トラウマ関連障害の診断を受けている者です。
学生時代に深刻ないじめを受け、以来漠然と孤立無援感や生きづらさを感じて生きてきたのですが、本書の中にその理由が書かれていました。
内容はかなり専門的で、トラウマ関連障害の症状に強く悩まされている状態の方にとっては、読むのは少し厳しいかと思います。
回復期の患者さんにとっては、自分の疾患について学べるこれ以上ない本になるかと思われます。
DV、性被害等にあわれた方は、フェミニスト視点で書かれているジュディス・ハーマンの著書の方が理解しやすいかもしれませんので、そちらも併せて確認することをおすすめします。
現在、ロシアによるウクライナ侵攻のために、トラウマがより身近な存在になってきました。
ウクライナの避難民と関わる方にとっても、通常では意識しないような新たな視点を提供してくれるものと思います。
おそらく、トラウマ研究は今後しばらく進むことになるでしょう。
トラウマの歴史は研究が活発な時期と、まさにPTSDの症状である健忘のように忘れ去られる時期を繰り返してきたと言われています。
本書に書かれている内容が忘れ去られることなく、精神医学の常識となることを当事者として願っています。
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トラウマティック・ストレス:PTSDおよびトラウマ反応の臨床と研究のすべて 単行本 – 2001/9/5
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トラウマ、PTSDについて、これまでの研究と治療を集大成した決定版。トラウマ性の体験は、PTSDの症状のみならず、行動パターンや人格形成に深い影響を与えるという視点に貫かれており、虐待・事故などでトラウマを抱えた人を援助するすべて臨床家必携の書。
原書名: TRAUMATIC STRESS: The Effects of Overwhelming Experience on Mind, Body, and Society
【目次】
第1部 背景にある諸問題と歴史
1 トラウマというブラックホール
2 トラウマとその社会的課題
3 精神医学におけるトラウマの歴史
第2部 急性の反応
4 ストレス 対 トラウマ性ストレス――急性恒常性維持反応から慢性病理まで
第3部 トラウマへの適応
5 トラウマ性ストレス因子の本質とトラウマ後反応の疫学
6 回復力、脆弱性、およびトラウマ後反応の経過
7 トラウマへの適応の複雑さ、自己制御、刺激の弁別、および人格発達
8 記録する身体――外傷後ストレス障害への精神生物学的アプローチ
9 臨床と研究場面における外傷後ストレス障害の評価
第4部 記憶:そのメカニズムとプロセス
10 トラウマと記憶
11 外傷後ストレス障害における解離と情報処理過程
第5部 発達的・社会的・文化的諸問題
12 幼少期・思春期のトラウマ性ストレス――近年の進展と現在の論争
13 外傷後ストレス障害における法的問題
第6部 外傷後ストレス障害の治療
14 外傷後ストレス障害の治療に関する概略
15 トラウマ後ストレスの予防――コンサルテーション、トレーニング、早期治療
16 外傷後ストレス障害の認知行動療法
17 外傷性ストレス障害の精神薬理学的治療
18 外傷性ストレス障害の精神分析的心理療法
19 外傷性ストレス障害の治療における治療環境と新たな探究
結語と今後の課題
原書名: TRAUMATIC STRESS: The Effects of Overwhelming Experience on Mind, Body, and Society
【目次】
第1部 背景にある諸問題と歴史
1 トラウマというブラックホール
2 トラウマとその社会的課題
3 精神医学におけるトラウマの歴史
第2部 急性の反応
4 ストレス 対 トラウマ性ストレス――急性恒常性維持反応から慢性病理まで
第3部 トラウマへの適応
5 トラウマ性ストレス因子の本質とトラウマ後反応の疫学
6 回復力、脆弱性、およびトラウマ後反応の経過
7 トラウマへの適応の複雑さ、自己制御、刺激の弁別、および人格発達
8 記録する身体――外傷後ストレス障害への精神生物学的アプローチ
9 臨床と研究場面における外傷後ストレス障害の評価
第4部 記憶:そのメカニズムとプロセス
10 トラウマと記憶
11 外傷後ストレス障害における解離と情報処理過程
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15 トラウマ後ストレスの予防――コンサルテーション、トレーニング、早期治療
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17 外傷性ストレス障害の精神薬理学的治療
18 外傷性ストレス障害の精神分析的心理療法
19 外傷性ストレス障害の治療における治療環境と新たな探究
結語と今後の課題
- ISBN-104414402867
- ISBN-13978-4414402865
- 出版社誠信書房
- 発売日2001/9/5
- 言語日本語
- 本の長さ686ページ
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
記憶、解離、文化とトラウマの問題、生理学的および心理学的プロセスの複雑な関係など、トラウマ性のストレスとその治療について、これまでの研究成果と臨床的知識を収録。精神科医・臨床心理士などのための必読書。
登録情報
- 出版社 : 誠信書房 (2001/9/5)
