小倉弁良かったです。
最初、読みにくいかと思っていたのですが、大丈夫でした。
雰囲気で、バァーと読めてしまいます。
飛良さん、男前です。
身持ちが硬い!良い男です!
流石、九州男子!惚れ惚れします。
強く格好良いのに、優也にメロメロです。
「ユウヤ、好いちょう…」
小倉弁は、聞いた事がないので、飛良さんがどんな感じで言ったのか全くの想像ですが、想像しただけでニヤニヤしてしまいます。
方言好きな方には、オススメです。
もちろん、方言に興味ない方も…
いつき朔夜さんの作品で【溺れる人魚】も、受が九州弁をチラッと話します。
そちらもオススメです。
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午前五時のシンデレラ (ディアプラス文庫) 文庫 – 2007/8/10
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社新書館
- 発売日2007/8/10
- ISBN-104403521673
- ISBN-13978-4403521676
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登録情報
- 出版社 : 新書館 (2007/8/10)
- 発売日 : 2007/8/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 264ページ
- ISBN-10 : 4403521673
- ISBN-13 : 978-4403521676
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,360,665位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 12,387位ボーイズラブノベルス (本)
- - 252,193位文庫
- - 346,963位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2007年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
評価が高かったので、初めての作家さんでしたが読んでみました。
方言萌えと長髪萌え〜。
「小倉弁」すごくきます。ときどき意味が分からないところもあるけど、そこは雰囲気で。
「ユウヤ。好いちょう。」と寝ているときに囁かれてはメロメロ。
「ネイティブ小倉弁」の声優さんがいたらドラマCDでぜひ聴いてみたいですね。
内容は偽装同棲からなし崩し的に恋愛におちるんじゃないところがよかったです。
自分を押さえて我慢する攻めの男気に惚れます。
それでも1回暴走しちゃうんだけど…。
暴走後に素っ気なく見えるところが実は優しさだったりするところもキュン。
いつき朔夜さんは初めて読んだ作家さんでしたが、優しい文で読みやすく、人物も魅力的に書ける作家さんだと思いました。
北畠あけ乃さんのイラストも好きです。このお話にもよくあっていて素敵でした。
長髪奥二重の飛良の横顔がかっこいい〜。
方言萌えと長髪萌え〜。
「小倉弁」すごくきます。ときどき意味が分からないところもあるけど、そこは雰囲気で。
「ユウヤ。好いちょう。」と寝ているときに囁かれてはメロメロ。
「ネイティブ小倉弁」の声優さんがいたらドラマCDでぜひ聴いてみたいですね。
内容は偽装同棲からなし崩し的に恋愛におちるんじゃないところがよかったです。
自分を押さえて我慢する攻めの男気に惚れます。
それでも1回暴走しちゃうんだけど…。
暴走後に素っ気なく見えるところが実は優しさだったりするところもキュン。
いつき朔夜さんは初めて読んだ作家さんでしたが、優しい文で読みやすく、人物も魅力的に書ける作家さんだと思いました。
北畠あけ乃さんのイラストも好きです。このお話にもよくあっていて素敵でした。
長髪奥二重の飛良の横顔がかっこいい〜。
2007年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上手い文章に引き込まれて、一気に読破!面白かった!
「へ〜、小倉弁なんだ」な、感じの ちょっと珍しい方言ものです。
(標準語・関西弁じゃ無いからこそ、かえって面白く読めたのかも)
一見地味な感じの主人公(優也)と、元ヤクザで釘師(飛良)と言う、ちょっと変わった取り合わせ。
現役教師ではなく、現役ヤクザでもない!そして舞台はパチンコ店。だからこれも逆に新鮮。
本文も、やたらとカッコつけるような派手さも、うそ臭さも無く、敵を撃退する武器さえトイレの洗剤?・・・ナイスだ!
何とも頼りなく見える優也が以外にしっかりしていたり、ヤッちゃんまがいの飛良が実はとても優しかったり。
罠に嵌ったり、怖い人も出てきますが、そんな中で頑張る二人は何だかとても微笑ましく、
蓋を開ければ 実はとても暖かい、満足のいく作品でした。
唯一残念なのは、あまり内容に合わないタイトル・・・これってかなり「損」しているかも。
「へ〜、小倉弁なんだ」な、感じの ちょっと珍しい方言ものです。
(標準語・関西弁じゃ無いからこそ、かえって面白く読めたのかも)
一見地味な感じの主人公(優也)と、元ヤクザで釘師(飛良)と言う、ちょっと変わった取り合わせ。
現役教師ではなく、現役ヤクザでもない!そして舞台はパチンコ店。だからこれも逆に新鮮。
本文も、やたらとカッコつけるような派手さも、うそ臭さも無く、敵を撃退する武器さえトイレの洗剤?・・・ナイスだ!
