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生物哲学の基礎 単行本 – 2008/8/1
- 本の長さ556ページ
- 言語日本語
- 出版社シュプリンガー・ジャパン
- 発売日2008/8/1
- ISBN-104431100253
- ISBN-13978-4431100256
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年2月3日に日本でレビュー済み
価格は高いが、それだけの内容である。生物哲学の辞典とまではいかないが、それにせまる精密な理論が展開される。
2009年1月27日に日本でレビュー済み
分子生物学の技術進歩によるヒトゲノムの解析や遺伝子組み換え技術、ますます進展する脳科学が迫ろうとする心脳問題…。生命科学の発達は次々と新しい知見を人類に提供しているかに見えるが、「生命とは何か」「進化とは何か」といった、より根本的、根源的な問いには「何一つ答えられない」。
本書では、生命科学分野全般にまたがる、そういった根源的な問いに対して哲学的思索によって考察を試みる。扱っている内容は「生命」「生態学」「心理生物学」「発生生物学」「進化理論」など多岐に渡るが、どれにも共通して、存在論・意味論・認識論の手法を駆使して解答を導き出すことを目標にしている。
考察内容は非常に高度な哲学的手法を含むため、かなりの哲学に関する背景知識が必要である。もちろん、思想についての単なる知識ではなく、哲学的な考え方についての知識である。また、論理学にもある程度習熟していないと、著者の巧みな考察を味わうことはできないと思われる。本書第一部にこれらの基礎についてかなりのページを割いて説明が付与されているものの、本書はどこまでも「教科書的」であり決して万人向けの「読み物」ではないことに注意したい。また、考察内容については、若干著者特有の「色」が出ており、読者の側できちっと距離を置いて読解する必要があるだろう。
しかしながら、文系の方々だけではなく、むしろ多くの理系科学者に目を通していただきたい内容となっている。観測や実験による結果がそのまま「真理」に至っているとはいえないのではないか? 自分が研究して「明らかにしている」物とは一体なんなのか? こういった問いを発することなく自分は「科学者」だと自負している人間が研究者には非常に多い。本書を通して今一度真摯に生命科学に向き合ってみるのが良いだろう。
本書では、生命科学分野全般にまたがる、そういった根源的な問いに対して哲学的思索によって考察を試みる。扱っている内容は「生命」「生態学」「心理生物学」「発生生物学」「進化理論」など多岐に渡るが、どれにも共通して、存在論・意味論・認識論の手法を駆使して解答を導き出すことを目標にしている。
考察内容は非常に高度な哲学的手法を含むため、かなりの哲学に関する背景知識が必要である。もちろん、思想についての単なる知識ではなく、哲学的な考え方についての知識である。また、論理学にもある程度習熟していないと、著者の巧みな考察を味わうことはできないと思われる。本書第一部にこれらの基礎についてかなりのページを割いて説明が付与されているものの、本書はどこまでも「教科書的」であり決して万人向けの「読み物」ではないことに注意したい。また、考察内容については、若干著者特有の「色」が出ており、読者の側できちっと距離を置いて読解する必要があるだろう。
しかしながら、文系の方々だけではなく、むしろ多くの理系科学者に目を通していただきたい内容となっている。観測や実験による結果がそのまま「真理」に至っているとはいえないのではないか? 自分が研究して「明らかにしている」物とは一体なんなのか? こういった問いを発することなく自分は「科学者」だと自負している人間が研究者には非常に多い。本書を通して今一度真摯に生命科学に向き合ってみるのが良いだろう。