難解な書物として知られる近代のバイブル、『資本論』。説明は不要でしょう。
入門書が多く出版されておりますが、私としては、
「賃労働と資本」等の入門的著作を読んだ後に資本論そのものを読んでみることをお勧めします。
それだけ、資本論は難しいけどわかりやすい本なのです(場合によっては入門書のほうが難しい)。
そもそも、マルクスは頭の中であーだこーだ考えるタイプではなく、具体的なデータから法則を導き出す手法を取っていたわけですから、
内容は難しいのですが、書き方そのものは実に論理的で明快です(具体例も多い)。
ところがドイツ語(あるいは英語)だとスーっと頭に入る内容も
日本語に直すと、順序を入れ替えたりニュアンスが変わったりしますので、どうもわかりにくくなってしまうわけです。
本書は、資本論の翻訳書の中では最もわかりやすい文体で、かつ脚注が豊富ですので、
他の適当な入門書(ヨハン・モストの「資本論入門」がお勧めです)を添えながら読んでいけば、すんなり内容が入っていくかと思います。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
資本論 (1) 新書 – 1982/11/15
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,282","priceAmount":1282.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,282","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"ii%2FgYcV7FaBnUyNkYl1l%2FUj8hBbHm4XT3LhP5h5tlxUACw2yvc7hXAwxsX03fDqY9DYIZg%2BZVZ4mz7tHcXFPI%2FYtpr5JMl3mqC209M7m6NTpzWuwLGI69NvUvU0F9Fz0","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}]}
購入オプションとあわせ買い
『資本論』邦訳史に画期を築いた初の組織的集団訳。正確で平易な最高水準の翻訳を実現。多数の訳者注は文学,聖書,神話,故事,諺,各種版本の異同,引用文の校訂,邦訳文献の指示,用語の説明など,『資本論』の深い内容理解を助ける。 第1分冊〜第4分冊=資本論第一巻 第5分冊〜第7分冊=資本論第二巻 第8分冊〜第13分冊=資本論第三巻
- ISBN-104406008926
- ISBN-13978-4406008921
- 出版社新日本出版社
- 発売日1982/11/15
- 言語日本語
- 本の長さ264ページ
よく一緒に購入されている商品
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 新日本出版社 (1982/11/15)
- 発売日 : 1982/11/15
- 言語 : 日本語
- 新書 : 264ページ
- ISBN-10 : 4406008926
- ISBN-13 : 978-4406008921
- Amazon 売れ筋ランキング: - 397,467位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 30,772位新書
- - 40,308位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
イメージ付きのレビュー
4 星
この分冊の内容
版を重ねるたびに追加された序文6本(よく参照される)と第1部の第1篇「商品と貨幣」という部分が収められています。表明されている事:商品の価値を「使用価値」と「交換価値」との両面から分析しよう。3つの章から成っています。第1章「商品」 第2章「交換過程」 第3章「貨幣または商品流通」私が皆さんにぜひ読んでほしい部分:第1章「商品」の末尾、第4節 「商品の物神的性格とその秘密」暮らしのための手段である商品や貨幣それ自体が目的になってしまう現象を解説しています。物神崇拝=拝物愛=フェティシズム「ユダヤから改宗した家庭」という出自にこだわって「拝金主義からの脱却」を説く初期マルクスの精髄を完成期著作のここにまとめて開陳しているわけです。
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
