図書館で借りて読んでいた本ですが、手元に購入したくて古書を探しました。
商品の到着も早かったですが、何よりも古書を大切に扱っている古書愛を感じることができました。
透明なフィルムで、保存できるよう丁寧にカバーされていて、初版時についていたであろう人文書院の刊行案内もついていて、懐かしく目を通すことができました。
古書を読む人の側の気持ちになって送られていて、心が温かくなりました。
ナグ・ハマディで発見された資料群がなければ、グノーシス主義や宗教についての深まりが進まなかったであろうことを告白しているハンナ・ヨナスの解釈は、ユングの元型概念や理論、神秘体験の告白や象徴的解釈にも関連して認識していくことができるといいう意味でも、大変学びになる書籍です。何度も読み返すために購入しました。
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グノーシスの宗教: 異邦の神の福音とキリスト教の端緒 単行本 – 1986/11/1
若干のすれ、汚れはあります。カバーの裏側に斑な黄ばみ、見返しから数箇所斑な汚れ、天、小口に少し汚れがあります。折込、書き込みは見あたらないです。1986年11月初版第1刷発行です。
- 本の長さ488ページ
- 言語日本語
- 出版社人文書院
- 発売日1986/11/1
- ISBN-104409030337
- ISBN-13978-4409030332
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登録情報
- 出版社 : 人文書院 (1986/11/1)
- 発売日 : 1986/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 488ページ
- ISBN-10 : 4409030337
- ISBN-13 : 978-4409030332
- Amazon 売れ筋ランキング: - 648,704位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 505位キリスト教史 (本)
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5 星
古書愛が感じられる
図書館で借りて読んでいた本ですが、手元に購入したくて古書を探しました。商品の到着も早かったですが、何よりも古書を大切に扱っている古書愛を感じることができました。透明なフィルムで、保存できるよう丁寧にカバーされていて、初版時についていたであろう人文書院の刊行案内もついていて、懐かしく目を通すことができました。古書を読む人の側の気持ちになって送られていて、心が温かくなりました。ナグ・ハマディで発見された資料群がなければ、グノーシス主義や宗教についての深まりが進まなかったであろうことを告白しているハンナ・ヨナスの解釈は、ユングの元型概念や理論、神秘体験の告白や象徴的解釈にも関連して認識していくことができるといいう意味でも、大変学びになる書籍です。何度も読み返すために購入しました。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2024年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
図書館で借りて読んでいた本ですが、手元に購入したくて古書を探しました。
商品の到着も早かったですが、何よりも古書を大切に扱っている古書愛を感じることができました。
透明なフィルムで、保存できるよう丁寧にカバーされていて、初版時についていたであろう人文書院の刊行案内もついていて、懐かしく目を通すことができました。
古書を読む人の側の気持ちになって送られていて、心が温かくなりました。
ナグ・ハマディで発見された資料群がなければ、グノーシス主義や宗教についての深まりが進まなかったであろうことを告白しているハンナ・ヨナスの解釈は、ユングの元型概念や理論、神秘体験の告白や象徴的解釈にも関連して認識していくことができるといいう意味でも、大変学びになる書籍です。何度も読み返すために購入しました。
商品の到着も早かったですが、何よりも古書を大切に扱っている古書愛を感じることができました。
透明なフィルムで、保存できるよう丁寧にカバーされていて、初版時についていたであろう人文書院の刊行案内もついていて、懐かしく目を通すことができました。
古書を読む人の側の気持ちになって送られていて、心が温かくなりました。
ナグ・ハマディで発見された資料群がなければ、グノーシス主義や宗教についての深まりが進まなかったであろうことを告白しているハンナ・ヨナスの解釈は、ユングの元型概念や理論、神秘体験の告白や象徴的解釈にも関連して認識していくことができるといいう意味でも、大変学びになる書籍です。何度も読み返すために購入しました。
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2005年8月5日に日本でレビュー済み
グノーシス関連書が豊富な今日であるが、本書は基本的な文献の
一つである。グノーシスを論評するよりも、そのさまざまな形を
紹介している。中に法華経の一説話とそっくりの話がある。まるで
仏教とグノーシスが通じていたのではないかと考えさせるのだが、
そういう思索は読者の方にかき立てられても、著者が云々しない
ところが本書の良さである。訳者の一人の秋山さと子はユングに
傾倒した人だったが、けっしてユング派のグノーシス解釈に偏って
いない本である。グノーシスに興味ある方はまず本書を何とか
入手されたい。
一つである。グノーシスを論評するよりも、そのさまざまな形を
紹介している。中に法華経の一説話とそっくりの話がある。まるで
仏教とグノーシスが通じていたのではないかと考えさせるのだが、
そういう思索は読者の方にかき立てられても、著者が云々しない
ところが本書の良さである。訳者の一人の秋山さと子はユングに
傾倒した人だったが、けっしてユング派のグノーシス解釈に偏って
いない本である。グノーシスに興味ある方はまず本書を何とか
入手されたい。
2002年11月11日に日本でレビュー済み
狭義の宗教運動としてのグノーシスは、キリスト教グノーシス派やマニ教の弾圧・衰退と共に消滅してしまったが、かえって、その基本認識・発想法は様々な社会思想に連綿と引き継がれています。
人間の心魂の奥底に埋れて、本来の場所から自己疎外されている「光の断片=隠されたる神」が、本来の自己(至高の神)に回帰するために、反対物(創造神が創った物質世界)を否定し止揚するという弁証法的な思想で、それを認識するするのがグノーシス(知識)です。
ユング心理学のアーキタイプ(元型)、ユダヤ・キリスト教の終末論・黙示録思想、ヘーゲル・マルクス主義の疎外・物象化論等の弁証法理論など西欧の中心的な社会思想に絶大な影響を与えています。
人の心魂の奥深くに眠る「光のかけら」は、物質世界を創った創造神とは全く異なる「異邦なるもの=至高の神」から「流失」したものであるという発想は、創造神の被造物(=物質)という伝統的な宗教思想と大きく異なっており、無意識の奥深く、肉体の奥にある心魂の、さらに奥に「神のかけら」が埋れているというのは、唯我論に近いものがあります。ハンスヨナスのこの著書は、古代オリエントを起源とするグノーシスの様々な諸相を包括的に提示し、現代にも隠然とした影響を与えている、この古代思想に対する理解を助けてくれます。
人間の心魂の奥底に埋れて、本来の場所から自己疎外されている「光の断片=隠されたる神」が、本来の自己(至高の神)に回帰するために、反対物(創造神が創った物質世界)を否定し止揚するという弁証法的な思想で、それを認識するするのがグノーシス(知識)です。
ユング心理学のアーキタイプ(元型)、ユダヤ・キリスト教の終末論・黙示録思想、ヘーゲル・マルクス主義の疎外・物象化論等の弁証法理論など西欧の中心的な社会思想に絶大な影響を与えています。
人の心魂の奥深くに眠る「光のかけら」は、物質世界を創った創造神とは全く異なる「異邦なるもの=至高の神」から「流失」したものであるという発想は、創造神の被造物(=物質)という伝統的な宗教思想と大きく異なっており、無意識の奥深く、肉体の奥にある心魂の、さらに奥に「神のかけら」が埋れているというのは、唯我論に近いものがあります。ハンスヨナスのこの著書は、古代オリエントを起源とするグノーシスの様々な諸相を包括的に提示し、現代にも隠然とした影響を与えている、この古代思想に対する理解を助けてくれます。