何とも頼りなく見える優也が以外にしっかりしていたり、ヤッちゃんまがいの飛良が実はとても優しかったり。
罠に嵌ったり、怖い人も出てきますが、そんな中で頑張る二人は何だかとても微笑ましく、
蓋を開ければ 実はとても暖かい、満足のいく作品でした。
唯一残念なのは、あまり内容に合わないタイトル・・・これってかなり「損」しているかも。
2007年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルを見た時?と思ったのですが、手にとったら最後。ラストまで息をつく暇もなくドキドキしながら読めました☆正反対の受と攻がひかれあっていくさまは本当に素敵でした!
ってか攻の方言が素敵だった!
ってか攻の方言が素敵だった!
2009年7月24日に日本でレビュー済み
いい。方言は。いいですね〜。くらりとします。
関西弁もいいんですが、標準語にはない良さがありますね。
ご当地BLってもっとないんかな。いや、微妙な地域もあるからだめか…
若いのにでかい態度から若く見えない飛良と、世間知らずゆえか若く見られる優也。
辛抱強いようで短気な飛良と意外と根性座ってるしっかりモノの優也。
性格もさることながら、育った環境も正反対なのになぜか交わってしまった存在。
けれど、当然のようにすれ違いもある。ただお互いが必要だということは
わかっているのに…
同時収録の『二人がともにあるかぎり…』で二人の絆が深くなっていく
過程がいいですね。
飛良は直情型で短気だったのが、優也と共に過ごすことでもっと深みのある
好漢になっていくんだろなぁ。いい刀にはいい鞘が必要だから。
読了後、けっこう荒々しい世界にいたはずなのに何も残ってませんでした(!)
あまりの「さらさらの文章」にひっかかるところが私の頭にはなかったようです…
文章がうますぎるのも考え物って事でしょうか??こればかりは好みだと思いますが…
静かに、さらさらと篤い作品でした。
関西弁もいいんですが、標準語にはない良さがありますね。
ご当地BLってもっとないんかな。いや、微妙な地域もあるからだめか…
若いのにでかい態度から若く見えない飛良と、世間知らずゆえか若く見られる優也。
辛抱強いようで短気な飛良と意外と根性座ってるしっかりモノの優也。
性格もさることながら、育った環境も正反対なのになぜか交わってしまった存在。
けれど、当然のようにすれ違いもある。ただお互いが必要だということは
わかっているのに…
同時収録の『二人がともにあるかぎり…』で二人の絆が深くなっていく
過程がいいですね。
飛良は直情型で短気だったのが、優也と共に過ごすことでもっと深みのある
好漢になっていくんだろなぁ。いい刀にはいい鞘が必要だから。
読了後、けっこう荒々しい世界にいたはずなのに何も残ってませんでした(!)
あまりの「さらさらの文章」にひっかかるところが私の頭にはなかったようです…
文章がうますぎるのも考え物って事でしょうか??こればかりは好みだと思いますが…
静かに、さらさらと篤い作品でした。
2010年10月30日に日本でレビュー済み
この本の初読から1年程になりますが、この時期にあえてレビューを書こうと思い立ちました。
実はこの本、いくつかの好きな箇所に限定されはするものの過去一年の間に何度も読み返してしまっています。
自己分析の結果、三つ考えられる理由を述べます。
一点目:小倉弁の魅力
関東出身の私にとっては、「・・・ちゃ」とか「・・・と」という響きがとにかく新鮮かつ愛らしい。
二点目:カップリングの妙
男らしい荒々しさと優しさが同居したヤクザ崩れの飛良と、真面目でどこか儚げな優也。
本来は接点の全く無い二人が偶然めぐり合い、徐々に惹かれあう。違うからこそ良いんですよね。
三点目:印象的なHシーン
ただエロを書いているのではない。そこに至るまでの過程があってこそHシーンは最高に演出されるのであって、
どのシーンをとっても単なるエロではなくその時々の2人の関係が凝縮されたドラマチックな描かれ方となっている。
だからこそ余計に淫猥度が高まっている。
