桜の花はいろいろな表情を見せる。
儚くも美しく人は魅せられる。
そんな桜にどんな思いを寄せるのか・・・
登場人物達は、皆それぞれ厄介な問題を抱えている。でも、共感する誰かに出会えたなら繋がることができる。そして、前に進んでいくことができる。そんな愛と優しさのある短編集。
著者の文章は流れるように読みやすく、言葉の選び方が丁寧で人物像などイメージしやすい。
不思議な要素もあるけれど、ふわふわとしたファンタジーとは違う
時には、ドキッとする会話や表現もあり、リアルで独自な世界観がある。
これからの作品はどんなだろうか?私は楽しみにしている。
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桜の首飾り 単行本(ソフトカバー) – 2013/2/7
千早 茜
(著)
女と男、七つの物語。
桜の花びらで作った首飾りは、すぐにしおれてしまう。
でも、桜と人の間には、さまざまな物語がひそんでいる。
泉鏡花文学賞受賞作家による、女と男たちの幻想、羨望、嫉妬、自己回復、そして成長のストーリー七編。
【収録作品】
■春の狐憑き
美術館勤務のわたしの昼休み。初老の男性が言う。
狐は人の健全な心を喰うのだとか。喰われると心が解放されるらしい。
■白い破片
花見場所取りの際の雨宿り。声をかけてきた人懐っこい女。
そこで俺が思いだしたのは、冷たい笑いをする過去の女だった。
■初花
元女優のママは、小六のあたしを無理やり華やかな世界で注目させたがる。
いやになったあたしは花屋さんで…。
■エリクシール
わたしは夫の亡妻の身代わり……それに気づいてしまった女は、
バーで知り合った男と愉悦の時間をもっていたが。
■花荒れ
国税局の男に私は、「ゆきちゃん」と名乗る女との関係を聞かれたが、
二人の関係は和菓子がきっかけに過ぎなかった。
■背中
大学内外から持ちこまれる資料を整理するバイト中の僕。
四角四面の上司のもとに、刺青の標本を見たいという女の電話が…。
■樺の秘色
亡くなった祖母の家の庭に私が見た少女の幽霊。
家族にもわからない少女の姿を見えていそうなのは、私のほかに風来坊の男。
桜の花びらで作った首飾りは、すぐにしおれてしまう。
でも、桜と人の間には、さまざまな物語がひそんでいる。
泉鏡花文学賞受賞作家による、女と男たちの幻想、羨望、嫉妬、自己回復、そして成長のストーリー七編。
【収録作品】
■春の狐憑き
美術館勤務のわたしの昼休み。初老の男性が言う。
狐は人の健全な心を喰うのだとか。喰われると心が解放されるらしい。
■白い破片
花見場所取りの際の雨宿り。声をかけてきた人懐っこい女。
そこで俺が思いだしたのは、冷たい笑いをする過去の女だった。
■初花
元女優のママは、小六のあたしを無理やり華やかな世界で注目させたがる。
いやになったあたしは花屋さんで…。
■エリクシール
わたしは夫の亡妻の身代わり……それに気づいてしまった女は、
バーで知り合った男と愉悦の時間をもっていたが。
■花荒れ
国税局の男に私は、「ゆきちゃん」と名乗る女との関係を聞かれたが、
二人の関係は和菓子がきっかけに過ぎなかった。
■背中
大学内外から持ちこまれる資料を整理するバイト中の僕。
四角四面の上司のもとに、刺青の標本を見たいという女の電話が…。
■樺の秘色
亡くなった祖母の家の庭に私が見た少女の幽霊。
家族にもわからない少女の姿を見えていそうなのは、私のほかに風来坊の男。
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社実業之日本社
- 発売日2013/2/7
- ISBN-104408536202
- ISBN-13978-4408536200
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登録情報
- 出版社 : 実業之日本社 (2013/2/7)
- 発売日 : 2013/2/7
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 216ページ
- ISBN-10 : 4408536202
- ISBN-13 : 978-4408536200
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,492,812位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,131位ロマンス (本)
- カスタマーレビュー:
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2015年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年8月2日に日本でレビュー済み
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描写の優れた文才の作家さんではあるけれど透明な夜の香りほどの感銘を受けなかった。短編が集約された本だからか?
ひとそれぞれの感想があるのはもちろんですが。私は透明な夜の香りが一番だった
ひとそれぞれの感想があるのはもちろんですが。私は透明な夜の香りが一番だった
2017年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
桜をモチーフにした7編の短編集です。
桜でこんなにも色々な風景、人の心、匂いや色までも描けられるって。すごい。
咲き誇る桜もあれば、桜の絵、桜吹雪の入れ墨、桜の切り株の幽霊。みんないい。
桜は、人を喜ばせ。呆気なく散って寂しくさせる。桜の思い出もたくさんあるはず。
これを読んで自分の記憶も蘇る。
桜でこんなにも色々な風景、人の心、匂いや色までも描けられるって。すごい。
咲き誇る桜もあれば、桜の絵、桜吹雪の入れ墨、桜の切り株の幽霊。みんないい。
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これを読んで自分の記憶も蘇る。