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テロの社会学 単行本 – 2005/10/1
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- 本の長さ225ページ
- 言語日本語
- 出版社新書館
- 発売日2005/10/1
- ISBN-104403231047
- ISBN-13978-4403231049
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登録情報
- 出版社 : 新書館 (2005/10/1)
- 発売日 : 2005/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 225ページ
- ISBN-10 : 4403231047
- ISBN-13 : 978-4403231049
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,430,689位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1949(昭和24)年、奈良県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。東京大学経済学部卒。同大学院経済学研究科博士課程単位取得。2007年正論大賞受賞。著作に『隠された思考』(サントリー学芸賞)、『現代日本のリベラリズム』(読売論壇賞)、『反・幸福論』等多数(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『日本の宿命 (ISBN-10: 4106105020)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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「多様性」を認めるポストモダンの思想の欺瞞が、9.11によって明らかになってきたことには異論はありません。ただ、代替案を模索する対談は、(大きく意見を異にする二人の対談という形式もあってのことでしょうが)やや散漫で、あまり建設的なものではなかったのかなという気もします。
しかしながら、この本で提示される問題意識の多くが非常に鋭く、大いに刺激を与えるもので、興味深く読める本であることは間違いありません。
佐伯は現在なお超越者が存在するとした上で、超越者を見出すことでしか相対主義のニヒリズムは回避不可能と主張して保守の立場に立つ。対して大澤は超越者は消滅したという立場から、「真理の本当の空虚」を受け入れさせる「デモクラシー以上のデモクラシー」を構想する(詳細は『現実の向こう』で展開されている)。
しかし読み進めるにつれて、私は腹が立ってきた。
まず両者が口をそろえて「戦略、戦略」と連呼するのが不愉快。要するに一般ピープル(私も含まれる)を教育するための「戦略」なのだが、佐伯は「ボクは何かに価値的にコミットなんかしないけどね」(p172)、「個人的には、国家なんてホントはドーなってもいいんだけどね(笑)」(p202)だそうで、つまり自分の信じてないものをパンピーに教え込もうという話なのだ。それを聞いた大澤も「そうですか(笑)」(p174)。このナアナアな感じは京都サロン文化の伝統?
他にも、大澤が恋愛関係をモデルに政治を理論化しようとするバカバカしさ。「不可解な閉塞感」(p135)などという実感でしか現在の社会の問題点を指し示せないセンスのなさ。「何も奪われていない」を「無が奪われている」と言い換える超絶レトリック。『現実の向こう』で展開した対北朝鮮外交論を、悪びれもせずに非現実的と種明かしする態度など、いちいち気に障った。
しかし、右翼と左翼、ここまで話が通じるということは、逆にこのふたり以外の論客がいかに弱いかという証明にもなっていると思われる。是非一読をお勧めしたい。