実はこの本と関係ありませんが、あまりに昨日のソチオリンピックの内容が
素晴らしかったので、書いておきたくてこの場を借りてしまいます。
モーグル決勝の映像、そしてその後のインタビューを見て泣けてしまいました。
なにがそんなに良かったのか。とにかくメダルという評価なしに 「これまでやっ
てこれたことを、全力で出し切れたこと。」 に対する満足感謝の思いが全面にあらわ
れていたことが、すばらしかったのである。前からメダル重視の報道が大嫌いだっ
た私のこころに、彼女の負けたけど心のそこからの笑顔は、あまりにもまぶしかっ
た。「そうなんだよ、これでいいんだよ。メダルの有る無しじゃない。どれだけやれ
たか、くいなく出し切れたかが問題なんだ。」 惜しくもメダルには届かなかった
けれども、彼女のスガスガしさには涙が出た。とにかく成果主義、結果主義の報道
に、彼女の涙と笑顔はあまりにもすばらしいアンチテーゼになりうると思う。もと
もとがオリンピック嫌いの私がたまたま見た、最高のパフォーマンスでありまし
た。上村愛子さんの映像だけで、このオリンピックから得られたものは、十二分で
あったと思えました、ありがとう、上村愛子さん。
-----
[追記]後日、小平奈緒選手のインタビューを見た。涙目で「負けたけれども、全力
を出したのでこれが実力だと思います。」と言っていた。どうも選手のマインドは
「勝つことが第一義」なんだろう。はたと、思う。スポーツってなんだろう。勝つ
ことが第一義なんだろうか。なんだかなぁ、と思ってしまう自分には異常に見え
る。スポーツってのは健康のためと、相手チームも含めその地域の親睦のために役立てば十分じゃない
だろうか。だからオリンピックも嫌いだし、メダルの数に大騒ぎしているのもいや
んなるくらいバカバカしい。
ついでにまだ感じたことを書かせてもらうと、ドキュメンタリーでよく、選手の
挫折話(?)やそれを支えた家族、スタッフの感動秘話みたいのが放送されたりす
る。一見素晴らしく見え、「やはりスポーツっていいですねぇ。」というコメント
で締めくくられたりする。「バカか。」と言ってやりたい。人間生きていれば、そ
んなエピソードくらい人の数だけあるのである。それをスポーツ選手だけ、特化し
てもち上げて報道することがバカバカしい。また、そんなエピソードに感動するく
らい、あなたの人生はスカンピンなのか。そんな素寒貧な人生の代償として、スタ
ーの栄光物語を欲するのか。
と言うより、私たちの生活が本当に楽しく、有意義であり、コミュニケイティブで
あればそんな見ず知らずの(縁遠い)スポーツ選手の感動物語なんか必要ないので
ある。よそに目をやるよりも自分達の話(生活)だけで、十分にオモシロイはずである。
自分たちの生活が貧相であればある程、そういう話を欲するのではないだろうか。
また、私たちの(そらぞらしい)生活から目をそらさせるために、またはガス抜きのため
におりこうな権力者が利用しているのだと思う。
もっと自分たちの生活に、周りの人達に、生きている意味に目を向けよう。何の
ために生きているのか。自分の行動に満足しているのか。私たちは本当に
仕事をとうして、社会をとうして、生きている事をとうしてあなたと手を繋いでいるのか。あなたとあなたと
あなたとあなたとあなたとあなたとあなたとあなたと。福島で被災生活を強いられて
いるあなたと。
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やさしく、強く、そして正直に - 弱い心との向き合い方 (じっぴコンパクト 57) 新書 – 2010/2/5
上村 愛子
(著)
世界の頂点を極めたモーグルスキーヤー上村愛子が語る、紆余曲折の人生。
小学生のときに受けたイジメ、カナダで出合ったモーグルスキー、3度のオリンピック出場、
挫折、選手活動の停止、ワールドカップ総合優勝、世界選手権2冠。
そして、アルペンスキーヤー皆川賢太郎との結婚。
タイトルの「やさしく、強く、そして正直に」は、自身が母を評した言葉。
そんな素敵な女性になりたいと語る。
「のんびりと、コツコツとしか進めない」と記す上村愛子の真実とは?
