大好きな作家先生ですが、夕映先生の登山モノはこれと「あなたを好きになりたくない」を読み、どちらも面白く大変満足です。あと1冊、先生の登山モノがあるのでそちらも楽しみに読んでみます。次に読みたい本が決まってる高揚感は、次に登る山を決めて「登るぞー登りたいー!」と思っている高揚感に通じるものがある、と思いますね。
心模様がキュンキュンしたり苦しかったり。これでもかと出てくる「山」用語も難なくスラスラ読めました。これでデビュー作とは、凄すぎます。
「あなたを好きになりたくない」の巻末SSにこの本のカプが出てくるのでもう一度そちらを読み返そうと思いました。

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天国に手が届く (ディアプラス文庫) 文庫 – 2010/12/9
登山が趣味の会社員・佐和(さわ)は、あこがれの登山愛好家・小田切(おだぎり)に出向先で出会った。
思い切って山に誘うが、小田切の心の傷になっている、亡き有名登山家の叔父・叶の話を持ち出したせいで、冷たく断られてしまう。
ある日、一人でクライミングに来た佐和は、偶然同じ場所に来ていた小田切が原因の落石でケガをする。
彼の罪悪感に半ばつけこむように、登山の約束を交わすが……
孤独な心に寄り添う、天上の恋。
- 本の長さ213ページ
- 言語日本語
- 出版社新書館
- 発売日2010/12/9
- ISBN-104403522629
- ISBN-13978-4403522628
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登録情報
- 出版社 : 新書館 (2010/12/9)
- 発売日 : 2010/12/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 213ページ
- ISBN-10 : 4403522629
- ISBN-13 : 978-4403522628
- Amazon 売れ筋ランキング: - 618,495位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,193位ボーイズラブノベルス (本)
- - 137,476位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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小説家。6月2日生まれ。関西在住。2010年6月、『天国に手が届く』で第25回ディアプラスチャレンジスクール長篇部門(新書館)佳作入選。同年12月、同作で文庫デビュー。趣味は登山と電車旅、チェロを弾くこと。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年2月23日に日本でレビュー済み
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こちらの作品、電子書籍化されました。kindleではまだのようですが、作者の利益にならない古本に高いお金を出すくらいなら電子書籍を探した方がいいと思います。
2021年12月17日に日本でレビュー済み
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読んでいて朝焼けの神々しい空気が伝わってくる。
作者本当に山がお好きなんだろうな。
それまでのゆるやかな流れに比べて、エロがやや性急にも感じられたけど(下山してからにしないと、テントの中でおっぱじめたら絶対気配で周囲にバレる)、ラストの台詞がとても良かった。
挿絵の携帯電話がガラケーなことに時代を感じる。
作者本当に山がお好きなんだろうな。
それまでのゆるやかな流れに比べて、エロがやや性急にも感じられたけど(下山してからにしないと、テントの中でおっぱじめたら絶対気配で周囲にバレる)、ラストの台詞がとても良かった。
挿絵の携帯電話がガラケーなことに時代を感じる。
2021年10月3日に日本でレビュー済み
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BL小説は大手も投稿サイトもいろいろ読みましたが、個人的なベスト3に入る作品です。
自分も登山を嗜むので、夕映先生の山岳BL3作品はどれもお気に入りです。死生観が色濃く描かれてるところが、他のBL作品では味わえない醍醐味だと思っています。
3作品の中では一番最後に読んだのですが、命を預け合うザイル・パートナーという緊張感が漂う2人の関係が1番好きです。
これがデビュー作というのだから恐れ入ります。
この作品に出てくる山や岩壁の名前は実在するので、画像検索してみるとあまりの険しさにヒェッとなって、より楽しめますよ。
もっと山岳BL増えてほしい!
自分も登山を嗜むので、夕映先生の山岳BL3作品はどれもお気に入りです。死生観が色濃く描かれてるところが、他のBL作品では味わえない醍醐味だと思っています。
3作品の中では一番最後に読んだのですが、命を預け合うザイル・パートナーという緊張感が漂う2人の関係が1番好きです。
これがデビュー作というのだから恐れ入ります。
この作品に出てくる山や岩壁の名前は実在するので、画像検索してみるとあまりの険しさにヒェッとなって、より楽しめますよ。
もっと山岳BL増えてほしい!
