あまり触れられる事のない明治〜昭和にかけての遍路文化についてかかれたものですが
当時の時刻表やポスター等の資料も豊富で非常にしっかり真面目に作られた本という印象です。
筆者自身もお遍路の経験者らしく学者の書いた本のような無味乾燥さはなく
面白く読むことができました。
四国遍路に興味がある方には他にこのような本は無いのでお勧めです
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四国遍路の近現代:「モダン遍路」から「癒しの旅」まで 単行本 – 2005/9/1
森 正人
(著)
日本人の心の原風景を訪ねる四国遍路は、今や全国的なブームともなっているが、明治以降、大きな変貌を遂げてきたことはあまり知られていない。新聞というマス・メディアの登場、昭和初期の国内旅行ブーム、戦時中の総力戦体制、戦後の観光産業の興隆、文化財行政の変化などは四国遍路をどのように変容させてきたのか。多くの図版をまじえながら、時代の波に絶えず飲み込まれてきた四国遍路の百年を見つめ直す。
- ISBN-104422250418
- ISBN-13978-4422250410
- 出版社創元社
- 発売日2005/9/1
- 言語日本語
- 本の長さ304ページ
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商品の説明
著者について
1975年、高松市生まれ。関西学院大学文学部史学科卒業。関西学院大学大学院博士課程修了。現在、三重大学講師
登録情報
- 出版社 : 創元社 (2005/9/1)
- 発売日 : 2005/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 304ページ
- ISBN-10 : 4422250418
- ISBN-13 : 978-4422250410
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,121,228位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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三重大学教授
1975年香川県生まれ。2003年関西学院大学大学院博士課程後期課程文学研究科修了。博士(地理学)
修士論文、博士論文は四国八十八カ所巡礼の近現代と景観や空間に関する文化地理学的研究、以後、ナショナリズム、身体と劣等感、戦争広告の視覚性、国民精神の物質性から、敗戦後の親米感情と商品、豊かさというイデオロギーについての著書を発表。
近年はポスト人間中心主義における大地と人間との関係について研究を行う。
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2013年10月20日に日本でレビュー済み
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2019年1月14日に日本でレビュー済み
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著者は文化人類学の研究者。
明治から現代までの四国遍路について、その実態を改めて明らかにすることで、従来の「遍路」イメージの修正をはかったもの。
第二次大戦下に現在のような遍路イメージがつくりだされたこと、バス遍路と歩き遍路の年代的関係など、刺激的な話題が多く、興味深い。
ガイドブック、出開帳の記録、バスツアーのコースや参加者、テレビ番組など、さまざまな資料から、各時代の実大河描き出されており、信頼できる。
ただ、全体に資料的制約は感じる。また、もう少し明確に結論を示してくれてもいいかなという気はした。
明治から現代までの四国遍路について、その実態を改めて明らかにすることで、従来の「遍路」イメージの修正をはかったもの。
第二次大戦下に現在のような遍路イメージがつくりだされたこと、バス遍路と歩き遍路の年代的関係など、刺激的な話題が多く、興味深い。
ガイドブック、出開帳の記録、バスツアーのコースや参加者、テレビ番組など、さまざまな資料から、各時代の実大河描き出されており、信頼できる。
ただ、全体に資料的制約は感じる。また、もう少し明確に結論を示してくれてもいいかなという気はした。