感動の特別寄稿「お母さんから愛子へ」も収録。
小学生のときに受けたイジメ、カナダで出合ったモーグルスキー、3度のオリンピック出場、
挫折、選手活動の停止、ワールドカップ総合優勝、世界選手権2冠。
そして、アルペンスキーヤー皆川賢太郎との結婚。
タイトルの「やさしく、強く、そして正直に」は、自身が母を評した言葉。
そんな素敵な女性になりたいと語る。
「のんびりと、コツコツとしか進めない」と記す上村愛子の真実とは?
感動の特別寄稿「お母さんから愛子へ」も収録。
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社実業之日本社
- 発売日2010/2/5
- ISBN-104408452742
- ISBN-13978-4408452746
登録情報
- 出版社 : 実業之日本社 (2010/2/5)
- 発売日 : 2010/2/5
- 言語 : 日本語
- 新書 : 176ページ
- ISBN-10 : 4408452742
- ISBN-13 : 978-4408452746
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,106,616位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 426位じっぴコンパクト新書
- - 26,605位スポーツ (本)
- カスタマーレビュー:
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イメージ付きのレビュー
5 星
スゴイヒト、上村愛子さん。
実はこの本と関係ありませんが、あまりに昨日のソチオリンピックの内容が素晴らしかったので、書いておきたくてこの場を借りてしまいます。 モーグル決勝の映像、そしてその後のインタビューを見て泣けてしまいました。なにがそんなに良かったのか。とにかくメダルという評価なしに 「これまでやってこれたことを、全力で出し切れたこと。」 に対する満足感謝の思いが全面にあらわれていたことが、すばらしかったのである。前からメダル重視の報道が大嫌いだった私のこころに、彼女の負けたけど心のそこからの笑顔は、あまりにもまぶしかった。「そうなんだよ、これでいいんだよ。メダルの有る無しじゃない。どれだけやれたか、くいなく出し切れたかが問題なんだ。」 惜しくもメダルには届かなかったけれども、彼女のスガスガしさには涙が出た。とにかく成果主義、結果主義の報道に、彼女の涙と笑顔はあまりにもすばらしいアンチテーゼになりうると思う。もともとがオリンピック嫌いの私がたまたま見た、最高のパフォーマンスでありました。上村愛子さんの映像だけで、このオリンピックから得られたものは、十二分であったと思えました、ありがとう、上村愛子さん。-----[追記]後日、小平奈緒選手のインタビューを見た。涙目で「負けたけれども、全力を出したのでこれが実力だと思います。」と言っていた。どうも選手のマインドは「勝つことが第一義」なんだろう。はたと、思う。スポーツってなんだろう。勝つことが第一義なんだろうか。なんだかなぁ、と思ってしまう自分には異常に見える。スポーツってのは健康のためと、相手チームも含めその地域の親睦のために役立てば十分じゃないだろうか。だからオリンピックも嫌いだし、メダルの数に大騒ぎしているのもいやんなるくらいバカバカしい。 ついでにまだ感じたことを書かせてもらうと、ドキュメンタリーでよく、選手の挫折話(?)やそれを支えた家族、スタッフの感動秘話みたいのが放送されたりする。一見素晴らしく見え、「やはりスポーツっていいですねぇ。」というコメントで締めくくられたりする。「バカか。」と言ってやりたい。人間生きていれば、そんなエピソードくらい人の数だけあるのである。それをスポーツ選手だけ、特化してもち上げて報道することがバカバカしい。また、そんなエピソードに感動するくらい、あなたの人生はスカンピンなのか。そんな素寒貧な人生の代償として、スターの栄光物語を欲するのか。 と言うより、私たちの生活が本当に楽しく、有意義であり、コミュニケイティブであればそんな見ず知らずの(縁遠い)スポーツ選手の感動物語なんか必要ないのである。