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ラストダンス 単行本 – 2009/9/18
- 本の長さ324ページ
- 言語日本語
- 出版社実業之日本社
- 発売日2009/9/18
- ISBN-104408535583
- ISBN-13978-4408535586
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登録情報
- 出版社 : 実業之日本社 (2009/9/18)
- 発売日 : 2009/9/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 324ページ
- ISBN-10 : 4408535583
- ISBN-13 : 978-4408535586
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,308,671位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 333,345位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1963年生まれ。茨城県出身。
青山学院大学国際政治経済学部卒業。新聞社勤務のかたわら小説を執筆し、2000年秋『8年』にて第13回小説すばる新人賞を受賞。
主に警察小説とスポーツ小説というふたつのフィールドで活躍する。警察小説においては、刑事として生まれたと信じ、ひたむきに生きる男・鳴沢了を描いた「刑事・鳴沢了」シリーズが読者から熱狂的な支持を受け、一躍、新時代の旗手となった。
主な作品として「警視庁失踪課・高城賢吾」シリーズ、「警視庁追跡捜査係」シリーズがある。一方、競技者の内面までも踏み込み、著者自身がその競技を経験していたのではないかと感じさせられるスポーツ小説も評価が高い。
箱根駅伝を扱った『チーム』、高校野球を題材にした『大延長』は、スポーツに馴染みがない人でも圧倒される。このほかにも著書多数。警察小説・スポーツ小説以外の分野への進出も意欲的で、今後の活躍が楽しみな著者である。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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5年以上まえに文庫でラストダンス読んで、久しぶりにKindleで読みました。
最高です!
話は漫画的で、ストレート。
それだけにグッとくる中年男性が多いことだろう。
どなたかもおかきだが、ラストダンスという題名は?だなぁ。
夢を夢から現実に軌道修正する小学校3・4年を過ぎてもプロ野球選手になりたいと想い続けていた自分は小学校6年生の時に人生で初めて柵越えのホームランを打たれ、プロ野球選手にはなれないとぼんやり思い、とてつもなく厳しい野球部の顧問の先生が中学二年生に上がるタイミングで他の学校に転任したことをきっかけにそこまで野球に取り組まなくなった頃から学校の先生が夢と書き始めた。
ただ、子供の頃から野球に夢中で今でも高校野球漫画「おおきく振りかぶって」を買い続けている自分が一番好きなスポーツは野球なんだろう。サッカーも好きだけど、一番をあげろと言われたらいろんな事を含めて野球をあげる。
だからこそ、野球の小説はたいがい楽しめるし、速いスピードで読んで爽快な気分になる。マンガのような展開であっても満足できる。それが野球だからとひとくくりにしてしまえるのも野球好きだからなのかもしれない。
この本のエンディングもまさにマンガのようなゲームセットが待っている。でも、野球だから全然気にならない。清々しいぐらいに心に入ってくる。
引退間際の同期のキャッチャーとピッチャーの物語。一軍と二軍を行った来たりだったキャッチャーの樋口と常にチームのエースとしてマウンドに立ち続けてきた真田。若いころの出来事で試合でバッテリーを組むことはなかったけど、同じチームでは唯一同期で現役選手の2人は否が応でも意識する。
引退が近づきつつあることを意識し始めた2人に引退の花道として野球の神様はマンガのような展開を見せてくれる。2人は十数年の壁を破ってバッテリーを組むことになるのか。そして、引退の道を2人はどう歩むのか。
プロ野球という描きつくされているのかもしれない世界をあたかも2人の側で取材しているような気分で読み進めることが出来る人物描写と風景描写は野球好きならずとも楽しめる。
野球を通して描くおじさん2人の最後のきらめきはマンガのヒーローのように光る。野球好きに爽快な小説はないかと聞かれたらおすすめできる小説。
【引用】
「誰かに必要とされてるってのは、大事なことなんだぜ。それに気づくのは、不用品になってからだったりするもんだ。それじゃ寂しいだろうが」
ピッチャーという人種には、ある資質が抜け落ちているのだ。謙虚さ。
データの先にある「何か」の存在を信じていた。「一流」と「超一流」を分けるもの、それはやはり、技術という枠では語り切れない何かなのだ。
そして俺たちの野球は明日も続く。場所や形が変わったとしても。
【手に入れたきっかけ】
KIndleキャンペーン!
野球というスポーツに興味がなくても、人間ドラマとして読ませる面白さがあった。
特に、キャッチャーの役割の重要さが、とても興味深かった。
子どもの時、キャッチャーは確かに全く人気のないポジションだった。
太っているという理由でつかされるのがほとんど。
こんなにも、頭を使うポジションなんだという発見が新鮮だった。
その割に地味、あまり報われないポジションだが、キャッチャーの魅力を知ってしまえば、
通にはたまらないのだろう。
すごく脳裏に画が浮かぶ小説です。
それと、読んでいると幻聴が起きます(自分は)。
「Save The Last dance for Me (ラストダンスは私に)」
が、いろんな人の歌声で。
タイトルがおかしい、っていう方がいらっしゃるようですが。
自分はこれしかないっていうくらい素敵な題名だと思います。
読み切ってしまえる面白さ。18年間の空白を埋める最後の一試合。勝利と溶けていく
わだかまり。スポーツ好きな方が気楽によむにはいい一冊だと思う。
思わず堂場氏の他の野球ものを購入してしまったくらいなので(笑