奥の細道の現代語訳に、ゆかりの地の写真と解説がついています。ほぼ全ページに写真があり、ビジュアル版はやはり親しみが持てます。手軽に机上紀行も楽しめ、読みやすかったですね。
本文の句についての発想の背景や推敲の過程、ゆかりの地に係わる和歌の引用など、丁寧な解説は鑑賞の幅を広げるのに役立ちました。駄作は駄作という山本健吉流の批評も要所にあり、それはそれで面白い。芭蕉さんもいつも秀句をひねり出した訳じゃないんだと。
この機会にと、書架に眠っていた30年ほど前の岩波文庫「おくのほそ道」を併読し、やっと原文も読み通すことができました。
巻末に芭蕉ゆかりのミュージアムガイドや、「芭蕉ゆかりの地への」アクセスデータ一覧が掲載されています。ここだけでも、手軽な情報源になり便利です。
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奥の細道―俳聖・松尾芭蕉の「歌枕紀行」 (ビジュアル版 日本の古典に親しむ7) 単行本 – 2006/4/1
山本 健吉
(著)
- 本の長さ199ページ
- 言語日本語
- 出版社世界文化社
- 発売日2006/4/1
- ISBN-104418062041
- ISBN-13978-4418062041
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商品の説明
出版社からのコメント
全行程約2400km。飛行機を利用すればあっという間の距離だが、これが“歩き”だったというのだから驚きである。江戸時代、松尾芭蕉は江戸を出て奥羽・北陸路を巡歴する。その旅は当然ながら、徒歩だった。もちろん、車も自転車もないので自分の足を頼りにするしかない。地図でその足跡を辿るだけでも気の遠くなるような話だが、芭蕉の詠んだ俳句はその距離さえも感じさせない、歩いて旅する楽しさを教えてくれる。路傍に咲いた草木や花々に季節を感じたり、虫の音色に耳を傾けたり……。時空を越えて、あらためて旅の楽しさを教えてくれた芭蕉。旅に出たくなったのは私だけでしょうか?
登録情報
- 出版社 : 世界文化社 (2006/4/1)
- 発売日 : 2006/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 199ページ
- ISBN-10 : 4418062041
- ISBN-13 : 978-4418062041
- Amazon 売れ筋ランキング: - 513,651位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,150位日本文学(日記・書簡)
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