よそに目をやるよりも自分達の話(生活)だけで、十分にオモシロイはずである。自分たちの生活が貧相であればある程、そういう話を欲するのではないだろうか。また、私たちの(そらぞらしい)生活から目をそらさせるために、またはガス抜きのためにおりこうな権力者が利用しているのだと思う。 もっと自分たちの生活に、周りの人達に、生きている意味に目を向けよう。何のために生きているのか。自分の行動に満足しているのか。私たちは本当に仕事をとうして、社会をとうして、生きている事をとうしてあなたと手を繋いでいるのか。あなたとあなたとあなたとあなたとあなたとあなたとあなたとあなたと。福島で被災生活を強いられているあなたと。
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2014年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実はこの本と関係ありませんが、あまりに昨日のソチオリンピックの内容が
素晴らしかったので、書いておきたくてこの場を借りてしまいます。
モーグル決勝の映像、そしてその後のインタビューを見て泣けてしまいました。
なにがそんなに良かったのか。とにかくメダルという評価なしに 「これまでやっ
てこれたことを、全力で出し切れたこと。」 に対する満足感謝の思いが全面にあらわ
れていたことが、すばらしかったのである。前からメダル重視の報道が大嫌いだっ
た私のこころに、彼女の負けたけど心のそこからの笑顔は、あまりにもまぶしかっ
た。「そうなんだよ、これでいいんだよ。メダルの有る無しじゃない。どれだけやれ
たか、くいなく出し切れたかが問題なんだ。」 惜しくもメダルには届かなかった
けれども、彼女のスガスガしさには涙が出た。とにかく成果主義、結果主義の報道
に、彼女の涙と笑顔はあまりにもすばらしいアンチテーゼになりうると思う。もと
もとがオリンピック嫌いの私がたまたま見た、最高のパフォーマンスでありまし
た。上村愛子さんの映像だけで、このオリンピックから得られたものは、十二分で
あったと思えました、ありがとう、上村愛子さん。
-----
[追記]後日、小平奈緒選手のインタビューを見た。涙目で「負けたけれども、全力
を出したのでこれが実力だと思います。」と言っていた。どうも選手のマインドは
「勝つことが第一義」なんだろう。はたと、思う。スポーツってなんだろう。勝つ
ことが第一義なんだろうか。なんだかなぁ、と思ってしまう自分には異常に見え
る。スポーツってのは健康のためと、相手チームも含めその地域の親睦のために役立てば十分じゃない
だろうか。だからオリンピックも嫌いだし、メダルの数に大騒ぎしているのもいや
んなるくらいバカバカしい。
ついでにまだ感じたことを書かせてもらうと、ドキュメンタリーでよく、選手の
挫折話(?)やそれを支えた家族、スタッフの感動秘話みたいのが放送されたりす
る。一見素晴らしく見え、「やはりスポーツっていいですねぇ。」というコメント
で締めくくられたりする。「バカか。」と言ってやりたい。人間生きていれば、そ
んなエピソードくらい人の数だけあるのである。それをスポーツ選手だけ、特化し
てもち上げて報道することがバカバカしい。また、そんなエピソードに感動するく
らい、あなたの人生はスカンピンなのか。そんな素寒貧な人生の代償として、スタ
ーの栄光物語を欲するのか。
と言うより、私たちの生活が本当に楽しく、有意義であり、コミュニケイティブで
あればそんな見ず知らずの(縁遠い)スポーツ選手の感動物語なんか必要ないので
ある。よそに目をやるよりも自分達の話(生活)だけで、十分にオモシロイはずである。
自分たちの生活が貧相であればある程、そういう話を欲するのではないだろうか。
また、私たちの(そらぞらしい)生活から目をそらさせるために、またはガス抜きのため
におりこうな権力者が利用しているのだと思う。
もっと自分たちの生活に、周りの人達に、生きている意味に目を向けよう。何の
ために生きているのか。自分の行動に満足しているのか。私たちは本当に
