カラーページが大変豊富で、絵図や画像が見やすいのが嬉しいです。
冒頭に俳優・小栗旬さんのインタビューと、
歴代三成役俳優の特集がありますので、
小栗さんファンや大河ドラマファンの方は嬉しいかもしれません。
「天地人」に会わせた本なので、直江にからめた記事、
特に関ヶ原合戦がらみの記事が多いです。
そのため全体的に、
戦略面についての記事に偏っているような印象を受けます。
最後の方の記事は、三成本なのに完全に直江特集になっています。
三成本にまで直江特集ページを入れる余裕があるなら、
そのスペースに、三成に関する違うテーマの記事を入れて欲しかったです。
興味を惹かれた記事は、
橋場日月氏の三成・兼続の挟撃作戦と、
白峰旬氏の石田・毛利連合軍主流派説でした。
個人的には、
同時期に発売された宝島社の「悲劇の智将 石田三成」
の方が読みやすい印象で面白かったですが、
こちらの本も楽しめました。
宝島社で執筆された先生方が３名、
こちらの本にも執筆されています。
「天地人」色が強すぎるのと、
表紙イラストの三成の目つきが怖かったので、★３．５。
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