画像はありません

選択したカラーの画像がありません。
カラー：

このビデオを見るには、次をダウンロード Flash Player

著者をフォロー

R．L．サイム

フォロー

リーゼ・マイトナー: 嵐の時代を生き抜いた女性科学者 1878-1968 単行本 – 2004/3/1

R.L. サイム (著), 米沢富美子 (監修), Ruth Lewin Sime (原名),

4.6 76個の評価

すべての形式と版を表示

このページの読み込み中に問題が発生しました。もう一度試してください。

オーストリア出身，のちスウェーデンに帰化した女性物理学者マイトナー（1878‐1968，はじめて核分裂を検証した）の伝記．

マイトナーは第二次世界大戦の戦前・戦中はナチスの迫害を受け，また，女性ゆえに物理学会から正当な評価を受けられないハンディの中，ついに世界的な研究をなしとげた．また，戦時中，一切の原子爆弾開発研究への参加を拒否し，戦後ストックホルムでは若い研究者の養成（マイトナー研究所）にあたるなど信念を貫いた生涯であった．

困難な状況をマイトナーはいかに立ち向かい，乗り越えていったのか？　その生涯は今日の日本で男性社会を生きる女性にも共感できるであろう．

この商品に関する問題を報告する

本の長さ

430ページ
言語

日本語
出版社

シュプリンガー・ジャパン
発売日

2004/3/1
ISBN-10

4431710779
ISBN-13

978-4431710776
すべての詳細を表示

1個の商品：￥12,728から

商品の説明

内容（「MARC」データベースより）

20世紀初頭の女性物理学者リーゼ・マイトナーの伝記。第二次世界大戦前夜の男性優位社会で偏見と闘いながら研究を続け、ナチスによって亡命を余儀なくされ、発見の栄誉も奪われたマイトナーの「消された」生涯を再現する。

登録情報

出版社 ‏ : ‎ シュプリンガー・ジャパン (2004/3/1)
発売日 ‏ : ‎ 2004/3/1
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 430ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4431710779
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4431710776

Amazon 売れ筋ランキング: - 368,117位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 149位科学史・科学者
- - 2,018位物理学 (本)
- - 23,052位歴史・地理 (本)

カスタマーレビュー:
4.6 76個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

R．L．サイム

Brief content visible, double tap to read full content.

Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

5つのうち4.6つ

76グローバルレーティング

星2つ

0%

星1つ

3%

評価はどのように計算されますか?

この商品をレビュー

カスタマーレビューを書く

レビューのソート基準

上位レビュー、対象国：日本

レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。

Heidi

男女間の「知的な愛」(Philos) の一例

2008年6月2日に日本でレビュー済み

ドイツの首都ベルリンに「カイザー・ウイルヘルム研究所」（ＫＷＩ）という世界
の物理や化学の分野を当時リードしていた国立研究所があった（戦後、「マック
ス・プランク研究所」と改称される）。この研究所は、それまでにアルバート・
アインシュタインやマックス・プランクなど数々の優秀な科学者を生み出してき
た。さて、ウイーン生まれのリーゼ・マイトナー（１８７８ー１９６８）が１９
０５年にウイーン大学で物理学の博士号を取得後、キュリー夫妻のラジウム研究
に憧れて、１９０７年にマリー・キューリーの弟子になりたいと申し出たが、何故
か断わられた。それは、ピエール・キューリーの悲惨な事故死の直後だった。

りーぜはしかたなく、ベルリンのＫＷＩにある化学者オットー・ハーン（１８７
９ー１９６８）の研究室に助手として働くことになった。以来とても気の合った
同僚として、数々の原子物理学に関する共同研究を３０年間にわたり続けた。と
ころが、１９３３年にヒットラーが政権を獲得し、ユダヤ人迫害を開始するや、実
はユダヤ人であるリーゼは、教師や助教授の称号を剥奪され、更に１９３８年に故
国オーストリアがドイツに併合されるや、スエーデンに亡命せざるをえなくなった。
こうして、彼らの長年にわたる共同研究に終止符が打れたが、その直後に、オッ
トーとその同僚が、極めて奇妙な現象を発見した。ウランに中性子をぶつけると、
反応生成物の中にバリウムが存在するという分析結果だった。