私の場合ですが、BL本の中にはすごく感動したり衝撃を受けたりしたにも関わらず繰り返し読みたくならないタイプのものと、
何度も手にとってしまうタイプの物があります。この本は正に後者代表みたいな作品で、プロット、文章力、人物描写、
ストーリー展開等どれも非常にバランスのとれた秀作であると思いました。
実はこの本、いくつかの好きな箇所に限定されはするものの過去一年の間に何度も読み返してしまっています。
自己分析の結果、三つ考えられる理由を述べます。
一点目:小倉弁の魅力
関東出身の私にとっては、「・・・ちゃ」とか「・・・と」という響きがとにかく新鮮かつ愛らしい。
二点目:カップリングの妙
男らしい荒々しさと優しさが同居したヤクザ崩れの飛良と、真面目でどこか儚げな優也。
本来は接点の全く無い二人が偶然めぐり合い、徐々に惹かれあう。違うからこそ良いんですよね。
三点目:印象的なHシーン
ただエロを書いているのではない。そこに至るまでの過程があってこそHシーンは最高に演出されるのであって、
どのシーンをとっても単なるエロではなくその時々の2人の関係が凝縮されたドラマチックな描かれ方となっている。
だからこそ余計に淫猥度が高まっている。
私の場合ですが、BL本の中にはすごく感動したり衝撃を受けたりしたにも関わらず繰り返し読みたくならないタイプのものと、
何度も手にとってしまうタイプの物があります。この本は正に後者代表みたいな作品で、プロット、文章力、人物描写、
ストーリー展開等どれも非常にバランスのとれた秀作であると思いました。
2007年9月7日に日本でレビュー済み
冤罪で教職から離れた優也が居場所を求めて転がり込んだ先はパチンコ店の住み込み。
そこで荒くれ者の釘師・飛良に目をかけられる。(でも釘修行の話ではないです)
しかし優也の元生徒の父親が店に乗り込んできたことがきっかけで飛良と同居することに。
同居してなし崩しに...なんてありきたりな作品と思ってたんですが、これがなかなかの良作。
元ヤクザの釘師・飛良という男と、真面目で身持ちの固い優也。美人扱いの受けでない素朴さがいいです。
二人の近くなったり遠くなったりする距離にヤキモキしつつ、
アンバランスな二人が関わり合っていく過程が抜きん出て面白い。
一段落したかと思いきや、また更に。ハラハラするシーンもあってまったく飽きなかった。
粗暴に見える飛良も優也に対してしどろもどろになっちゃうとこは可愛いし、なにせ小倉弁が萌える!
関西弁とはまた違う可愛らしさがあるので私はしばらく虜です。
あと、かなりの数のBL小説をやっつけ仕事のように立て続けに読んでいた自分が、
最初の数ページですぐに気が付いたこと。文章がものすごく読みやすいです。
この流れるような書き方は誰にでもできることじゃないと思いました。
最近はどんなに面白くても表現が独特だったり、ぐだぐだしてきて
疲れて読み飛ばしたりすることもあったので。それが今回まったくの皆無。
久々にじっくり読んだせいか、厚さは普通なのになぜか2冊分くらいの読み応えがありました。
二人の心情の変化を少しでも逃したくない、それくらいハマってた。
新人さんながらもプロ並みの力量を感じます。また小倉弁の作品もお願いしたいっ。
個人的な要望を言うと、もう少し絡みの表現に激しさが欲しかったくらいかな(^^;)
でも古本屋に流れることなく、大切なMy棚に収まったので★5つ。良質です。
そこで荒くれ者の釘師・飛良に目をかけられる。(でも釘修行の話ではないです)
しかし優也の元生徒の父親が店に乗り込んできたことがきっかけで飛良と同居することに。
同居してなし崩しに...なんてありきたりな作品と思ってたんですが、これがなかなかの良作。
元ヤクザの釘師・飛良という男と、真面目で身持ちの固い優也。美人扱いの受けでない素朴さがいいです。
二人の近くなったり遠くなったりする距離にヤキモキしつつ、
アンバランスな二人が関わり合っていく過程が抜きん出て面白い。
一段落したかと思いきや、また更に。ハラハラするシーンもあってまったく飽きなかった。
粗暴に見える飛良も優也に対してしどろもどろになっちゃうとこは可愛いし、なにせ小倉弁が萌える!