仕事をとうして、社会をとうして、生きている事をとうしてあなたと手を繋いでいるのか。あなたとあなたと
あなたとあなたとあなたとあなたとあなたとあなたと。福島で被災生活を強いられて
いるあなたと。
素晴らしかったので、書いておきたくてこの場を借りてしまいます。
モーグル決勝の映像、そしてその後のインタビューを見て泣けてしまいました。
なにがそんなに良かったのか。とにかくメダルという評価なしに 「これまでやっ
てこれたことを、全力で出し切れたこと。」 に対する満足感謝の思いが全面にあらわ
れていたことが、すばらしかったのである。前からメダル重視の報道が大嫌いだっ
た私のこころに、彼女の負けたけど心のそこからの笑顔は、あまりにもまぶしかっ
た。「そうなんだよ、これでいいんだよ。メダルの有る無しじゃない。どれだけやれ
たか、くいなく出し切れたかが問題なんだ。」 惜しくもメダルには届かなかった
けれども、彼女のスガスガしさには涙が出た。とにかく成果主義、結果主義の報道
に、彼女の涙と笑顔はあまりにもすばらしいアンチテーゼになりうると思う。もと
もとがオリンピック嫌いの私がたまたま見た、最高のパフォーマンスでありまし
た。上村愛子さんの映像だけで、このオリンピックから得られたものは、十二分で
あったと思えました、ありがとう、上村愛子さん。
-----
[追記]後日、小平奈緒選手のインタビューを見た。涙目で「負けたけれども、全力
を出したのでこれが実力だと思います。」と言っていた。どうも選手のマインドは
「勝つことが第一義」なんだろう。はたと、思う。スポーツってなんだろう。勝つ
ことが第一義なんだろうか。なんだかなぁ、と思ってしまう自分には異常に見え
る。スポーツってのは健康のためと、相手チームも含めその地域の親睦のために役立てば十分じゃない
だろうか。だからオリンピックも嫌いだし、メダルの数に大騒ぎしているのもいや
んなるくらいバカバカしい。
ついでにまだ感じたことを書かせてもらうと、ドキュメンタリーでよく、選手の
挫折話(?)やそれを支えた家族、スタッフの感動秘話みたいのが放送されたりす
る。一見素晴らしく見え、「やはりスポーツっていいですねぇ。」というコメント
で締めくくられたりする。「バカか。」と言ってやりたい。人間生きていれば、そ
んなエピソードくらい人の数だけあるのである。それをスポーツ選手だけ、特化し
てもち上げて報道することがバカバカしい。また、そんなエピソードに感動するく
らい、あなたの人生はスカンピンなのか。そんな素寒貧な人生の代償として、スタ
ーの栄光物語を欲するのか。
と言うより、私たちの生活が本当に楽しく、有意義であり、コミュニケイティブで
あればそんな見ず知らずの(縁遠い)スポーツ選手の感動物語なんか必要ないので
ある。よそに目をやるよりも自分達の話(生活)だけで、十分にオモシロイはずである。
自分たちの生活が貧相であればある程、そういう話を欲するのではないだろうか。
また、私たちの(そらぞらしい)生活から目をそらさせるために、またはガス抜きのため
におりこうな権力者が利用しているのだと思う。
もっと自分たちの生活に、周りの人達に、生きている意味に目を向けよう。何の
ために生きているのか。自分の行動に満足しているのか。私たちは本当に
仕事をとうして、社会をとうして、生きている事をとうしてあなたと手を繋いでいるのか。あなたとあなたと
あなたとあなたとあなたとあなたとあなたとあなたと。福島で被災生活を強いられて
いるあなたと。
このレビューの画像
2013年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
彼女の生い立ちからバンクーバー五輪に望むに至るまでの軌跡が彼女の主観観点に立って読み取れる一冊です。
文章から感じ取れる気持ちの表現がとても人間らしく、読んでいて自分まで人間らしく強い感情にふい立たされます。
おススメの一冊です。
文章から感じ取れる気持ちの表現がとても人間らしく、読んでいて自分まで人間らしく強い感情にふい立たされます。
おススメの一冊です。
2010年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上村さんの生き方を通して、正直にまじめに取り組むことの大切さを教えてくれます。
