世界最大級の美術館であるルーブルの歴史を解説した本です。
美術館になる前、城塞として建てられたところから始まり、宮殿として建て替えられ、
王家の収集品が集められたところから美術館へ、、、
建物というか器としてのルーブル美術館の歴史を図版と共に紹介しています。
カバーしている時代は12世紀から最近では20世紀後半の話題も含まれていました。
図版の出典は実際にルーブルが所蔵するものが多いようですが、本の性格上、建物に関するものが多く、
一般的にも有名な美術品はあまり掲載されていない印象。
美術品カタログ的な読み方はあまり出来ない本だと思うので、そういうのを期待している人は要注意です。
資料編の方にルーブル宮殿と隣接していたチュイルリー宮殿の写真が載っています。
1871年パリ・コミューン鎮圧の際に炎上した後、残った建物のようですが、
1882年には解体されたようなので結構貴重な写真なのではないかと思います。
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ルーヴル美術館の歴史 (知の再発見双書 115) 単行本 – 2004/6/1
世界に名高いルーヴル美術館は、もとはパリ防衛の要として
1190年に建設された要塞であった。
しかし、この要塞は結局一度も戦闘の舞台となることはなく、
その後フランス王の住む宮殿として幾度も増改築がくり返されることになった。
このように要塞から政治の舞台としての王宮、そして世界最高の美術館へと、
時代の流れに沿って変貌を遂げ続けるルーヴルの今日までの歩みを、
多彩なエピソードと豊富な図版によって興味深く辿る。
◎目次
第1章 最初は要塞だったルーヴル城
第2章 首都の王宮となったルーヴル
第3章 ブルボン朝の大計画
第4章 美術館の誕生
第5章 新しいルーヴル宮殿の完成
第6章 世界最高の美術館へ
1190年に建設された要塞であった。
しかし、この要塞は結局一度も戦闘の舞台となることはなく、
その後フランス王の住む宮殿として幾度も増改築がくり返されることになった。
このように要塞から政治の舞台としての王宮、そして世界最高の美術館へと、
時代の流れに沿って変貌を遂げ続けるルーヴルの今日までの歩みを、
多彩なエピソードと豊富な図版によって興味深く辿る。
◎目次
第1章 最初は要塞だったルーヴル城
第2章 首都の王宮となったルーヴル
第3章 ブルボン朝の大計画
第4章 美術館の誕生
第5章 新しいルーヴル宮殿の完成
第6章 世界最高の美術館へ
- 本の長さ178ページ
- 言語日本語
- 出版社創元社
- 発売日2004/6/1
- ISBN-104422211757
- ISBN-13978-4422211756
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
世界最高の美術館として名高いルーヴル美術館。最初は城塞として建てられ、その後フランス王の宮殿となり、幾多の増改築を繰り返しながら現在の美術館となるまでの歩みを、多彩な歴史エピソードと豊富な図版で辿る。
登録情報
- 出版社 : 創元社 (2004/6/1)
- 発売日 : 2004/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 178ページ
- ISBN-10 : 4422211757
- ISBN-13 : 978-4422211756
- Amazon 売れ筋ランキング: - 286,213位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 107位フランス史
- - 174位美術館・博物館関連書籍
- - 2,635位アート・建築・デザインの絵画 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年8月4日に日本でレビュー済み
フィリップ二世の城塞からナポレオン三世の大改築、現代の大ルーヴル計画の実施まで、「中身」の美術品よりも「箱」としてのルーヴル自体の変遷に焦点をあてた点が本書の大きな特長です。フランスの歴代君主の住居から、革命を経て一般公開を目的とした美術館誕生までの歴史を、豊富な図版で解説しているので分かりやすく、その時々の権力者の意向や政治状況に翻弄されるルーヴルの歴史は興味深いものがあり、美術品を収蔵する「箱」にも、建築上の美観とあわせて「美」を生み出す源泉が感じられる内容でした。また巻末の資料編で紹介されたシャルル・ガルブランの『内輪のルーヴル』(1894年)の記述で、一時間かそこらでこの巨大美術館を見学しなくてはならない団体客への皮肉は、現代にも通じるものがあって特に面白く思われました。