関西弁とはまた違う可愛らしさがあるので私はしばらく虜です。
あと、かなりの数のBL小説をやっつけ仕事のように立て続けに読んでいた自分が、
最初の数ページですぐに気が付いたこと。文章がものすごく読みやすいです。
この流れるような書き方は誰にでもできることじゃないと思いました。
最近はどんなに面白くても表現が独特だったり、ぐだぐだしてきて
疲れて読み飛ばしたりすることもあったので。それが今回まったくの皆無。
久々にじっくり読んだせいか、厚さは普通なのになぜか2冊分くらいの読み応えがありました。
二人の心情の変化を少しでも逃したくない、それくらいハマってた。
新人さんながらもプロ並みの力量を感じます。また小倉弁の作品もお願いしたいっ。
個人的な要望を言うと、もう少し絡みの表現に激しさが欲しかったくらいかな(^^;)
でも古本屋に流れることなく、大切なMy棚に収まったので★5つ。良質です。
2007年8月18日に日本でレビュー済み
ヤクザ崩れの釘師(27)×なぜかパチンコ屋で働く元先生(31)のお話。
脇キャラが幅広く個性的な面々で、ちゃんと生活感や人生観が滲み出ていて、
中原一也の『愛してないと云ってくれ』に近い世界観があります。
ヤクザ崩れの釘師のにーちゃん(長髪の方)の恫喝も、北九州の方言と相俟って妙にリアル。
安っぽいエセヤクザもんという感じはしません。結構生々しいシーンもあります。
方言が実に良い効果を出しているのですが、住んでいる場所によっては抵抗があるかもしれません。
私は好きですが。
攻の飛良の真っ直ぐな性格と、受の優也の他人のテリトリに踏み込まない性格は多くの食い違いを見せます。
それが結果的に二人の距離を遠ざけることになってしまい、互いに惹かれ合ってはいるのですがなかなか結ばれません。
優也が自分の飛良に対する気持ちが恋だと自覚するまでの過程と、
自覚してからの心の揺れがとてもスムーズで、情感豊かに読ませます。
久々に先が読みたくて読みたくてしょうがなかった本です。
最終的に結ばれるのは書き下ろしの『二人がともにある限り…』でです。
それが若干、中弛みを感じさせますが、要所にハラハラする場面もちゃんと作りつつ、
二人の絆が強くゆっくりと育って行く愉しみが味わえます。
レイプシーンはありますが、それほど過度な描写はなく流れも自然。
また、飛良の表情の豊かさの表現が巧みです。激情を秘めた肉食獣のような激しさ、
少年のような寂しさを宿した瞳、そしてこどもの前では人のいいおっちゃん。
子供っぽさの残るワンコ系の攻だと思います。
優也も最初こそはただの暗いひ弱な先生だと思っていたのですが、なかなか芯が強いところも見せます。
小説としての文章の書き方はほぼ出来上がっていて、非常に魅力的な文章を書かれる作家さんです。
これは将来が愉しみでございます。
脇キャラが幅広く個性的な面々で、ちゃんと生活感や人生観が滲み出ていて、
中原一也の『愛してないと云ってくれ』に近い世界観があります。
ヤクザ崩れの釘師のにーちゃん(長髪の方)の恫喝も、北九州の方言と相俟って妙にリアル。
安っぽいエセヤクザもんという感じはしません。結構生々しいシーンもあります。
方言が実に良い効果を出しているのですが、住んでいる場所によっては抵抗があるかもしれません。
私は好きですが。
攻の飛良の真っ直ぐな性格と、受の優也の他人のテリトリに踏み込まない性格は多くの食い違いを見せます。
それが結果的に二人の距離を遠ざけることになってしまい、互いに惹かれ合ってはいるのですがなかなか結ばれません。
優也が自分の飛良に対する気持ちが恋だと自覚するまでの過程と、
自覚してからの心の揺れがとてもスムーズで、情感豊かに読ませます。
久々に先が読みたくて読みたくてしょうがなかった本です。
最終的に結ばれるのは書き下ろしの『二人がともにある限り…』でです。
それが若干、中弛みを感じさせますが、要所にハラハラする場面もちゃんと作りつつ、
二人の絆が強くゆっくりと育って行く愉しみが味わえます。
レイプシーンはありますが、それほど過度な描写はなく流れも自然。
また、飛良の表情の豊かさの表現が巧みです。激情を秘めた肉食獣のような激しさ、
少年のような寂しさを宿した瞳、そしてこどもの前では人のいいおっちゃん。
子供っぽさの残るワンコ系の攻だと思います。
優也も最初こそはただの暗いひ弱な先生だと思っていたのですが、なかなか芯が強いところも見せます。
小説としての文章の書き方はほぼ出来上がっていて、非常に魅力的な文章を書かれる作家さんです。
これは将来が愉しみでございます。