- 発売日 : 2001/9/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 686ページ
- ISBN-10 : 4414402867
- ISBN-13 : 978-4414402865
- Amazon 売れ筋ランキング: - 631,267位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,735位臨床心理学・精神分析
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2022年8月21日に日本でレビュー済み
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2017年12月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
PTSDに関連する本の中ではトップクラスの内容でかなり詳しい。
高額だから躊躇していたのだけどもっと早く買っておけばよかったと後悔。
私は著者の本は『サイコロジカル・トラウマ』→『身体はトラウマを記録する』→本書、の順番に読んだのだが、PTSDの生物学的な影響の各種データなどは本書が一番細かく載っていてためになった。
とにかく、身体はトラウマを記録する、から興味を持った人に言いたいが、絶対にこちらも読んでおいた方が良い。
身体はトラウマを記録する、は、著書の自伝+最新の研究結果、と言った内容だが、こちらはただひたすらトラウマを受ければどういうダメージを身体と精神に遺し、どうなるか、についてひたすら記述があり、患者自身の自己理解には相当役に立つ。
最新の研究はこれを基礎としてなりたっていると言えるし、古くさいとかは微塵もないから自分が罹患者の人には絶対に読んでおいて欲しい。
これに比べたら他のトラウマ本(一般人向けの優しい軽めの本のこと)は子供のおもちゃレベル。
内容はどれもが凄いが個人的にはヘンリー・クリスタルが述べた外傷体験中の内的な感覚についてや、PTSD罹患者がとる行動は具体的にどういう理由からなのか、などの記述からとても得るものが多かった。
特に外傷体験中の情動についての部分は、私自身の心の奥から出て来たがっている、自分の体験当時の感情を抑えつけている蓋のようなものをさらにこじ開けてくれたと思う。
本書の難点を上げるとすれば、一人の患者に焦点を当てた臨床の記録が少なく、全体を通して淡々と説明が続く感じで正に学術書と言った本であるために多少の読み辛さがあるところでしょうか。
とにかく見てみたい方、特にPTSD当事者の方は図書館を梯子してでも見つけて読んでみることをお勧めします。
疑いなくヴァンダーコーク先生の3著書はPTSDを理解するための骨格になるので読まないと始まんないですね。
高額だから躊躇していたのだけどもっと早く買っておけばよかったと後悔。
私は著者の本は『サイコロジカル・トラウマ』→『身体はトラウマを記録する』→本書、の順番に読んだのだが、PTSDの生物学的な影響の各種データなどは本書が一番細かく載っていてためになった。
とにかく、身体はトラウマを記録する、から興味を持った人に言いたいが、絶対にこちらも読んでおいた方が良い。
身体はトラウマを記録する、は、著書の自伝+最新の研究結果、と言った内容だが、こちらはただひたすらトラウマを受ければどういうダメージを身体と精神に遺し、どうなるか、についてひたすら記述があり、患者自身の自己理解には相当役に立つ。
最新の研究はこれを基礎としてなりたっていると言えるし、古くさいとかは微塵もないから自分が罹患者の人には絶対に読んでおいて欲しい。
これに比べたら他のトラウマ本(一般人向けの優しい軽めの本のこと)は子供のおもちゃレベル。
内容はどれもが凄いが個人的にはヘンリー・クリスタルが述べた外傷体験中の内的な感覚についてや、PTSD罹患者がとる行動は具体的にどういう理由からなのか、などの記述からとても得るものが多かった。
特に外傷体験中の情動についての部分は、私自身の心の奥から出て来たがっている、自分の体験当時の感情を抑えつけている蓋のようなものをさらにこじ開けてくれたと思う。
本書の難点を上げるとすれば、一人の患者に焦点を当てた臨床の記録が少なく、全体を通して淡々と説明が続く感じで正に学術書と言った本であるために多少の読み辛さがあるところでしょうか。
とにかく見てみたい方、特にPTSD当事者の方は図書館を梯子してでも見つけて読んでみることをお勧めします。
疑いなくヴァンダーコーク先生の3著書はPTSDを理解するための骨格になるので読まないと始まんないですね。
2004年10月10日に日本でレビュー済み
この本の広範な内容から見て、ほんの一つの切り口に絞ったコメントに過ぎないが、いわゆる「偽りの記憶症候群」論争に関して、どの方向にバイアスがかかるにせよ何らかのメッセージを発する前に、少なくとも本書を読み通しておくことが前提になるだろう。精神医学や神経生理学の狭義の専門家、または専門的な臨床家でない読者にも十分理解できる質の高い丁寧な記述である。難点はかなり高価なことだが、この内容であれば妥当である。なお、本書はあくまでも本書の出版年である1996年までの最も質の高い世界標準であり、言うまでもないことだが、それ以後のさまざまな研究の動向を知りたい読者は個別の論文に当たっている。それは専門家たちの話であるが、言いたいことは、本書のようなスタンダードはそれ以後出ていないし、そう簡単に出せないということである。また、今年の夏、本書の中心的な著者ヴァン・デア・コルクの教授を受けている専門家の演習に出て聞いたことだが、本書の内容もすでにかなりの程度(本書の内容を発展させる方向で)更新されつつある。