バンクーバーオリンピックが終わり、メダルの話が多く聞こえてきます。
モーグルの決勝戦の時にみえた、違いがこの本から見えた気がします。
USA の選手の周りに負けるか! という姿勢。
上村さんの自身の滑りをやりきる姿勢。
日本人には USA 選手のあの態度が嫌にみえたかもしれないし、勝負なんだからそういう気概が必要なんだと捉えた人もいるかと思います。
この本には、上村さんの全くぶれず、自分自身の滑りを全力で行う、その姿勢、そして周りへの感謝の気持ちが語られています。
人を押しのけてまで勝つ必要はない、みなハッピーでいられるように大好きなスキーを滑る。
上村さんは、みんなが応援したくなるなぜ愛される存在なのかが本人の言葉からわかった気がしました。
正直にまっすぐな姿勢最高だと思います。
バンクーバーオリンピックが終わり、メダルの話が多く聞こえてきます。
モーグルの決勝戦の時にみえた、違いがこの本から見えた気がします。
USA の選手の周りに負けるか! という姿勢。
上村さんの自身の滑りをやりきる姿勢。
日本人には USA 選手のあの態度が嫌にみえたかもしれないし、勝負なんだからそういう気概が必要なんだと捉えた人もいるかと思います。
この本には、上村さんの全くぶれず、自分自身の滑りを全力で行う、その姿勢、そして周りへの感謝の気持ちが語られています。
人を押しのけてまで勝つ必要はない、みなハッピーでいられるように大好きなスキーを滑る。
上村さんは、みんなが応援したくなるなぜ愛される存在なのかが本人の言葉からわかった気がしました。
正直にまっすぐな姿勢最高だと思います。
2010年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私の中で上村愛子の存在がはっきりしたのは、昨年6月皆川賢太郎と結婚のTV会見を見てからではないかと思う。それまで、彼女の名前や競技種目などは知っていたが、ここまで彼女のことに感心を持つようになったのは・・・なんだろう?。彼女の持つ魅力かもしれない。
”やさしく、強く、そして正直に”この本のタイトルを彼女はお母さんの生き方と評しているが、実は彼女の生き方を表したものと私は感じている。さまざまな過去の中で彼女はお母さんの愛情によってモーグルスキーに出会い、それを大切に育て、自分のものにし、オリンピックに4回出場した。
今回のバンクーバでメダルこそ逸したが、彼女の競技は素晴らしかった。TV会見を私は見て、彼女の涙に負けないくらい私も泣けて泣けて仕方がなかった。
彼女がブログにこう書いている。”どうして、こんなにも沢山の人が私を支えてくれるのに なんで結果は残せないんだろう。メダルはいつも ちょつとのところで届かない。”
でも、この本を読むにつれ、彼女は周りの人々の愛情にたっぷり恵まれているとても素晴らしい人であることに気づいた。表紙をめくるとチャミングな彼女の笑顔が迎えてくれます。のんびりと、コツコツとしか進めない彼女だから、本の内容は彼女らしい、やさしさが至る所に漂っている。世界的に活躍するスキーヤだけど、それを除けばやさしい、魅力のある綺麗な女性だということがわかり、ますます好きになって心からこれからも彼女を応援したくなりました。
”やさしく、強く、そして正直に”この本のタイトルを彼女はお母さんの生き方と評しているが、実は彼女の生き方を表したものと私は感じている。さまざまな過去の中で彼女はお母さんの愛情によってモーグルスキーに出会い、それを大切に育て、自分のものにし、オリンピックに4回出場した。
今回のバンクーバでメダルこそ逸したが、彼女の競技は素晴らしかった。TV会見を私は見て、彼女の涙に負けないくらい私も泣けて泣けて仕方がなかった。
彼女がブログにこう書いている。”どうして、こんなにも沢山の人が私を支えてくれるのに なんで結果は残せないんだろう。メダルはいつも ちょつとのところで届かない。”
