笑えないくらい暗い過去をしょってるのに重くないのが良かったです。
続きが気になるのでハードカバーも購入しようと思います
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夏の塩 (クリスタル文庫 27 魚住くんシリーズ 1) 文庫 – 2000/6/1
- 本の長さ281ページ
- 言語日本語
- 出版社光風社出版
- 発売日2000/6/1
- ISBN-104415087914
- ISBN-13978-4415087917
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登録情報
- 出版社 : 光風社出版 (2000/6/1)
- 発売日 : 2000/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 281ページ
- ISBN-10 : 4415087914
- ISBN-13 : 978-4415087917
- Amazon 売れ筋ランキング: - 970,756位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9,148位ボーイズラブノベルス (本)
- - 22,244位日本文学
- - 196,199位文庫
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年8月25日に日本でレビュー済み
人は色んな生い立ちをもって生まれてきます
主人公の「魚住真澄」は、とても暗い過去をもった青年
その友人の久留米は、そんな彼の傍で、適度な距離をもってフツーに接しているのですが・・・
「あれ?あれ???」ってな感じで、何気に友情が愛情に変化して、それを受け入れる葛藤や、色んな事件、過去の問題、今の問題、ひっくるめて5冊なのですが、これはその序章にあたる1冊目
普通のBL(エロや恥じらいなど)とは全く違います
凄い話に、何となくBLが付随したような話なので、精神的BLがお好きな方にはオススメですよ
一人の人が、一人の人を求めると、又愛しすぎるとどうなるのか、その辺を丁寧に描写してくれているので(事件をひっくるめて大切な人の存在に気付くなど・・・)読了後、ずっしりと重い物が残ります
友人、周りに支えられ、生きて行くという物語的な小説です
明るいコメディがスキな方には向かないです、割とBL上級者向けの本だと思います
主人公の「魚住真澄」は、とても暗い過去をもった青年
その友人の久留米は、そんな彼の傍で、適度な距離をもってフツーに接しているのですが・・・
「あれ?あれ???」ってな感じで、何気に友情が愛情に変化して、それを受け入れる葛藤や、色んな事件、過去の問題、今の問題、ひっくるめて5冊なのですが、これはその序章にあたる1冊目
普通のBL(エロや恥じらいなど)とは全く違います
凄い話に、何となくBLが付随したような話なので、精神的BLがお好きな方にはオススメですよ
一人の人が、一人の人を求めると、又愛しすぎるとどうなるのか、その辺を丁寧に描写してくれているので(事件をひっくるめて大切な人の存在に気付くなど・・・)読了後、ずっしりと重い物が残ります
友人、周りに支えられ、生きて行くという物語的な小説です
明るいコメディがスキな方には向かないです、割とBL上級者向けの本だと思います
2005年6月2日に日本でレビュー済み
BLを読んできて、BLの中で最高傑作をつける話は何作かあるけれど、
BLの外でも最高傑作をつけるのは、この「魚住くん」シリーズだけだ。
それくらい「最高傑作」だと思う。
BLの中でも異色作と言っていいのではないだろうか。(もちろん褒め言葉である。)
普通のBLのように全面に出されたHシーンはなく、恋愛が90%をしめるようなこともない。
脇役がなおざりにされることもなく、ホモ大増殖になることもない。
そうではなくて、
透明で、キレイで、痛くて、優しい話だ。
そして、特筆すべきはその雰囲気だろう。
もちろん、ストーリー良し、キャラ良しなのだが、それと一線を画して良いのがその雰囲気なのである。
淡々として、どこか突き放していて、けれど透明で優しい。
こんな雰囲気のある話は他に読んだことがない。
BLの外でも最高傑作をつけるのは、この「魚住くん」シリーズだけだ。
それくらい「最高傑作」だと思う。
BLの中でも異色作と言っていいのではないだろうか。(もちろん褒め言葉である。)
普通のBLのように全面に出されたHシーンはなく、恋愛が90%をしめるようなこともない。
脇役がなおざりにされることもなく、ホモ大増殖になることもない。
そうではなくて、
透明で、キレイで、痛くて、優しい話だ。
そして、特筆すべきはその雰囲気だろう。
もちろん、ストーリー良し、キャラ良しなのだが、それと一線を画して良いのがその雰囲気なのである。
淡々として、どこか突き放していて、けれど透明で優しい。
こんな雰囲気のある話は他に読んだことがない。
2005年4月27日に日本でレビュー済み
BLといったらコレ!と挙げるくらい完成された小説だと思われます。
どうか全巻通して読んで下さい。非常にリアルでいながら洗練された透明感のある話で、文句なしの筆力と圧倒的な文章構成力で最後まで飽きさせません。
キャラクターの魅力は一言では言い辛いですが、主人公は勿論、脇役までとても丁寧に性格付けされています。どの人物でも愛おしくなりますし、ふと隣を見ればそこにいそうな臨場感のある設定で、言葉はなくとも行動で「ああ、こんなところが彼には愛しいんだろうな」と思わせるその文章力に舌を巻きました。
この「夏の塩」でも一つの話になっていますが、全巻通してみるとまた別の起承転結が出来上がっています。一話一話は主人公である魚住と久留米の不器用な恋の進展話ですが、通して読むと過去の数々の不幸が故に人間らしい感情に欠けた魚住くんが、それを取り戻してゆく成長過程が上手く描かれています。
設定とキャラに釘付けの1巻、少し恋の発展する2巻、圧巻の3巻で泣き、ラブラブの4巻でほっと一安心、ラスト5巻で彼らは未来に向かって歩き出します。どの巻も外れなしです。
あと、茶屋町さんのイラストも完璧なほど合ってます。このコラボは最高!