オットーがその結果を論文にして、科学雑誌に投稿直後、リーゼに論文のコピーを送っ
た。その論文を読むや、彼女はその反応が「ウランの核分裂」であることを直感
した。そして、その核分裂の結果、膨大なエネルギーが放出されることを算出して、
英国の有名な雑誌「ネイチャー」に核分裂と題する論文を発表した（皮肉にも、オッ
トー自身はまだ、それが核分裂であることに気づいていなかった）。以来、彼女
の論文に基づいて、ヒットラー政権と米国政府との間に、史上初の「原子爆弾」開
発をめざす壮烈な競争が始まった。その結果は、今日誰もが知るところである。ド
イツは戦争にも核開発競争にも敗れ、米国が降服寸前の日本に原爆を２発も投下し
て、広島と長崎にあの悲劇をもたらした。

もし仮に、オットーがリーゼに投稿論文のコピーを送らなかったら、あるいはヒッ
トラーがドイツに台頭しなかったら、米国でそんなに早く原子爆弾は開発されな
かっただろう。皮肉にも、１９４４年にノーベル化学賞をもらったのは、史上初
の核分裂を起こした実験者のオットーだけで、それが核分裂であることを初めて
指摘した理論家のリーゼではなかった。ヒットラー政権下で、核爆弾開発研究に
従事したオットーと、それに終始反対したリーゼとの間に、戦後、当然ながら不
和が生じた。情熱的なフィロスに終焉が訪れた。「ヒューマニズム」という問題
で、両者の間にはっきりとした温度差が生じたからだ。

7人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ise

鳶にあぶらげ可哀想

2010年12月27日に日本でレビュー済み

化学式は沢山出て来ますが、その説明が無く、私にはちんぷんかんぷんです。
また、沢山のドイツ語が、これもまた説明なしに出てきます。
アメリカ人はドイツ語も読めるのだろうか？
只単に著者の知識のひけらかしのための本のようです。
いったい誰がこんな本読むのだろうといぶかしい思いに駆られます。
だから、私のような市井の凡人は黙って訳本を買って判ったようなふりをしておくのが
無難です。
あるいは、理系の学生で普段からそんな洋書を読み込んでいる人は面白いかもしれませんが
万人向きではございません。
出来れば、著者が男性だったら、マイトナーももう少し人間味のある内容で紹介されたと思うのですが
ノーベル賞を逃した事と相まって返す返すも残念です。
もともと、ウランに中性子を当てるという発想は彼女の研究だったのですから。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

Amazon カスタマー

そこが読みたいのに、、、

2015年1月25日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

監修者米沢富美子のあとがきに「原書では巻末に、物理的な表や図、詳細な注とその部分の出典、いくつかの文献などが、実に180ページに渡って記されている。あまりに膨大に過ぎるので、邦訳ではこの部分は割愛した。」とある。そこが読みたいのに、、、
扉の裏にそれらの情報は出版社のホームページでダウンロードできるとしてURLが書いてあるが、記されたサーバー自体もうすでに無く、出版社のサイトにも情報が見当たらない。
筆者Ｒ・Ｌ・サイムの論点は気持ちいいくらいにフェアだが、そこそこにフェミニズムな傾向を感じるだけに、ますますその切口の根拠が気になってしまう。
鈴木淑美さんの翻訳は読みやすく（青木薫以上かも）、内容もすごくエキサイティングなだけに監修者米沢富美子の手抜きを非常に残念に思う。

9人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

他の国からのトップレビュー

すべてのレビューを日本語に翻訳

Amazon Customer

The life of a woman co-discoverer of fission process

2021年10月30日にカナダでレビュー済み

Amazonで購入

This book details the whole life of Lisa Meitner-including her participation in the discovery of fission of uranium. A Viennese woman of Jewish descent managed to become a member of the Kaiser Wilhelm Institute in Berlin through hard work and perseverance. It is important for our full understanding of the history of nuclear sciences to have this book as a reference. Even the rather long sections dealing with the actual mathematics and chemistry of fission are presented at a level which most readers can follow. Aside from restoring the actual historical truths about fission discoveries, this book is also a riveting journey of a woman living at a time when women were not fully accepted in the male world of physics.

レビューを日本語に翻訳する

Alice Nottingham

Fascinating

2017年9月10日に英国でレビュー済み

Amazonで購入

Absolutely incredible read. Bought this as part of my research for an EPQ I am doing on women in nuclear physics and found that it went beyond telling me about Meitner and her work, but the influence of everyone around her and how she was affected by her circumstances. Although arguably biased, the book focuses hugely on Meitner and her achievements and where the blame lies on her not gaining suitable recognition. Nevertheless, it was an interesting and enjoyable read and has exponentially helped with my research.

