面白いです。
展開が面白い。テンポもいい。
軽快な中に、やっぱり過去だったり今だったりの切ない部分が溢れている感じ。
これは完全なる忠犬ワンコ攻と、何事にも動じない美人の年上受。
いろんな過去があって自分が我慢すればいいと達観している大内と、若く全てに全身で正面から突っ込んでいくしかできない稲田。
大内にあこがれて大内にぞっこんの稲田と、そんな稲田を可愛いと思いながらも今までの経験などからそんな稲田にはまってはいけないと無意識に自分にブレーキをかけている大内。
お互いがお互いを知りながら、己は知らない。そんなに長編でもないのに、何度となく考えさせられるシーンがあったりと満足のいく本。
ふとしたセリフの一つがくっとにやけてしまいそうな、ほのぼのしたものがあったり、字面自体も面白い。
タイトルの意味、読むとわかります。
ああ、たしかにな。これは大内のセリフかなとか。
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ゆっくりまっすぐ近くにおいで (新書館ディアプラス文庫 212) 文庫 – 2009/4/10
印刷会社営業の稲田は、緊急の印刷を引き受けてくれた町の小さな印刷屋の美人社長・大内(男)に瞬く間に恋をした。以来せっせと彼のもとに通う日々だが……? 商業誌未発表作を大幅加筆!
- 本の長さ205ページ
- 言語日本語
- 出版社新書館
- 発売日2009/4/10
- ISBN-104403522122
- ISBN-13978-4403522123
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登録情報
- 出版社 : 新書館 (2009/4/10)
- 発売日 : 2009/4/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 205ページ
- ISBN-10 : 4403522122
- ISBN-13 : 978-4403522123
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,438,525位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 12,999位ボーイズラブノベルス (本)
- - 261,491位文庫
- - 351,823位文学・評論 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年6月21日に日本でレビュー済み
印刷会社の営業マン×小さな印刷所の経営者
攻・稲田はワンコです。忠犬です。名前をハチ公に改名した方がいいんじゃないかと思うぐらい(笑)
受・大内は超美人だけど、雑な荒い口調で開けっ広げな物言いをするスパッと気持ちのいい男前な性格。
冒頭が大内視点でちょっと陰のある入りだったので、そういう話なのかな?と思っていたら・・・
いやぁ、テンポいいですね。真っ暗な話じゃなかったですし。
自社のアクシデントで急な印刷を頼める印刷所を探していた稲田は、
飛び込みで夜遅く訪ねた印刷所で出会った大内の美貌にノックアウト。
その後、大内の気持ちのいい男前な性格に本気で惚れる。忠犬ハチ公誕生です(笑)
稲田と大内が親しくなりメールのやり取りや一緒に食事に出掛ける関係になるのは唐突っぽい。
余白と改行で場面が切り替わりその場面・・という感じ。
そのあたりに一瞬「ん?」となったけれど、その後もサクサクとテンポよく進んでいったので
そういうストーリーなんだろうなとスルー(笑)
大内の過去や現在の思うように伝わらない寂しい心情と出来事が話をグッと引き締めてます。
これがあるからヘタレワンコのフワフワ物語りにならなかったんだろうと思われ・・・(笑)
あぁ、でも稲田はワンコだけど本質はヘタレじゃなくて一本筋が通ってますよね。
そのあまりにも直球でわかりやすい感情と表現がヘタレ寄りワンコに感じるだけで、
実際は頼れるイイ男だと思います。そういう稲田だからこそ大内は惚れたんでしょう。
この本で何が一番気になったかって、それはもうなにより「大内の年齢」ですよっ
会う人会う人が惚れまくるほどの美貌を持つ年齢不詳の男ってあんたっっ
いったい何歳なんですか!?
結局最後まで描かれてないなんてすごくないですか?
