ロールズを起点に広がる現代倫理学の展開(ケア、ジェンダー、介護などなど)のアウトラインを知ることはできる。
が、いかんせん200ページ余りの本なので、重要論文のコンパクトな紹介の羅列になってしまっていて、まったく深みはない。
引用がずらずら続くので、非常に読みにくい。
この本を読んでも、例えばロールズからノージック、センへ広がる正義論の多様性、深さは理解できないでしょう。
大学の一般教養授業で使う「概論」みたいなもんです。
現代倫理学の読むべき論考はほぼ網羅されているので、参考文献のインデックスとしては使えるかも。
もし、この分野に初めてチャレンジされるのであれば、まず仲正昌樹著「いまこそロールズに学べ」がお勧め。「正義」と「ジャスティス」の違いから解きほぐすこの本は、ロールズの最高の入門書であるとともに、現代倫理学の最高のイントロダクションだと思います。
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現代倫理学の冒険: 社会理論のネットワーキングへ (現代自由学芸叢書) 単行本 – 1995/2/1
川本 隆史
(著)
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- ISBN-104423730731
- ISBN-13978-4423730737
- 出版社創文社出版販売
- 発売日1995/2/1
- 言語日本語
- 本の長さ246ページ
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内容(「MARC」データベースより)
政治や経済、法がどうあるべきかを考える規範的な社会理論としての倫理学について、政治哲学、経済哲学、法哲学の境を越えて、横断的な思想構築を試みる。
登録情報
- 出版社 : 創文社出版販売 (1995/2/1)
- 発売日 : 1995/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 246ページ
- ISBN-10 : 4423730731
- ISBN-13 : 978-4423730737
- Amazon 売れ筋ランキング: - 153,563位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2015年1月31日に日本でレビュー済み
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2022年9月24日に日本でレビュー済み
〇 「人はいかに振る舞うべきか」という問題は子どもでも考えることだが、そうした問題を追及する「倫理学」という学問分野があることは長らく知らなかった。この本はそうした倫理学あるいは道徳哲学の世界に導きいれてくれる手引きだ。
〇 著者が若い頃に書いた論文がもとになっているらしく、行間に若々しい情熱と意欲を感じる。読者も若くて未熟な著者と一緒になってわくわくしながら過去の思想家たちの仕事を吟味して行くような趣がある。
〇 著者はロールズに傾倒しているので、ロールズの正義論を軸に議論が展開されるが、ロールズとの関係を明らかにしながら現代の主要な思想家の思索を幅広く紹介してくれるので、倫理学世界全体の見取り図を手にすることができる。見取り図を得たところでよしと切り上げるのも良いだろうし、この見取り図を手がかかりにロールズやアマルティア・セン、ハーバーマスなどの思想に深入りしていくのも良いと思う。わたし自身は後者の道を辿ったのだがそうすることによってモノの考え方を深めることができたように思う。
〇 しばらく前にベストセラーとなったサンデルの『これからの「正義」の話をしよう』と同じような性格の本だと思う。
〇 著者が若い頃に書いた論文がもとになっているらしく、行間に若々しい情熱と意欲を感じる。読者も若くて未熟な著者と一緒になってわくわくしながら過去の思想家たちの仕事を吟味して行くような趣がある。
〇 著者はロールズに傾倒しているので、ロールズの正義論を軸に議論が展開されるが、ロールズとの関係を明らかにしながら現代の主要な思想家の思索を幅広く紹介してくれるので、倫理学世界全体の見取り図を手にすることができる。見取り図を得たところでよしと切り上げるのも良いだろうし、この見取り図を手がかかりにロールズやアマルティア・セン、ハーバーマスなどの思想に深入りしていくのも良いと思う。わたし自身は後者の道を辿ったのだがそうすることによってモノの考え方を深めることができたように思う。
〇 しばらく前にベストセラーとなったサンデルの『これからの「正義」の話をしよう』と同じような性格の本だと思う。
2017年5月19日に日本でレビュー済み
非常にわかりやすく、ロールズから、展開していき、丁寧に順を追っている。最後の対話談も素晴らしい。大学院生もしくは倫理学に関心のあるかたには、非常に為になる本である。
2010年8月7日に日本でレビュー済み
全部読もうと思っていたが、
あまりにもつまらなかったので、
興味のある章しか読まなかった。
色んな人たちの理論を紹介しているだけなので、
教科書代わりに使う分には良いが、
議論の深みは全くない。
そもそも倫理学の原理部門と応用部門を
二分している時点で、
倫理学の本質的問題を捉え損ねている。
あまりにもつまらなかったので、
興味のある章しか読まなかった。
色んな人たちの理論を紹介しているだけなので、
教科書代わりに使う分には良いが、
議論の深みは全くない。
そもそも倫理学の原理部門と応用部門を
二分している時点で、
倫理学の本質的問題を捉え損ねている。
2006年6月17日に日本でレビュー済み
標準的な現代倫理学の概説書。著者の博士論文を再構成したものである。これを足がかりにして、個々の思想家の著作に進んでいこうと思える、ありがたい著作。著者は私の師匠でもあるのだが、その学問に対する真摯な姿勢が、本書にもにじみ出ているようだ。