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

レビューを日本語に翻訳する

Daniel Putman

The forgotten partner in nuclear fission

2014年6月3日にアメリカ合衆国でレビュー済み

Amazonで購入

This book is both a well-written biography of Lise Meitner and an attempt to put her contribution to nuclear fission into perspective. Sime is a good writer and she makes a strong case that Otto Hahn’s Nobel Prize should have, and would have, been shared with Meitner if political conditions and Hahn’s self-justificatory behavior had been different. Sime uses extensive documentation to show that there is no doubt that Hahn, Meitner and Fritz Strassman were a team. When Meitner was forced to leave Germany for fear of her life in 1938, she and Hahn continued a back-and-forth series of letters that clearly show that Hahn the chemist, who admitted he did not understand the physics, relied intimately on Meitner the physicist to advance his work. Sime details the exile of Meitner in Sweden where she had almost no resources to work with and spends the last 30% of the book covering the ensuing events surrounding both Meitner’s and Hahn’s lives. It is an eye-opening chapter of nuclear physics.

But the book is about much more than the Hitler and post-war years. It covers the details of Meitner’s childhood in Vienna and spends a good deal of time spelling out her work in experimental nuclear physics. Non-scientists may have a hard time following certain sections in the book in which Sime, a chemist, explains the details of Meitner’s work with the radioactive elements. But this is important for the historical record of Meitner’s achievements and the book would be incomplete without it. To anyone with a background in chemistry and physics these sections are a central part of the history of our understanding of radioactivity. Sime, unlike many writers about science, is able to combine the details of her subject's scientific work with a superbly written account of her personal struggles. Parts of the book are gripping reading. Meitner’s escape from Nazi Germany was a desperate move surrounded by life-threatening dangers and bureaucratic blocks to her movement. Her relationship with those scientists who stayed in Germany provides a thirty year post-war dialogue about courage and cowardice, truth and self-deception, and whether scientists should be held responsible for what happens to their discoveries. Meitner’s close friendship with Hahn and the voluminous correspondence between them may be unique in the history of physics. After the war Otto Hahn went on to become a household name in Germany – a man who stood for scientific achievement, integrity and charm. Streets, institutes, postage stamps – all honored him. This book is about his partner, a woman whose achievements were misunderstood and usually overlooked. Lise Meitner deserved so much more. I highly recommend the book.

4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

レビューを日本語に翻訳する

Jack

A thorough and scholarly biography of the woman who designed ...

2017年9月3日にアメリカ合衆国でレビュー済み

Amazonで購入

A thorough and scholarly biography of the woman who designed the experiments that divided the uranium atom, fled Nazi Germany in July 1938, then from Sweden guided and explained the novel results of the experiments to her Berlin colleague of 30 years, the chemist Otto Hahn, who performed them in November and December, 1938. Albert Einstein also thanked her for explaining the result (which she called "nuclear fission"), to him.

レビューを日本語に翻訳する

prudence davison

INCREDIBLE life of Lise Meitner

2017年5月21日に英国でレビュー済み

Amazonで購入

Incredible find. A book worth reading for anyone in any of the Sciences. Wonderful condition. Very well packaged and arrived ahead of time. It is hard finding some of the Great Scientists of our time, and at such an amazing price. A lot of books on Lise Meitner are written in German, so this one is special and beautifully written. I am searching for more books like this. Well done.

レビューを日本語に翻訳する

レビューをすべて見る

Amazon Advertising 商品の露出でお客様の関心と反応を引き出す	Audible（オーディブル）「聴く」読書会員なら聴き放題	アマゾンウェブサービス（AWS）クラウドコンピューティングサービス	Amazonアウトレット訳あり商品をお手頃価格で販売

Amazonビジネス（法人購買）請求書払い法人価格・数量割引	AmazonGlobal 65か国/地域以上への海外配送がより簡単に	Shopbop 世界中の厳選されたファッションアイテム

著者をフォロー

リーゼ・マイトナー: 嵐の時代を生き抜いた女性科学者 1878-1968 単行本 – 2004/3/1

この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています

商品の説明

内容（「MARC」データベースより）

登録情報

著者について

R．L．サイム

カスタマーレビュー

この商品をレビュー

上位レビュー、対象国： 日本

レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。

他の国からのトップレビュー

上位レビュー、対象国：日本