セミマニアではないが夏も近いし気になってた本なので思わず購入してしまった。
著者の一人が林正美氏だったので期待はなお高かった。
中身を見ると内容が素晴らしい。現時点ではパーフェクトなのではないかな。
日本産全種網羅しつつも、さらに同種においても変異型が色々載っているのでセミの多様性に
あらためて驚かされる。
族・属の説明はもちろん種の説明でも分布・形態的特長・生態・鳴き声などと分けて説明してあり
非常にわかりやすい。
各族の説明でも外国産標本写真を挿し込んでいる演出がとても良い。
生態でもどの樹木を好んでいるかなんてよく調べたものだと感心してしまう。
成虫の出現期も図でまとめて載っているので違いがわかりやすい。
標本写真・生態写真も綺麗だし、そしてなにより全種鳴き声CD付きである。
あえて贅沢を言ってしまうと羽化前の終齢幼虫の標本写真が欲しかった。
しかし全種脱皮殻が載っているのでこれはマイナス要素とはならない。
この図鑑を見ていると夏が楽しみになってくる。
他のわかりにくい図鑑もこんな風に作って欲しいものだ。
さすが林正美先生だ。
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日本産セミ科図鑑: 詳細解説、形態・生態写真、鳴き声分析図 大型本 – 2011/2/1
付属資料:コンパクトディスク(1枚)
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社誠文堂新光社
- 発売日2011/2/1
- ISBN-104416811144
- ISBN-13978-4416811146
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登録情報
- 出版社 : 誠文堂新光社 (2011/2/1)
- 発売日 : 2011/2/1
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 221ページ
- ISBN-10 : 4416811144
- ISBN-13 : 978-4416811146
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,309,196位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 17,426位生物・バイオテクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
せみにはまった5歳の息子のために買いましたが・・・
かなりな専門書。
大人でも難しく、ちょっと・・・
でも、せみの種類の多さにびっくりでした。
息子が小学生になって、せみの自由研究する(かわかりませんが)ときには
役立つはずです、きっと。
かなりな専門書。
大人でも難しく、ちょっと・・・
でも、せみの種類の多さにびっくりでした。
息子が小学生になって、せみの自由研究する(かわかりませんが)ときには
役立つはずです、きっと。
2015年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
セミの生態が詳しく書かれているし、鳴き声のCDもついていて野外での観察にうってつけである。反復して聴けば憶えてしまう。セミに興味が湧いてくる一冊である。
2013年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は蝶のコレクター。今年からセミを始めました。来年はトンボに挑戦します
2011年11月21日に日本でレビュー済み
日本人にとってセミは非常に馴染みの深い昆虫であり、
古くから親しまれ誰もが知っている昆虫なのですが、
残念なことに日本産でセミに絞った図鑑はありませんでしたが、
そんな中、2011年、国内に生息する35種1亜種のセミを全種網羅と言う、
セミ好きのみならず、昆虫好きにとっては待ち焦がれた本書が発行されました。
セミは標本になると体色の変化が激しく、
標本写真のみですと種の同定などには少々厳しいのですが、
標本もフレッシュな素材が多いためか体色の変化は少なく、
更に生態写真も載っていますので、実用性は十分高いです。
鳴き声CDも勿論付いており、なんと驚きの全種収録、
しかも同種の地方間の鳴き声の差異(方言とも言われています)まで収録されています。
また一般人には理解不能ですが、音声波形、周波数分布の図もあり、
目で鳴き声を見ることも出来ます。
セミは鳴く虫の代表格だけあって、
本書の鳴き声へのこだわりと掘り下げは素晴らしいのですが、
本書は鳴き声面のみならず生態写真や生息状況の写真なども充実しており、
外見の地方間の差異も掲載されていますので、
実用性も娯楽性も非常に高い一冊になっています。
さらに、2011年発行と非常に新しいため、
学名その他知見について最新の情報が盛り込まれているのも有難い限りです、
