タイトルがおちゃらけ?気味だったので勝手に判断してなかなか読み始めなかった一冊ですが、読んでみるとこれが至って真面目な内容で、二人とも真摯で、さりげない雰囲気や言葉に深い意味が込められていて面白かった。
カップリング的にはどちらも真面目な人間で、こりゃくっついたらオシドリ夫夫で永遠に続くだろうなタイプ。冒険的な内容はだから皆無。
ハプニングとか別れるだのという修羅場的なものよりも、二人がお互いを必要として、お互いをどれだけ大切に必要に思っているかを実感する過程のお話。
脇キャラもみんな個性派ぞろいなんですよ。物語の世界観がしっかりできあがってもいるし、ストーリーのベースに曖昧な部分がないのも好感持って読めた理由の一つ。
久我作品はいつもそうですけどね。しっかり地に足がついていて現実感が伴っていて読みやすいです。
おしどり夫夫なんですが、基本は徳田(攻)が亘(受)を常にサポートし、守って、いろいろ助言してあげるいわゆる王道タイプ。
ですが、実はそんな徳田も弱い部分があるわけで。ずっと何かがおかしいと思っていた亘がその徳田が内に潜める弱さに気づいて今度は自分が徳田のその弱さを補ってやろうとする。自分自身の人生を徳田にささげようと、徳田が安心するような結論を出していく。
付き合いだすまでよりも付き合ってからの二人の成長ぶり?がじわじわ楽しめたBL小説。
たこ焼き屋の話なので、たこ焼きの事がずっとでてくるわけですが、最初の一ページ目からたこ焼きの匂いがこっちまで漂ってくるような文章。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
恋は甘いかソースの味か (ディアプラス文庫) 文庫 – 2007/8/1
- 本の長さ297ページ
- 言語日本語
- 出版社新書館
- 発売日2007/8/1
- ISBN-104403521665
- ISBN-13978-4403521669
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 新書館 (2007/8/1)
- 発売日 : 2007/8/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 297ページ
- ISBN-10 : 4403521665
- ISBN-13 : 978-4403521669
- Amazon 売れ筋ランキング: - 915,229位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,729位ボーイズラブノベルス (本)
- - 187,398位文庫
- - 241,695位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.8つ
5つのうち4.8つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
5グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2009年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2007年9月7日に日本でレビュー済み
<あらすじ>
上司のパワハラが原因で人の視線が気になり始め、勤め先を休職していた亘。
だが大のたこ焼き好きの亘は、その日勇気をだして評判のたこ焼屋に足を運んだ。
そこで再会したのがかつて通勤電車の中で知り合い、たこ焼談義を交わしていた徳田。
彼は脱サラし、たこ焼屋の店主となっていたのだ。徳田の視線にはなぜか緊張を覚えない。
亘はリハビリを兼ね、彼の店を手伝うことになるが・・・。
こういう話だと一度くらいは混乱から大喧嘩してしまったり、
誤解ですれ違いになったりとかありそうなんですが、
基本的にどっちも優しいのでそんな修羅場もなく、個人的には安心してゆったりと読めました。
ヒステリー起こしてわめいたり、被害妄想で消えたりするキャラはあんまり好きじゃないので。
大きな紆余曲折はないものの、常に互いを思いやり、支え合って愛を育んでいく二人に心があたたまります。
頼りがいのあるしっかり者の徳田が、あることに対して非常に憶病なところとか、
Hに対しては意外と素直な受けの亘も可愛かった。
そして脳内はもうたこ焼きだらけ。読後は買いに走ることになります。←自分(^^;)
上司のパワハラが原因で人の視線が気になり始め、勤め先を休職していた亘。
だが大のたこ焼き好きの亘は、その日勇気をだして評判のたこ焼屋に足を運んだ。
そこで再会したのがかつて通勤電車の中で知り合い、たこ焼談義を交わしていた徳田。
彼は脱サラし、たこ焼屋の店主となっていたのだ。徳田の視線にはなぜか緊張を覚えない。
亘はリハビリを兼ね、彼の店を手伝うことになるが・・・。
こういう話だと一度くらいは混乱から大喧嘩してしまったり、
誤解ですれ違いになったりとかありそうなんですが、
基本的にどっちも優しいのでそんな修羅場もなく、個人的には安心してゆったりと読めました。
ヒステリー起こしてわめいたり、被害妄想で消えたりするキャラはあんまり好きじゃないので。
大きな紆余曲折はないものの、常に互いを思いやり、支え合って愛を育んでいく二人に心があたたまります。
頼りがいのあるしっかり者の徳田が、あることに対して非常に憶病なところとか、
Hに対しては意外と素直な受けの亘も可愛かった。
そして脳内はもうたこ焼きだらけ。読後は買いに走ることになります。←自分(^^;)
2007年11月3日に日本でレビュー済み
久我さんの作品は大阪弁が多いです。が、大阪弁である必要性のある作品は今のところ、この「恋は甘いかソースの味か」か漫才師シリーズの2種類だと思うのです。(私は、この2種類全部大好きです。)
これは、たこ焼きが取り持つ仲の二人のお話。
二人とも優しくて、相手を痛いほど思いやっていて。そんな二人がゆっくり寄り添っていく過程が、最高に良いのです。Hも自然です。
ドラマティックな話ではないですが、昨今話題の「パワハラ」や、傷ついた人間の癒しを題材に、じっくり人間を描いた作品で、読んだ後幸せな気持ちになれました。
徳田(攻)は、頼りがいはあるけどそこは人間、亘を必要とする、一人の傷ついた人間です。そういう描写も良いし、街子マドカ先生のイラストもぴったり。
亘(受)は、なんか可愛い大阪弁なんですよー。別に女性っぽくもない普通の成人男性ですが、なんだか上品で
「や、あかんねん」
って…。くらくらくるわ〜(笑)。オススメです。
これは、たこ焼きが取り持つ仲の二人のお話。
二人とも優しくて、相手を痛いほど思いやっていて。そんな二人がゆっくり寄り添っていく過程が、最高に良いのです。Hも自然です。
ドラマティックな話ではないですが、昨今話題の「パワハラ」や、傷ついた人間の癒しを題材に、じっくり人間を描いた作品で、読んだ後幸せな気持ちになれました。
徳田(攻)は、頼りがいはあるけどそこは人間、亘を必要とする、一人の傷ついた人間です。そういう描写も良いし、街子マドカ先生のイラストもぴったり。
亘(受)は、なんか可愛い大阪弁なんですよー。別に女性っぽくもない普通の成人男性ですが、なんだか上品で
「や、あかんねん」
って…。くらくらくるわ〜(笑)。オススメです。
2008年4月16日に日本でレビュー済み
読みながら何度つばを飲み込んだことか・・・
何度たこ焼き食べたいと叫んだことでしょう。
いや、たこ焼きもおいしそうですがこの二人もなかなかいいです。
野ウサギみたいに他人に警戒しまくる受けとか、好きな人に過保護気味な攻めとか・・・
たこ焼きにまみれて生活する二人に癒されました・・。
何度たこ焼き食べたいと叫んだことでしょう。
いや、たこ焼きもおいしそうですがこの二人もなかなかいいです。
野ウサギみたいに他人に警戒しまくる受けとか、好きな人に過保護気味な攻めとか・・・
たこ焼きにまみれて生活する二人に癒されました・・。