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他者への自由: 公共性の哲学としてのリベラリズム (創文社現代自由学芸叢書) 単行本 – 1999/1/1

4.4 5つ星のうち4.4 6個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

なぜ、リベラリズムは自由の哲学である以前に公共性の哲学でなければならないのか。公共性の哲学としてのリベラリズムにおいて、自由はどのような位置と形姿を与えられるのか。リベラリズムの哲学的再生を図る試み。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 創文社出版販売 (1999/1/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1999/1/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 266ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 442373091X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4423730911
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 6個の評価

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井上 達夫
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年10月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文系(法哲学・政治哲学科ではないですが)の学生です。
本書以外で井上達夫さんの著書は、単著では『共生の作法』『世界正議論』『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください』『憲法の涙』、そして雑誌掲載の論文をいくつか読みました。
他の方のレビューにもあるように、井上達夫さんの議論は(表現・内容・論理のどれをとっても)簡単なものではないと思います。しかし、平易ではないにしても(そうなるよう努力はすべきだと思いますが)、リベラリズムや正義に関する哲学的考察を仔細に行うための奥深い言語表現によって(適切に理解できれば)明晰なものになっていると思います。井上さんの晦渋な議論を冗長だと思うか、軽妙な筆致だと思うかは読み手の根気強さにも左右されると思います。
本書の内容は前著『共生の作法』で展開されたリベラリズムや正義論をより深化させたものになります。自由に関わるリベラリズム以外の公共哲学(マルクシズム、アナーキズム、共同体論)との比較に基づいて、リベラリズムとは何なのか、また、それが基盤とする(と井上さんが考える)正義(の基底性)とは何なのかについて前著の内容も踏まえてより詳しく展開されています。
 リベラリズムの核心・存在理由は、井上さんによれば、多種多様な価値対立を孕む社会における公共的な正統性基盤を構想することがいかにして可能かという、終わりなき探求を引き受ける意志にこそあります。そして、そのリベラリズムは、ともすると自己中心的で権力欲求を孕む危険性のある自由ではなく、そのような自由をその不羈奔放さから解放し、他者をその他者性において尊重しながら、単に他者と同質化するのではなく、他者を受容し自己変容の触媒とするような可能性を開く正義の理念に立脚したものです。
 私たちの生きる社会が深刻な価値の対立を孕んでいるのは厳然たる事実です。そのような多元的な社会で生きるうえで、自分の人生を意味あるものにする価値追求の自由を他者の同様な自由を侵害することなく実現するための条件を構成する「正義」の探求が今必要とされているのではないかと思います。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年2月23日に日本でレビュー済み
共生への作法の続編。本書で井上は正義とは何かを巡りさらに議論を深層化、先鋭化させている。特に井上達夫と故ロールズ、サンデルとの緊張感あふれる正義論の応酬は圧巻。読む者を知的興奮の嵐に投げ込むだろう。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年11月6日に日本でレビュー済み
この本の著者の著作は数多く読んでいますが、例によって著者の短所がよく出ています。

第1に、冗長な文章であり、もっと簡潔に欠けるところをあえて回りくどく書く。
第2に、論理構造が舞閣ではなく、しばしば論理の跳躍がみられる。
そして、なにより第3に、結論ありきであり、自分の出した結論を絶対視し、客観的な観点からの内省を行えていない。これは、「法という企て」や「他者への自由」弟子まされる筆者自身の主張に反するスタンスといえましょう。第2の短所もこれに由来するものでしょう。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年10月30日に日本でレビュー済み
初めから大上段に振りかぶり、滔々と小難しい言い回しで何の実益があるのかわからない議論が繰り広げられる。

挙句、おこがましいことに、故人であり、偉大な法哲学者であるロールズやサンデルと勝手に舌論を繰り広げだす。
ドヤ顔で展開される井上ワールド(笑)に読んでるこっちがおもばゆくなり、赤面すること必至。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート