●丹羽一夫さんの製作記事は、再現性が高く、理論面の解説もわかりやすい。
基板パターンも合理的である(特にアースラインを広く塗りつぶす方法は、
理にかなっているし、エッチング液の疲労も小さい)。
●本書は、「ゲルマラジオ」から「スーパーラジオ」まで、初心者向けに書かれた製作集だ。
写真も多く、実際に製作する場合も参考になるが、「電子工作が全く初めて。」という人には、
やや難しいかもしれない。
●他のレビューで「ディップメータが無ければ、ラジオの最終調整ができない。」という趣旨の
書き込みがあったが、そんなことはない。スーパーラジオのトラッキング調整は、通常の放送
を受信しながら、最大音量となるように調整すれば、実用上は問題ない。
●本書では、最終調整はデジタルディップメータの変調機能を使うように書いてあるが、この点は
読者に誤解を与えるだろう。丹羽さんの意図としては、高価なSSGやテストオシレータが無い
環境で、それらと同等の精度で調整できる手法を説明したかったのだと思う。
●しかし、デジタルディップメータをオシレータの代わりに使う方法は、(グッドアイデアだが)
そもそもディップメータも入手困難な現状では、現実的ではない。
●私は、いつもテストオシレータで調整しているが、テストオシレータを使っても、放送を聞きな
がら簡易調整しても、この程度の受信機(中波ラジオ)では、実用感度に大きな差は出ない。
●この本に出て来るスーパーラジオの回路は、周波数変換や中間周波増幅にFETを使い、
スピーカはIC(LM386)で鳴らすので、初心者でも作りやすく、「簡易調整」でも
それなりの性能を発揮する。 いつもながら「さすが、丹羽さん」という感じだ。
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トランジスターラジオ実践製作ガイド―自作で楽しむ中波・短波・FM放送 単行本 – 2008/10/1
丹羽 一夫
(著)
- 本の長さ159ページ
- 言語日本語
- 出版社誠文堂新光社
- 発売日2008/10/1
- ISBN-104416108192
- ISBN-13978-4416108192
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登録情報
- 出版社 : 誠文堂新光社 (2008/10/1)
- 発売日 : 2008/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 159ページ
- ISBN-10 : 4416108192
- ISBN-13 : 978-4416108192
- Amazon 売れ筋ランキング: - 893,712位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 447位オーディオ・ビジュアル (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2011年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今、アマチュア無線も簡単に楽しめる趣味ではなくなりそうです。認定等お金がかかり既製品での世界になりアマチュアが
どこかに消えそうです。受信機を作って聞くことは残るかな?これもデジタル化でしょうか。そんな中丹羽さんの本は今、楽しめると思います。
どこかに消えそうです。受信機を作って聞くことは残るかな?これもデジタル化でしょうか。そんな中丹羽さんの本は今、楽しめると思います。
2014年3月1日に日本でレビュー済み
本は大変丁寧に書かれています。
そして調整方法についてですが、テストオシレータよりは安いデイップメータでやろうとしたのが大失敗でした。
本書の中で使用されているDELICA製デイップメータには中波帯が含まれているのですが、私の購入したデイップメータには、含まれていませんでした。
考えてみれば当然かもしれません。デイップメータの使用者は主にアマチュア無線家だと思いますが、アマ無線には中波帯は含まれていないのですから。
よって本書の中の、中波ラジオは調整できませんでした。短波ラジオは可能でしょうが。
そして調整方法についてですが、テストオシレータよりは安いデイップメータでやろうとしたのが大失敗でした。
本書の中で使用されているDELICA製デイップメータには中波帯が含まれているのですが、私の購入したデイップメータには、含まれていませんでした。
考えてみれば当然かもしれません。デイップメータの使用者は主にアマチュア無線家だと思いますが、アマ無線には中波帯は含まれていないのですから。
よって本書の中の、中波ラジオは調整できませんでした。短波ラジオは可能でしょうが。
2021年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近のICを使った製作記事が欲しかった。
2017年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
参考書的です。ハム用のSSB送受信機などの記事も読みたいですね。
各メーカーで、往年の名器TRラジオの回路図面があると嬉しく思いますが入手方法はありますか。また、そのような書物を購入したいのです。
各メーカーで、往年の名器TRラジオの回路図面があると嬉しく思いますが入手方法はありますか。また、そのような書物を購入したいのです。
2009年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は、内容は素晴らしいと思いますが、
前半はストレート方式ラジオ5機種の製作について非常にわかりやすく、
親切に書かれています。
後半は、スーパーヘテロダイン方式のラジオ4機種の製作について
書かれているのですが、スーパーヘテロダイン方式のラジオの製作途中で、
デジタルディップメーターという計測器が必要なのです。
この計測器が現在売られていないようなのです。
これがなければ、スーパーラジオは実用にならないようです。
ヤフオクなどで売られていれば良いのですけど。
ストレートラジオの製作にはその計測器は必要ないので、
問題ないと思います。
内容が素晴らしい本だけに、計測器がなければ作れないラジオが数台あるので
残念です。
デジタルディップメーターを貸してくれる人がいれば問題ないと思いますけど。
2010.11.29 付記
NPO法人ラジオ少年 さんところにある 測定器コーナーで 予約すれば買えるらしい
テストオッシレーター(34000円ぐらい)を使えば、スーパーラジオの最終調整ができるみたいです。
前半はストレート方式ラジオ5機種の製作について非常にわかりやすく、
親切に書かれています。
後半は、スーパーヘテロダイン方式のラジオ4機種の製作について
書かれているのですが、スーパーヘテロダイン方式のラジオの製作途中で、
デジタルディップメーターという計測器が必要なのです。
この計測器が現在売られていないようなのです。
これがなければ、スーパーラジオは実用にならないようです。
ヤフオクなどで売られていれば良いのですけど。
ストレートラジオの製作にはその計測器は必要ないので、
問題ないと思います。
内容が素晴らしい本だけに、計測器がなければ作れないラジオが数台あるので
残念です。
デジタルディップメーターを貸してくれる人がいれば問題ないと思いますけど。
2010.11.29 付記
NPO法人ラジオ少年 さんところにある 測定器コーナーで 予約すれば買えるらしい
テストオッシレーター(34000円ぐらい)を使えば、スーパーラジオの最終調整ができるみたいです。