~可能克郎が主役で、奥飛騨の劇団で起こる殺人を描いたミステリー。
と、これだけなんですよねぇ…。
近作の『弔い島殺人ステージ』のような珍しい趣向もないし。
旅ものミステリーとでもいいましょうか。
基本的には軽いタッチで読みやすいいつもの辻作品ですが、
人間関係も意外に凝っているし、
ちらっとしか出てこない登場人物もきっちり特徴が出~~ているのはさすが。
大塔寺燃・倫という魅力的な美女・美少女キャラが出てくるし、
なんとなく続編も匂わせるのですが、
ある種のキャラ萌えにならず、
きっちりミステリとしての謎解きで勝負して欲しいところ。
できればスーパーと対決してほしいです。~
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奥飛騨、殺人慕情 (ジョイ・ノベルス) 新書 – 2004/9/1
辻 真先
(著)
敏腕イベントプロデューサー・大塔寺燃、妹の倫とともに奥飛騨の山間の松乃井町を訪れた可能克郎。町おこしイベントとして人気演出家を招き、かつての名旅館「陽気亭」で化け猫芝居を興行することになったのだ。だが道具の確認に赴いた克郎と倫を待っていたのは、刺し殺された男と、記憶を失った謎の美少年だった。現場は中から鍵がかかっており他に人影はない。はたして少年が犯人か? 殺された男が探していたものは? イベント開始が迫るなか、彼の無実を信じる燃たちは犯人探しを開始する——。
- 本の長さ235ページ
- 言語日本語
- 出版社有楽出版社
- 発売日2004/9/1
- ISBN-104408602906
- ISBN-13978-4408602905
登録情報
- 出版社 : 有楽出版社 (2004/9/1)
- 発売日 : 2004/9/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 235ページ
- ISBN-10 : 4408602906
- ISBN-13 : 978-4408602905
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,095,257位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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