表紙デザインに昭和の風を感じ、今回初トライ。
少年漫画派だったので、劇画の知識はありません。
初心者レビューとして、流してください。
作者・篠原とおる氏は、『さそり』『コードネーム348』『ワニ分署』など映像化された作品も多く残す漫画家。
初出版は1958年というから、昭和の香りを感じたのは納得。
昭和作品として読み始めたが、画が予想以上に洗練されてビックリ。
劇中にインターネットなる単語が出てきて、ようやく昭和時代に描かれたものではないと悟った。
確認してみると、本作の単行本は2000年に初出版。
マンサンコミックスとなっていたから、『漫画サンデー』に連載されていたのだろう。
主人公は女性鑑識官・千鳥はるか。
キャリアとしては3、4年だが、刑事を差し置いて捜査してしまう度胸と正義感が特徴。
1巻では3つのエピソードを前編・後編に分けて計6話を収録。
さらに3億円強奪事件を独自に解釈した『迷宮時計』の読切も。
昭和を懐古させる画、エモーショナルな構図、派手なアクションなどを楽しみたい。
もちろん、劇画ならではの泥臭さ、滲み出るエロスも健在だ。
第1話で、殺人の容疑者が全裸で逃亡。
そのまま川に飛び込み、陸にあがってからは木の上に5日間隠れるというエピソードがある。
そして事件の結末は、おそらく貴方の常識を超えるだろう。
時代のギャップがトンデモ効果を創出するが、これが何ともいえない余韻となる。
ちなみに、『CSI』のような科学ウンチクは、あまり期待できない。
どちらかといえば、はるかが刑事に変わって犯人を追うようなイメージだ。
ただ、警察用語は頻出し、取材力の高さと雰囲気は十分に伝わる。
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おんな鑑識官 千鳥 1 (マンサンコミックス) コミック – 2000/11/1
篠原 とおる
(著)
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社実業之日本社
- 発売日2000/11/1
- ISBN-104408165654
- ISBN-13978-4408165653
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登録情報
- 出版社 : 実業之日本社 (2000/11/1)
- 発売日 : 2000/11/1
- 言語 : 日本語
- コミック : 222ページ
- ISBN-10 : 4408165654
- ISBN-13 : 978-4408165653
- Amazon 売れ筋ランキング: - 521,858位コミック
- カスタマーレビュー:
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