エゴン・シーレはその作品がちくま文庫のヘルマン・ブロッホ「夢遊の人々」上下巻の表紙に使われていたり、昔の知り合いのお気に入りの画家ということで興味があった画家だが、今回この著作で多くの作品に触れることが出来た。
基本的にこのシリーズは新書判の横幅が少し広くなったようなサイズで、絵画そのものを楽しむというよりはテキストと絵画を併せて読み込むといった感じのつくりだが、手軽に見ることの出来るのが利点だと思う。巻末には他の巻と同じように書簡からの語録や批評家の評言の引用と年譜を収録している。
絵を見ていくと、よく他の人たちの絵で目にするタッチがあった。この系統のタッチは地元でもよく使っている絵描きがいるが、そのオリジナルはエゴン・シーレなんだと改めて納得した。百年近く前の画家なのに、かえって今っぽい感覚があって面白い。
その作品と生涯に軽く触れてみたい人にはいい著作では。
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エゴン・シーレ:傷を負ったナルシス (知の再発見双書 147) 単行本 – 2010/5/12
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20世紀初頭のウィーンで活躍し、年長の友人クリムトと共に、
つねに現代絵画の旗手として位置づけられるエゴン・シーレ。
だがその先進性・前衛性は、本書収録の数々の図版を見ればわかるとおり、
クリムトをはるかに凌駕しており、現代の日本のグラフィック・アーティストや
漫画家などにも大きな影響をあたえている。
わずか28歳で死去した天才芸術家の全貌を紹介する。
◎目次
第1章 美しく青きドナウ川のほとりで
第2章 ぼく、ぼく、ぼく
第3章 楽園から牢獄へ
第4章 復活
第5章 名声の獲得と若すぎる死
資料編
1 手紙
2 獄中のエゴン・シーレ
3 批評家たちの評価
4 主な所蔵美術館
つねに現代絵画の旗手として位置づけられるエゴン・シーレ。
だがその先進性・前衛性は、本書収録の数々の図版を見ればわかるとおり、
クリムトをはるかに凌駕しており、現代の日本のグラフィック・アーティストや
漫画家などにも大きな影響をあたえている。
わずか28歳で死去した天才芸術家の全貌を紹介する。
◎目次
第1章 美しく青きドナウ川のほとりで
第2章 ぼく、ぼく、ぼく
第3章 楽園から牢獄へ
第4章 復活
第5章 名声の獲得と若すぎる死
資料編
1 手紙
2 獄中のエゴン・シーレ
3 批評家たちの評価
4 主な所蔵美術館
- 本の長さ158ページ
- 言語日本語
- 出版社創元社
- 発売日2010/5/12
- ISBN-104422212079
- ISBN-13978-4422212074
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登録情報
- 出版社 : 創元社; 初版 (2010/5/12)
- 発売日 : 2010/5/12
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 158ページ
- ISBN-10 : 4422212079
- ISBN-13 : 978-4422212074
- Amazon 売れ筋ランキング: - 438,395位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 841位外国人画家の本
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年10月31日に日本でレビュー済み
美しく青きドナウ川のほとりで
ぼく、ぼく、ぼく
楽園から牢獄へ
復活
名声の獲得と若すぎる死
資料篇―傷を負ったナルシス
ぼく、ぼく、ぼく
楽園から牢獄へ
復活
名声の獲得と若すぎる死
資料篇―傷を負ったナルシス
2010年12月14日に日本でレビュー済み
シーレの絵からは、鋭角な神経質なデッサン、独特の陰鬱な色づかい、肥大化した自己意識、生と死などが感じられる。
しかし、そんな独創的な絵に惹かれ見入ってしまう。
それは、誰もがシーレに通じる精神状態を持つことに、うっすら気づいているからなのだろうか。
1918年に28歳でスペイン風邪により夭折している。
同時代のウィーンではフロイトが人の心の暗部を赤裸々に解明している、また第一次世界大戦前夜であり、当時のヨーロッパ全体を取り巻く厭世観をシーレが物語っているかのようにも思える。
しかし、そんな独創的な絵に惹かれ見入ってしまう。
それは、誰もがシーレに通じる精神状態を持つことに、うっすら気づいているからなのだろうか。
1918年に28歳でスペイン風邪により夭折している。
同時代のウィーンではフロイトが人の心の暗部を赤裸々に解明している、また第一次世界大戦前夜であり、当時のヨーロッパ全体を取り巻く厭世観をシーレが物語っているかのようにも思える。