2020年9月30日に日本でレビュー済み
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凄く没頭出来ました。途中で辞めるのは難しい。
大切な人を山で亡くし心を閉ざしていた山男と彼にずっと憧れていた山男のお話です。
挿し絵も素晴らしく物語を素敵に盛り上げてくれています。
大切な人を山で亡くし心を閉ざしていた山男と彼にずっと憧れていた山男のお話です。
挿し絵も素晴らしく物語を素敵に盛り上げてくれています。
2011年1月1日に日本でレビュー済み
昨年、ディアプラス雑誌に山岳写真家の話を書いてらした作家さん。チャレンジスクールトップ賞作品、てことで、全くの新人さんでしたが、とにかく山の描写が上手くて記憶に引っ掛かっていました。今回が文庫デビュー。
有名登山家の叔父を事故で亡くしたかたくなな青年と、彼を自然体で癒していく同い年の青年。二人とも登山が趣味で、当然小説の舞台はほとんど山。
一緒に登山する度に近づく二人の距離感と、「山」という無関係な者には不可侵な場所が上手く絡んで興味深く読めます。結構本格的な登山描写も、嘘臭くなく、かといって分かりにくくて退屈ってわけじゃない。次回作にも期待大です。
ただ、精神的絆を強くしていく描写が良かっただけに、体の関係を持つ辺りがやや急すぎたかな。読んでいる限り、攻受が最後まではっきりしなかったせいかもしれません。あまりにも当たり前のように役割分担できてて、そこだけアレレ…(笑)でした。
有名登山家の叔父を事故で亡くしたかたくなな青年と、彼を自然体で癒していく同い年の青年。二人とも登山が趣味で、当然小説の舞台はほとんど山。
一緒に登山する度に近づく二人の距離感と、「山」という無関係な者には不可侵な場所が上手く絡んで興味深く読めます。結構本格的な登山描写も、嘘臭くなく、かといって分かりにくくて退屈ってわけじゃない。次回作にも期待大です。
ただ、精神的絆を強くしていく描写が良かっただけに、体の関係を持つ辺りがやや急すぎたかな。読んでいる限り、攻受が最後まではっきりしなかったせいかもしれません。あまりにも当たり前のように役割分担できてて、そこだけアレレ…(笑)でした。
2018年10月22日に日本でレビュー済み
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真摯に丁寧に、でもさわやか。自分も一緒に山に登っているような気持ちになれます。
攻めも受けも、二人とも魅力的で、良書でした。おすすめです。
攻めも受けも、二人とも魅力的で、良書でした。おすすめです。
2016年1月13日に日本でレビュー済み
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ここ1年くらいに発行された作品かと思いましたが、今ら5年前なんですね。
ユーズドの金額も高かったので、てっきり最近の作品かとばかり・・(笑)
数年前の作品にしては高いのもそれだけこの作品が良いとされる証拠でしょうね。
山岳関係の小説や本を読むたび、家族・恋人以上の強い絆と絶対的な信頼関係でパートナーが結ばれている描写を読むたび、誰かBLで山岳関係の話書いてくれないかな~~と密かに思っておりました。そして、偶然にもこの作家様に出会えた事に感謝してもしきれないです。
結局この作品とデビュー作だけが山岳関係のお話なのでしょうか?ご本人もマイナーな分野だとあとがきに記しておりましたが・・。
勿体無い!!!!読者としてはもっともっと読みたいです!!!!作者様には、山岳BLの分野でもっとがんばって欲しいですね!!
ユーズドの金額も高かったので、てっきり最近の作品かとばかり・・(笑)
数年前の作品にしては高いのもそれだけこの作品が良いとされる証拠でしょうね。
山岳関係の小説や本を読むたび、家族・恋人以上の強い絆と絶対的な信頼関係でパートナーが結ばれている描写を読むたび、誰かBLで山岳関係の話書いてくれないかな~~と密かに思っておりました。そして、偶然にもこの作家様に出会えた事に感謝してもしきれないです。
結局この作品とデビュー作だけが山岳関係のお話なのでしょうか?ご本人もマイナーな分野だとあとがきに記しておりましたが・・。
勿体無い!!!!読者としてはもっともっと読みたいです!!!!作者様には、山岳BLの分野でもっとがんばって欲しいですね!!