でも、この本を読むにつれ、彼女は周りの人々の愛情にたっぷり恵まれているとても素晴らしい人であることに気づいた。表紙をめくるとチャミングな彼女の笑顔が迎えてくれます。のんびりと、コツコツとしか進めない彼女だから、本の内容は彼女らしい、やさしさが至る所に漂っている。世界的に活躍するスキーヤだけど、それを除けばやさしい、魅力のある綺麗な女性だということがわかり、ますます好きになって心からこれからも彼女を応援したくなりました。
2010年3月21日に日本でレビュー済み
テレビを通して伝わってくる、彼女のさわやかさがそのまま表れている
本である。世界を舞台に活躍し続けることができるのは、彼女の才能も
さることながら、困難に負けない強さと支えてくれている人への感謝の
気持ちがあるからであろう。今回のオリンピックでは、残念ながらメダルを
獲得することはできなかったが、地道な努力が実を結んだ彼女の人生から
大きな希望をいただいた気持ちになった。
本である。世界を舞台に活躍し続けることができるのは、彼女の才能も
さることながら、困難に負けない強さと支えてくれている人への感謝の
気持ちがあるからであろう。今回のオリンピックでは、残念ながらメダルを
獲得することはできなかったが、地道な努力が実を結んだ彼女の人生から
大きな希望をいただいた気持ちになった。
2010年3月13日に日本でレビュー済み
この本を機に、上村愛子さんのこれまでの本も振り返り見ましたが、
自分で決めた人生を切り開くぞという意気込んでいる状態から、
1歩ずつ歩むんだという姿勢になっていってる様など感じられました。
これからも、注目していきたいです。
自分で決めた人生を切り開くぞという意気込んでいる状態から、
1歩ずつ歩むんだという姿勢になっていってる様など感じられました。
これからも、注目していきたいです。
2019年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
スノーボードの竹内智香選手の著書を拝読しました。
<響いた箇所>
①二回出場したソルトレークシティー、トリノオリンピックを振り返ってみると、私はいつも行動を起こすとき、必ず両親やコーチ、多くの人たちから受けた助言をそのまま実行に移していたのです。
自分の考えを実行し失敗することを恐れ、自分より経験が豊富な人々の考えをそのまま受け入れることに安心してしまう選手であり、人間だったのです。
「このままではいけない」本当に強くなるには、自分の考えをしっかり言うことができて、周囲の人の助言を聞き、自分で判断をして行動に移すことが大切だと感じたのです。もちろん、日本人にとって大切な謙虚さと感謝の気持ちを忘れないということも。二十二歳、二十三歳という年齢は、大学生ならば社会人となる頃。私も社会に出ていかなければならないのかな、そう、考えてもいたのです。
「自分で考える」とても大切なことだと思います。受け身一辺倒では、成長のスピードが変わってくると思います。僕自身はスノボーの選手ではないし、したことがないのでそんなこと言える立場ではないことを重々承知しております。2つのオリンピックに出場されただけでも本当に凄いと思います。
コーチや監督、先生はもちろん親身になって指導に当たっています。けれど、その中には
「その人だからできたこと」
「他の人には当てはまるけれど、自分自身には当てはまらないこと」
があると思います。それを取捨選択していくことが求められてくると思います。
このことは、スポーツなどの競技に限らず、仕事、または人間関係などでも同様だと思います。僕自身も社会人3年目の時に、人間関係に悩みました。その時は、上司やアルバイトの人の言いなりになるだけで、「自分自身の意見・考え」というものがありませんでした。
「嫌われたくない」
と考えて、「それは違う」と発言する勇気がありませんでした。それでは仕事になりませんよね。反対されてもいいから、自分自身の意見を言わなければ、その人の存在価値がありません。また発言することによって、よい折衷案ができるかもしれないですよね。
また人間関係においては「相手の言いなり」になるのではなく、「自分が正しい」と思ったことは、反対されても勇気を持って言わなければいけないですよね。もちろん、相手も「自分が正しい」と思っていってくる訳ですから、多少の衝突は覚悟しなければいけないと思います。それで嫌われたなら、それはそれでいいと思います。