申し訳ありませんが、エラーが発生しました
申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年10月14日に日本でレビュー済み
版を重ねるたびに追加された序文6本(よく参照される)と
第1部の第1篇「商品と貨幣」という部分が収められています。
表明されている事:
商品の価値を「使用価値」と「交換価値」との両面から分析しよう。
3つの章から成っています。
第1章「商品」 第2章「交換過程」 第3章「貨幣または商品流通」
私が皆さんにぜひ読んでほしい部分:
第1章「商品」の末尾、第4節 「商品の物神的性格とその秘密」
暮らしのための手段である商品や貨幣それ自体が目的になって
しまう現象を解説しています。物神崇拝=拝物愛=フェティシズム
「ユダヤから改宗した家庭」という出自にこだわって
「拝金主義からの脱却」を説く初期マルクスの精髄を
完成期著作のここにまとめて開陳しているわけです。
第1部の第1篇「商品と貨幣」という部分が収められています。
表明されている事:
商品の価値を「使用価値」と「交換価値」との両面から分析しよう。
3つの章から成っています。
第1章「商品」 第2章「交換過程」 第3章「貨幣または商品流通」
私が皆さんにぜひ読んでほしい部分:
第1章「商品」の末尾、第4節 「商品の物神的性格とその秘密」
暮らしのための手段である商品や貨幣それ自体が目的になって
しまう現象を解説しています。物神崇拝=拝物愛=フェティシズム
「ユダヤから改宗した家庭」という出自にこだわって
「拝金主義からの脱却」を説く初期マルクスの精髄を
完成期著作のここにまとめて開陳しているわけです。
版を重ねるたびに追加された序文6本(よく参照される)と
第1部の第1篇「商品と貨幣」という部分が収められています。
表明されている事:
商品の価値を「使用価値」と「交換価値」との両面から分析しよう。
3つの章から成っています。
第1章「商品」 第2章「交換過程」 第3章「貨幣または商品流通」
私が皆さんにぜひ読んでほしい部分:
第1章「商品」の末尾、第4節 「商品の物神的性格とその秘密」
暮らしのための手段である商品や貨幣それ自体が目的になって
しまう現象を解説しています。物神崇拝=拝物愛=フェティシズム
「ユダヤから改宗した家庭」という出自にこだわって
「拝金主義からの脱却」を説く初期マルクスの精髄を
完成期著作のここにまとめて開陳しているわけです。
第1部の第1篇「商品と貨幣」という部分が収められています。
表明されている事:
商品の価値を「使用価値」と「交換価値」との両面から分析しよう。
3つの章から成っています。
第1章「商品」 第2章「交換過程」 第3章「貨幣または商品流通」
私が皆さんにぜひ読んでほしい部分:
第1章「商品」の末尾、第4節 「商品の物神的性格とその秘密」
暮らしのための手段である商品や貨幣それ自体が目的になって
しまう現象を解説しています。物神崇拝=拝物愛=フェティシズム
「ユダヤから改宗した家庭」という出自にこだわって
「拝金主義からの脱却」を説く初期マルクスの精髄を
完成期著作のここにまとめて開陳しているわけです。
このレビューの画像
2018年5月18日に日本でレビュー済み
いまさら新日本出版社の『資本論』でもなかろうと、筑摩書房版を手に取り、今村仁司、三島憲一、鈴木直訳の「フレッシュそうな」マルクス・コレクションの『資本論(1)』を読んだが、迷訳に辟易。まじめに読んでいる読者を馬鹿にしているのかとさえ思った。あらためて、こちらを本棚から出して読めば、マルクスのドイツ語原著をできるだけ素直にわかりやすい日本語で訳していて、註も親切だし、見直しました。英語の翻訳版も「?」な奴があるが、日本語訳として、最新の翻訳である筑摩版ははっきり言って、独りよがりの翻訳であり(まあ、哲学者系統の方が訳したということで、いいところもあるのですが、それが目に入らなくなるくらい、変な訳語、変な日本語文章が多すぎる!)、余計な悩みを増やす。筑摩版をそのまますらすらとは到底読めなかったので、このもやもやをはらすべく(私がわるいのか、翻訳がわるいのかはっきりさせるため)、独語、英訳複数、邦訳複数を参照しながら、読み進めた。相当程度の時間をかけての結論である。これでは、きちんと資本論の内容を理解することができない。新日本出版社のものがはるかにすぐれていることを、「発見」いたしました。