私が普段よく眺めている「札幌の昆虫」では、
エゾゼミ属の学名がTibicenになっているのですが、
本書ではLyristes記載です。
学名に関してはコロコロ変わるので、
これがいつまで最新情報かは保証しかねますが、
取りあえず一般の方が手にする書では最新情報であることは間違いないでしょう。
一般の人には少々価格面で高いと感じられるかも知れませんが、
実用性などは十分以上の物が備わっており、
普通に眺めて十分楽しめる内容になっているので、
専門家や好事家のみならず、普通の人で少々虫に興味がある…程度の人でも堪能できる内容の良書です、
この充実の内容が、この価格で購入できるのは非常にお買い得であると感じます。
古くから親しまれ誰もが知っている昆虫なのですが、
残念なことに日本産でセミに絞った図鑑はありませんでしたが、
そんな中、2011年、国内に生息する35種1亜種のセミを全種網羅と言う、
セミ好きのみならず、昆虫好きにとっては待ち焦がれた本書が発行されました。
セミは標本になると体色の変化が激しく、
標本写真のみですと種の同定などには少々厳しいのですが、
標本もフレッシュな素材が多いためか体色の変化は少なく、
更に生態写真も載っていますので、実用性は十分高いです。
鳴き声CDも勿論付いており、なんと驚きの全種収録、
しかも同種の地方間の鳴き声の差異(方言とも言われています)まで収録されています。
また一般人には理解不能ですが、音声波形、周波数分布の図もあり、
目で鳴き声を見ることも出来ます。
セミは鳴く虫の代表格だけあって、
本書の鳴き声へのこだわりと掘り下げは素晴らしいのですが、
本書は鳴き声面のみならず生態写真や生息状況の写真なども充実しており、
外見の地方間の差異も掲載されていますので、
実用性も娯楽性も非常に高い一冊になっています。
さらに、2011年発行と非常に新しいため、
学名その他知見について最新の情報が盛り込まれているのも有難い限りです、
私が普段よく眺めている「札幌の昆虫」では、
エゾゼミ属の学名がTibicenになっているのですが、
本書ではLyristes記載です。
学名に関してはコロコロ変わるので、
これがいつまで最新情報かは保証しかねますが、
取りあえず一般の方が手にする書では最新情報であることは間違いないでしょう。
一般の人には少々価格面で高いと感じられるかも知れませんが、
実用性などは十分以上の物が備わっており、
普通に眺めて十分楽しめる内容になっているので、
専門家や好事家のみならず、普通の人で少々虫に興味がある…程度の人でも堪能できる内容の良書です、
この充実の内容が、この価格で購入できるのは非常にお買い得であると感じます。
2013年11月1日に日本でレビュー済み
よくこれだけの本をこの低価格で作ったものだ、と驚愕する内容
○中級者から上級者向きの内容であるが、標本写真だけでなく生態写真(もちろんカラー)が多数あり、初心者でも見て楽しめる。
○半翅目からはじまって上科、科、亜科、族、属、種、亜種(それどころか地域個体群まで)に至るまでがそれぞれ解説されているので、日本産のセミがどの科・亜科・族・属なのか体系的に理解できる。科・亜科・族単位に外国産の種が少々掲載されているのも体系的な理解を助けるのに良い。
○種だけでなく地域個体群にまで配慮した鳴き声CD。聞きなれた種でも地域が違えば全く異なる鳴き方になる場合がある事に気づかされる。なお私の場合だが、自分がいつも聞いているセミの鳴き声を全て同定できた。
あえて欠点を書けば、
△絶滅危惧種の表示はもう少し目立つようにして欲しかった
×分布が日本地図でなく「北海道、本州」のような文なので視覚的にわかりづらい
×幼虫の写真がほとんどない(特に絶滅危惧種では、土を掘り返すわけにも行かないのだろうけど)
となるが、この値段と充実した内容を鑑みれば減点にはならないだろう。というわけで星5つ
○中級者から上級者向きの内容であるが、標本写真だけでなく生態写真(もちろんカラー)が多数あり、初心者でも見て楽しめる。
○半翅目からはじまって上科、科、亜科、族、属、種、亜種(それどころか地域個体群まで)に至るまでがそれぞれ解説されているので、日本産のセミがどの科・亜科・族・属なのか体系的に理解できる。科・亜科・族単位に外国産の種が少々掲載されているのも体系的な理解を助けるのに良い。
○種だけでなく地域個体群にまで配慮した鳴き声CD。聞きなれた種でも地域が違えば全く異なる鳴き方になる場合がある事に気づかされる。なお私の場合だが、自分がいつも聞いているセミの鳴き声を全て同定できた。
あえて欠点を書けば、
△絶滅危惧種の表示はもう少し目立つようにして欲しかった
×分布が日本地図でなく「北海道、本州」のような文なので視覚的にわかりづらい
×幼虫の写真がほとんどない(特に絶滅危惧種では、土を掘り返すわけにも行かないのだろうけど)
となるが、この値段と充実した内容を鑑みれば減点にはならないだろう。というわけで星5つ