実は無視する。そうするうちに自己の正当化は「クセになる」。クセになると、他人がモノに見え始める。物言わぬモノである方が否定も責任転嫁もしやすいからだ。そうしてモノとして見られた他人は、それを感じ取り、敵対的に私たちに接するようになる。彼らもまた、自身を正当化しなければならなくなるのだ。こうして我々の世界は敵ばかりになり、よってあなたはさらに自己の正当化を強めなければならなくなる――。
この果てしない泥沼のゲームから抜け出す方法はあるのか。答えは本書にある――と安易に請け負えるほど明確な回答はここには書かれていない。それは些か気分のようなものなのだ。したがって著者は延々とエピソード・トークを繰り返し、我々はそれに付き合いつつ奇跡のような直観を得ることに賭けるしかない。答えは各々で異なるからだ。
もしあなたが本書を手に取るなら、その時点で目的の半分は達成されたと私は見る。あなたはすでに、自身の傲慢に気づきつつあるからだ。本書はそんなあなたにささやかな手助けをする。問題の根本を説き、その発生プロセスを噛み砕く。あなたは自身の人生を振り返り、現在の環境を客観して――賭けに勝てば――あなたが子供のころ感じていたような、歓喜する世界をふたたび手に入れることができる。
私に関して言えば、眉間のしわはまだなくならないものの、離婚寸前だった夫婦生活は正常に戻り(むしろかつてより遥かに仲良くなり)、会社の離職率は低下して、二十歳のころに熱中していたさまざまの趣味に、いまふたたび没頭しはじめている。
2020年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
箱の法則を知っている人は人生が捗るというお話
2018年2月26日に日本でレビュー済み
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ずごい本です。
人生観変わりますね。
要点を書き写して、毎日読むようにしています。
人生観変わりますね。
要点を書き写して、毎日読むようにしています。
2007年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ストーリー仕立ての構成なので、まるでそのワークショップに
参加しているような臨場感が味わえる。ポイントとしては、
・自分の気持ちに従う
・正しいほうに向かうよう手助けをする
・人を人として扱う
・自分がどんな「箱」にとらわれているか意識する
こんなところだろうか。
読みやすくはあるが、一度読んだだけでは・・・理解は難しい!!
前作を読んでから、もう一度読み直す必要がありそうだ。
よって、評価としては★3つ。
参加しているような臨場感が味わえる。ポイントとしては、
・自分の気持ちに従う
・正しいほうに向かうよう手助けをする
・人を人として扱う
・自分がどんな「箱」にとらわれているか意識する
こんなところだろうか。
読みやすくはあるが、一度読んだだけでは・・・理解は難しい!!
前作を読んでから、もう一度読み直す必要がありそうだ。
よって、評価としては★3つ。
2023年10月3日に日本でレビュー済み
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読書会に必要だったので助かりました。 ただ表紙の醤油が落ちたようなシミは、ちょっとテンションが下がりました。 古本でも、表紙の見た目は大事だなと。。。。
2013年4月9日に日本でレビュー済み
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他のレビューでは、
自分の小さな「箱」から脱出する方法
の方がよかった、重複が多い、あちらを2回読んだ方が良かった、などの感想があったので、本作を購入するか躊躇しましたが、やはり気になって購入しました。
意外でしたが、読んでみたところ、私にはこちらの方がはるかに心に響く作品でした。
何より物語自体がとても深く、考えさせられる名作です。
どちらかだけを読む、あるいはどちらかだけを手元に残すとしたら、私は本作を選びます。
本作は、「小さな箱」と比べると確かに難解な点があります。
キリスト教とイスラム教の争い、聖地、十字軍遠征、イスラエル建国とイギリスの果たした役割、パレスチナ問題と中東戦争などの史実や哲学がベースになっているので、これらの基礎知識がないと物語の背景や深刻さがわかりづらいです。
さらに、登場人物が多く、展開がやや複雑で分かりにくいという点も挙げられるでしょう。
反面、その難解さがこの物語にリアリティを与えています。
「小さな箱」よりもはるかに困難な、とても和解が難しいと考えられる物語が取り上げられているので、説得力があり、感動を呼びます。
歴史問題、宗教問題を家族の葛藤と重ね合わせることで、人間関係、社会・宗教の対立を同一の枠組みで紐解こうとした壮大な野心作でもあります。
本作を「小さな箱」と比較すると、箱が分類(優越、当然、体裁、劣等感)され、箱からの脱出方法が明示され、さらにその先の和平ピラミッドまで解説されていて、「小さな箱」より問題解決の方策が深く描かれています。
これだけでも本作は読む価値があるでしょう。
もちろん、読んでみてやはり「小さな箱」だけで十分だったと感じるかもしれませんが、私としては是非手にとって欲しい作品です。
意外でしたが、読んでみたところ、私にはこちらの方がはるかに心に響く作品でした。
何より物語自体がとても深く、考えさせられる名作です。
どちらかだけを読む、あるいはどちらかだけを手元に残すとしたら、私は本作を選びます。
本作は、「小さな箱」と比べると確かに難解な点があります。
キリスト教とイスラム教の争い、聖地、十字軍遠征、イスラエル建国とイギリスの果たした役割、パレスチナ問題と中東戦争などの史実や哲学がベースになっているので、これらの基礎知識がないと物語の背景や深刻さがわかりづらいです。
さらに、登場人物が多く、展開がやや複雑で分かりにくいという点も挙げられるでしょう。
反面、その難解さがこの物語にリアリティを与えています。
「小さな箱」よりもはるかに困難な、とても和解が難しいと考えられる物語が取り上げられているので、説得力があり、感動を呼びます。
歴史問題、宗教問題を家族の葛藤と重ね合わせることで、人間関係、社会・宗教の対立を同一の枠組みで紐解こうとした壮大な野心作でもあります。
本作を「小さな箱」と比較すると、箱が分類(優越、当然、体裁、劣等感)され、箱からの脱出方法が明示され、さらにその先の和平ピラミッドまで解説されていて、「小さな箱」より問題解決の方策が深く描かれています。
これだけでも本作は読む価値があるでしょう。
もちろん、読んでみてやはり「小さな箱」だけで十分だったと感じるかもしれませんが、私としては是非手にとって欲しい作品です。
2017年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人生で出会ってくれてありがとうと言いたくなる本。
1冊目を手に取ったときは、何かの予感にワクワクしました。
そして2冊目のこの本は期待以上で、具体的に手を取り足を取り、人生の方向転換をさせてくれるような本でした。
しかし、、翻訳ひどすぎ。
日本語が違ってるし、この本の翻訳本が欲しい。
ハンドブレーキかけながら進む感じで、理解と判断を重ねながら時間をかけて読みました。
1冊目を手に取ったときは、何かの予感にワクワクしました。
そして2冊目のこの本は期待以上で、具体的に手を取り足を取り、人生の方向転換をさせてくれるような本でした。
しかし、、翻訳ひどすぎ。
日本語が違ってるし、この本の翻訳本が欲しい。
ハンドブレーキかけながら進む感じで、理解と判断を重ねながら時間をかけて読みました。