1999年に実業之日本社から出た単行本の文庫化。1995-98年に書かれた10篇が収められている。
タイトルのとおり、夏目漱石『夢十夜』に触発された作品。何重もの夢が織りなす陰鬱な空間が、芦原氏の茫洋とした筆致で描ききっているところがすごい。
どの話もおしなべて暗い。重苦しい雰囲気のなかストーリーが進み、救いのない結末が訪れる。繰り返し現れるのは夫の不義と耐える妻という構図。すれ違う心の描写が印象深い。『ミミズクとオリーブ』のシリーズとは、ちょうど逆の世界だ。
夜、寝る前に読んだりするのは止めた方がいい。私は酷い目にあった。
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新・夢十夜 単行本 – 1999/2/1
芦原 すなお
(著)
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社実業之日本社
- 発売日1999/2/1
- ISBN-104408533491
- ISBN-13978-4408533490
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
夢か現か、現か夢か…。目覚めても、これは新たな夢の世界なのか? とすれば、この夢を見ているのは、いったい誰なのか? 過去・現在・未来が交錯する不思議で妖しい10編の夢物語。
登録情報
- 出版社 : 実業之日本社 (1999/2/1)
- 発売日 : 1999/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 280ページ
- ISBN-10 : 4408533491
- ISBN-13 : 978-4408533490
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,060,080位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 48,944位日本文学
- カスタマーレビュー:
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