榎田さんの最高傑作シリーズ、まずはご一読を。
どうか全巻通して読んで下さい。非常にリアルでいながら洗練された透明感のある話で、文句なしの筆力と圧倒的な文章構成力で最後まで飽きさせません。
キャラクターの魅力は一言では言い辛いですが、主人公は勿論、脇役までとても丁寧に性格付けされています。どの人物でも愛おしくなりますし、ふと隣を見ればそこにいそうな臨場感のある設定で、言葉はなくとも行動で「ああ、こんなところが彼には愛しいんだろうな」と思わせるその文章力に舌を巻きました。
この「夏の塩」でも一つの話になっていますが、全巻通してみるとまた別の起承転結が出来上がっています。一話一話は主人公である魚住と久留米の不器用な恋の進展話ですが、通して読むと過去の数々の不幸が故に人間らしい感情に欠けた魚住くんが、それを取り戻してゆく成長過程が上手く描かれています。
設定とキャラに釘付けの1巻、少し恋の発展する2巻、圧巻の3巻で泣き、ラブラブの4巻でほっと一安心、ラスト5巻で彼らは未来に向かって歩き出します。どの巻も外れなしです。
あと、茶屋町さんのイラストも完璧なほど合ってます。このコラボは最高!
榎田さんの最高傑作シリーズ、まずはご一読を。
2005年12月11日に日本でレビュー済み
このシリーズ5巻まで、確かに他のBL小説と比べてかなり質の高いものだと思います。しかし、各々のキャラの設定があまりにとっぴ過ぎるのです。確かに平凡なキャラばかりでは小説にならないでしょうが、久留米を除く主なキャラ(各エピソードのゲストも)がすべて家庭環境が複雑、それが原因による不幸な生い立ち、とくれば、読んでいる方もかなり引いてしまいます。更に病気プラス交通事故と来たらもうドン引き。作者の言いたいことは解るのですが(この作家さんの他の作品全体もそうですが)これほどあからさまでは少し説教されているような気になります。もう少し匂わせる、というか、語らずして読者に気付かせるような努力が欲しかったです。
しかしレベルはかなり高いと思います。久留米と魚住のラブシーンもホットできます。萌え度も高いです。
しかしレベルはかなり高いと思います。久留米と魚住のラブシーンもホットできます。萌え度も高いです。
2001年10月22日に日本でレビュー済み
魚住くんという強烈で無機質なキャラクターとそれを取り巻くアクの濃い人物達の日常を綴ったお話。友人である久留米との微妙な関係はたどたどしい初恋のような淡さで心地よく胸に響いてきます。
2003年12月8日に日本でレビュー済み
とても綺麗な容貌に恵まれてはいるものの生まれた時から立て続けに不幸に見舞われる大学院生魚住と、彼の大学の同級生で社会人の久留米。ふたりのもどかしい恋愛模様を軸に、彼らを取り巻く人々の成長を綴った物語の第1巻。
度重なる不幸な経験(かなりシリアスです)のためか、味覚障害になったり拒食症になったりする魚住と、そんな彼の世話を渋々焼く久留米の間には、あまい雰囲気はまるでない。ごく自然な20台半ばの男性同士のやり取りが続く中で、なんとなく相手に対する友情以上の感情を自覚するようになるまでをこの巻では描いています。
主役の二人も魅力的ですが、彼らを取り巻く友人達のキャラや生き様もしっかり描かれていて、最終巻へ向けて物語を盛り立てます。
魚住と久留米の恋愛は、自然を超えて必然といった感じで、ボーイズラヴという括りに収まりきらない人間再生の物語だと思いました。
私は第1巻読了後、すぐに続きが読みたくて即全巻購入に走り、読み終えたときは涙が止まりませんでした。
全巻通して、茶屋町さんのカバー&イラストも美しく素晴らしいです。
度重なる不幸な経験(かなりシリアスです)のためか、味覚障害になったり拒食症になったりする魚住と、そんな彼の世話を渋々焼く久留米の間には、あまい雰囲気はまるでない。ごく自然な20台半ばの男性同士のやり取りが続く中で、なんとなく相手に対する友情以上の感情を自覚するようになるまでをこの巻では描いています。
主役の二人も魅力的ですが、彼らを取り巻く友人達のキャラや生き様もしっかり描かれていて、最終巻へ向けて物語を盛り立てます。
魚住と久留米の恋愛は、自然を超えて必然といった感じで、ボーイズラヴという括りに収まりきらない人間再生の物語だと思いました。
私は第1巻読了後、すぐに続きが読みたくて即全巻購入に走り、読み終えたときは涙が止まりませんでした。
全巻通して、茶屋町さんのカバー&イラストも美しく素晴らしいです。
2004年8月11日に日本でレビュー済み
この魚住君シリーズは本当に、底なしに優しい優しい小説だと思います!魚住君はとっても生きるのが不器用で、見ていてとっても痛々しいけれど、久留米という不器用で、でも底なしに優しい男に出会えて、まさに水を得たように世界を泳ぎだすんです。沢山の人に囲まれながら、それで辛い思いをしたり、時に果てしなく温かい思いにきつく抱きしめられたりする彼の毎日は、本当に素敵で、水のように澄んだ美しい優しさをはらんでいると思います。読んでいて本当にほんぼのする、優しい小説だと思います。是非、和みたいときや優しくなりたいときに読んで見てください。私的にはサリームという久留米の家の隣に住む学生さんが大好きです!!彼の作る料理の描写も激しく美味しそうなので、そこんとこにも注目して下さい!お腹がすくこと間違いなしです!(笑)