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環境にやさしい生活をするためにリサイクルしてはいけない (プレイブックス 783) 新書 – 2000/1/1
- 本の長さ219ページ
- 言語日本語
- 出版社青春出版社
- 発売日2000/1/1
- ISBN-104413017838
- ISBN-13978-4413017831
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
地球環境をこれ以上悪化させないためには,どのような社会構造改革が必要かを提案している,一般人向けの解説書。本書では,現在環境保全のために広く行われている無用なリサイクル活動をやめ,工業製品などモノを可能な限り長期間使用することこそで資源の有効活用が図れる。そしてそれが,最終的には地球環境保全につながると説いている。
著者の言う「無用なリサイクル」とは,紙やペットボトルの回収/再生だ。この回収/再生の問題点を分離工学に携わる立場から指摘する。銅や鉄,アルミといった金属類のリサイクルと異なり,紙やペットボトルの再生は,かえって石油など天然資源の利用を増幅する結果となり,最終的には地球環境に悪い影響を与えると主張する。現在流布している"一般常識"からは一見想像もつかないような主張だが,たとえば「ペットボトル1本を再利用するには,どのくらいのコストがかかるのか」を冷静に分析するなど説得力がある。
こうした身近で行われている環境問題対策の疑問から解き起こして読者を引きつけ,1972年の「ローマクラブ報告」で指摘された「2009年の地球環境危機」をいかにして回避すべきなのかを論じている。取り扱っているテーマ自体は重たく深いが,誰でも手軽に読めるよう,一貫して平易な文章で議論を展開している。 (ブックレビュー社)
(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)
-- ブックレビュー社
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 青春出版社 (2000/1/1)
- 発売日 : 2000/1/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 219ページ
- ISBN-10 : 4413017838
- ISBN-13 : 978-4413017831
- Amazon 売れ筋ランキング: - 692,089位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,058位都市開発・都市問題 (本)
- - 49,218位新書
- - 63,110位科学・テクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1943年東京都生まれ。工学博士。東京大学教養学部基礎科学科卒業。その後、旭化成ウラン濃縮研究所所長、芝浦工業大学工学部教授、名古屋大学大学院教授を経て、中部大学教授。世界で初めて化学法によるウラン濃縮に成功し日本原子力学会平和利用特賞を受賞、内閣府原子力委員会および安全委員会専門委員などを歴任。原子力、環境問題をめぐる発言で注目されている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『「正しい」とは何か?: 武田教授の眠れない講義 (ISBN-10: 4093882851)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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情報が古い分、今となっては読み手を選ぶ本でしょう。
しかし、その主張を支えるデータ部分がいかにも弱い。リサイクル推進派を納得させるためには、もう少し科学的に納得が出来るデータを提示するべきであろう。リサイクルを行うためにどれくらいのエネルギーが消費されているか数値で証明できない以上はただの思いつきにすぎない。
また、この本の後半部分は抽象的な概念の羅列にすぎなく冗漫である。
なるほど、最初のうちはリサイクルのもつ負の面がこんこんととかれている。しかし、後半になると、限りある資源を使い尽くしてしまわないようにするには、「節約」しかないというまっとうな意見が述べられている。大変常識的だ。環境問題に関する本は、関心のない人にこそ読んでもらわなければならないのに、そういう本を読んでいるのは関心の高い人である。本書のように、衝撃的なタイトルがつけられていれば、あまり環境問題に関心のない人も手にとって読もうと思うかもしれない。筆者はそこまで考えてこの書物を書いたのだろうか。
この本を読んで環境のことで知識を増やし、研究をし、社会貢献できる仕事に就きたいと思いました。環境を保護するという形はいろいろな分野、業種でできるので、幅広い職業や学生に読んで欲しいです。