「あとがき」でも年齢は明かされず想像してくださいと書いてあり非常に気になりました。。
・・・渡海サンって「あとがき」が面白くてなにげに好きです(笑)
攻・稲田はワンコです。忠犬です。名前をハチ公に改名した方がいいんじゃないかと思うぐらい(笑)
受・大内は超美人だけど、雑な荒い口調で開けっ広げな物言いをするスパッと気持ちのいい男前な性格。
冒頭が大内視点でちょっと陰のある入りだったので、そういう話なのかな?と思っていたら・・・
いやぁ、テンポいいですね。真っ暗な話じゃなかったですし。
自社のアクシデントで急な印刷を頼める印刷所を探していた稲田は、
飛び込みで夜遅く訪ねた印刷所で出会った大内の美貌にノックアウト。
その後、大内の気持ちのいい男前な性格に本気で惚れる。忠犬ハチ公誕生です(笑)
稲田と大内が親しくなりメールのやり取りや一緒に食事に出掛ける関係になるのは唐突っぽい。
余白と改行で場面が切り替わりその場面・・という感じ。
そのあたりに一瞬「ん?」となったけれど、その後もサクサクとテンポよく進んでいったので
そういうストーリーなんだろうなとスルー(笑)
大内の過去や現在の思うように伝わらない寂しい心情と出来事が話をグッと引き締めてます。
これがあるからヘタレワンコのフワフワ物語りにならなかったんだろうと思われ・・・(笑)
あぁ、でも稲田はワンコだけど本質はヘタレじゃなくて一本筋が通ってますよね。
そのあまりにも直球でわかりやすい感情と表現がヘタレ寄りワンコに感じるだけで、
実際は頼れるイイ男だと思います。そういう稲田だからこそ大内は惚れたんでしょう。
この本で何が一番気になったかって、それはもうなにより「大内の年齢」ですよっ
会う人会う人が惚れまくるほどの美貌を持つ年齢不詳の男ってあんたっっ
いったい何歳なんですか!?
結局最後まで描かれてないなんてすごくないですか?
「あとがき」でも年齢は明かされず想像してくださいと書いてあり非常に気になりました。。
・・・渡海サンって「あとがき」が面白くてなにげに好きです(笑)
2009年6月20日に日本でレビュー済み
印刷会社営業の稲田くんは、とあるきっかけで知り合った美人さん、大内の印刷屋に隙あらば通い続けています。
一途な大型犬とぶっきらぼうな美人といえば好きな人には堪らないシチュエーションですが…あれ?何かがチガウ。
けれどいいお話でした。仕事を頑張っているのに弾かれているように軽く追い詰められている稲田くんですが端から見るとちぐはぐになっていく姿が大内でなくても手に取るようです。
仕事バリバリとってくるのに嫌がられたり、印刷機が使えないのを一人知ることが出来なかったり、優しい忠告は納得出来ないのも。
ただし、素直な稲田くんなので印刷機事件のとき、大内と出会ったことで徐々に職場でも周りが見えてきます。
かたや幼い頃からストーカーされたり脅されたり騒がれたりで大内の周りはいつも大騒ぎ。
しかも大内の気持ちでなく自分の気持ちを大内に与えて傍におこうとする人間ばかり。母親と印刷屋の先代、そして稲田以外は。
俗に言われるようなBLの匂いはうすいのでキャーッと盛り上がったりもんどり打つことはないのですが、対人関係の軋轢やすれ違いや押し付け、気遣いや誠実さを感じるいいおはなしでした。
一途な大型犬とぶっきらぼうな美人といえば好きな人には堪らないシチュエーションですが…あれ?何かがチガウ。
けれどいいお話でした。仕事を頑張っているのに弾かれているように軽く追い詰められている稲田くんですが端から見るとちぐはぐになっていく姿が大内でなくても手に取るようです。
仕事バリバリとってくるのに嫌がられたり、印刷機が使えないのを一人知ることが出来なかったり、優しい忠告は納得出来ないのも。
ただし、素直な稲田くんなので印刷機事件のとき、大内と出会ったことで徐々に職場でも周りが見えてきます。
かたや幼い頃からストーカーされたり脅されたり騒がれたりで大内の周りはいつも大騒ぎ。
しかも大内の気持ちでなく自分の気持ちを大内に与えて傍におこうとする人間ばかり。母親と印刷屋の先代、そして稲田以外は。
俗に言われるようなBLの匂いはうすいのでキャーッと盛り上がったりもんどり打つことはないのですが、対人関係の軋轢やすれ違いや押し付け、気遣いや誠実さを感じるいいおはなしでした。