②「智香、何々したい、何々だろうでは、そこで止まってしまうんだよ。どうしてもっと強気な発言ができないんだ?」
クリスチャンの考え方は、まったく私とは違っていたのです。日本では勝ちますとはいいにくいという話をすると、
「それは周りの評価であって、周りがどう思うとかでなく、自分がどうしたいか、それを発言することが大事なんだよ」
「自分がどうしたいか」
を発言する、「謙虚」が美徳と考える方が多い日本人では抵抗があると思います。僕自身も抵抗がありますし、「超小心者」である僕は、強気になることができないと思います(笑)。どちらかと言うと
「頑張ります。」
「ベストを尽くします」
といった発言になりがちです。実際に実力のある方なら、そのような言い方をしてもいいのかな?と思います。ただ、僕自身は強気な発言する方々を否定するつもりはありません。いい意味あいで自分自身にプレッシャーをかけるのはいいことだと思います。僕自身も「努力目標」に関しては、Facebookやブログなどで強気な発言をします。
「今月から拳立て伏せを150回に増やします」
等。早く自分自身も「優勝します」という発言ができる、またはそれに近い選手になれるように頑張っていきたいと思います(この発言は、この文章の意に即していないかもしれませんが(笑))。
③毎日同じ景色を見ても、その時の心の中がすごく落ち着いていたり、充実していれば、毎日、「きれいだな」と心から思えるし、自分がいつもフレッシュな状態になっているから、周りに変化を求めなくていいのです。
そこで、私が感じたことがあったんです。
「自分が成長できないから、自分が何か行き詰まっている時に、周りに変化を求めているんじゃないかな」
「だから、飽きた時には、周りに変化を求めるんじゃなく、自分が変化していかなくてはいけないんだな」
「周りに変化を求める」
僕自身もありがちでした。介護の仕事を始めてから、
「もっと自分自身を磨きたい」
と考えて、転職もしたし、一度は独立開業もしました。けれど、振り返ってみると、環境も大切ですが、やっぱり「目の前の仕事」に一生懸命になれない人は、どこに行っても変われないと思います。
「会社のためではなく自分自身はために働きたい」
と考えていた時がありました。けれど、
「会社のために働くことが自分自身にためになる」
今は、そう感じています。目の前のご入居者様、そのご家族の方々、勤務している老人ホーム、その職員の方々のために働くことが自分自身のためになると考えています。
現在の職場につきましては、本当に感謝していますし、飽きるということもありません。自分自身が成長できているかはわかりませんが、やりがいも感じているし、空手とも両立することができて、プライベートも充実していると思います。
僕自身も「仕事」「空手」に行き詰まった時には、環境に委ねるのではなく
「どうやったら自分自身が変われるか」
「どうやったら自分自身が成長できるか」
を考えて、実行していきたいと思います。
<響いた箇所>
①二回出場したソルトレークシティー、トリノオリンピックを振り返ってみると、私はいつも行動を起こすとき、必ず両親やコーチ、多くの人たちから受けた助言をそのまま実行に移していたのです。
自分の考えを実行し失敗することを恐れ、自分より経験が豊富な人々の考えをそのまま受け入れることに安心してしまう選手であり、人間だったのです。
「このままではいけない」本当に強くなるには、自分の考えをしっかり言うことができて、周囲の人の助言を聞き、自分で判断をして行動に移すことが大切だと感じたのです。もちろん、日本人にとって大切な謙虚さと感謝の気持ちを忘れないということも。二十二歳、二十三歳という年齢は、大学生ならば社会人となる頃。私も社会に出ていかなければならないのかな、そう、考えてもいたのです。
「自分で考える」とても大切なことだと思います。受け身一辺倒では、成長のスピードが変わってくると思います。僕自身はスノボーの選手ではないし、したことがないのでそんなこと言える立場ではないことを重々承知しております。2つのオリンピックに出場されただけでも本当に凄いと思います。
コーチや監督、先生はもちろん親身になって指導に当たっています。けれど、その中には
「その人だからできたこと」
「他の人には当てはまるけれど、自分自身には当てはまらないこと」
があると思います。それを取捨選択していくことが求められてくると思います。
このことは、スポーツなどの競技に限らず、仕事、または人間関係などでも同様だと思います。僕自身も社会人3年目の時に、人間関係に悩みました。その時は、上司やアルバイトの人の言いなりになるだけで、「自分自身の意見・考え」というものがありませんでした。
「嫌われたくない」
と考えて、「それは違う」と発言する勇気がありませんでした。それでは仕事になりませんよね。反対されてもいいから、自分自身の意見を言わなければ、その人の存在価値がありません。また発言することによって、よい折衷案ができるかもしれないですよね。
また人間関係においては「相手の言いなり」になるのではなく、「自分が正しい」と思ったことは、反対されても勇気を持って言わなければいけないですよね。もちろん、相手も「自分が正しい」と思っていってくる訳ですから、多少の衝突は覚悟しなければいけないと思います。それで嫌われたなら、それはそれでいいと思います。
②「智香、何々したい、何々だろうでは、そこで止まってしまうんだよ。どうしてもっと強気な発言ができないんだ?」
クリスチャンの考え方は、まったく私とは違っていたのです。日本では勝ちますとはいいにくいという話をすると、
「それは周りの評価であって、周りがどう思うとかでなく、自分がどうしたいか、それを発言することが大事なんだよ」
「自分がどうしたいか」
を発言する、「謙虚」が美徳と考える方が多い日本人では抵抗があると思います。僕自身も抵抗がありますし、「超小心者」である僕は、強気になることができないと思います(笑)。どちらかと言うと
「頑張ります。」
「ベストを尽くします」
といった発言になりがちです。実際に実力のある方なら、そのような言い方をしてもいいのかな?と思います。ただ、僕自身は強気な発言する方々を否定するつもりはありません。いい意味あいで自分自身にプレッシャーをかけるのはいいことだと思います。僕自身も「努力目標」に関しては、Facebookやブログなどで強気な発言をします。
「今月から拳立て伏せを150回に増やします」
等。早く自分自身も「優勝します」という発言ができる、またはそれに近い選手になれるように頑張っていきたいと思います(この発言は、この文章の意に即していないかもしれませんが(笑))。
③毎日同じ景色を見ても、その時の心の中がすごく落ち着いていたり、充実していれば、毎日、「きれいだな」と心から思えるし、自分がいつもフレッシュな状態になっているから、周りに変化を求めなくていいのです。
そこで、私が感じたことがあったんです。
「自分が成長できないから、自分が何か行き詰まっている時に、周りに変化を求めているんじゃないかな」
「だから、飽きた時には、周りに変化を求めるんじゃなく、自分が変化していかなくてはいけないんだな」
「周りに変化を求める」
僕自身もありがちでした。介護の仕事を始めてから、
「もっと自分自身を磨きたい」
と考えて、転職もしたし、一度は独立開業もしました。けれど、振り返ってみると、環境も大切ですが、やっぱり「目の前の仕事」に一生懸命になれない人は、どこに行っても変われないと思います。
「会社のためではなく自分自身はために働きたい」
と考えていた時がありました。けれど、
「会社のために働くことが自分自身にためになる」
今は、そう感じています。目の前のご入居者様、そのご家族の方々、勤務している老人ホーム、その職員の方々のために働くことが自分自身のためになると考えています。
現在の職場につきましては、本当に感謝していますし、飽きるということもありません。自分自身が成長できているかはわかりませんが、やりがいも感じているし、空手とも両立することができて、プライベートも充実していると思います。
僕自身も「仕事」「空手」に行き詰まった時には、環境に委ねるのではなく
「どうやったら自分自身が変われるか」
「どうやったら自分自身が成長できるか」
を考えて、実行していきたいと思います。