決して規模が大きいわけでもない「旭山動物園」が全国的に人気を博するようになった秘密を、丁寧な取材をもとに探っています。
この動物園に関わる職員たちに共通する考え方は、今までの動物園のように飼育員が動物に対して至れり尽くせり何でもやってしまうのではなく、個々の動物がそれぞれ自然に近い形で、本来の生き方ができるように環境を整えるべきであるということです。そして、その中で動物たちが生き生きと行動する姿を見てもらうことが、来園者たちの動物に対する興味や「命」に対する感動につながっているのだと。
また、小菅正夫園長と作家の立松和平氏の対談も興味深いものでした。ゾウやキリンはほとんど寝ない、動物は怠け者であるのが当たり前、といった動物の生態に対する話から、「森を捨てたサル」である人間が動物との共存しなくなった背景に言い及び、さらに動物との共生の在り方へと展開され、動物園の意義に結ばれる。
たんなるガイドブックに終わっておらず、動物園に関わる人々の思いが伝わっていてよかったと思います。人間という存在についても考えさせられました。動物園は見せ物小屋のようなものだと思っている方に読んでほしいと思います。
なお、動物の写真も多く、一度行って実際に見てみたいと思わせるものでした。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,760¥1,760 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥1,760¥1,760 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥154¥154 税込
配送料 ¥257 6月12日-13日にお届け
発送元: もったいない本舗 ※通常24時間以内に出荷可能です。 ※商品状態保証。 販売者: もったいない本舗 ※通常24時間以内に出荷可能です。 ※商品状態保証。
¥154¥154 税込
配送料 ¥257 6月12日-13日にお届け
発送元: もったいない本舗 ※通常24時間以内に出荷可能です。 ※商品状態保証。
販売者: もったいない本舗 ※通常24時間以内に出荷可能です。 ※商品状態保証。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
旭山動物園のつくり方―「伝えるのは命」最北の動物園からのメッセージ (柏艪舎ネプチューン(ノンフィクション)シリーズ) (柏艪舎ネプチュ-ン(ノンフィクション)シリ-ズ) 大型本 – 2005/4/25
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,760","priceAmount":1760.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,760","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"KavHibesXBqdDhm0nb5pzkZuLRXNYPquSGKCIm28GfUVw07o6wqyKN0ndXaDUU3wm5q3EsWqlla1R64Q9e2QVqOe651ZtdEC%2Bmc%2FdUrGcM0AnOJPxv%2FmZ%2BlC3dslg%2BlD","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥154","priceAmount":154.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"154","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"KavHibesXBqdDhm0nb5pzkZuLRXNYPquG%2BUM8ekPTuALhpEyYbMNZhQ4paRRfcSSQZfOeb%2FfMw1uYYxbRpc6GN7JQ%2F7jel%2FeT37nIFkuKQWnSc7lwvKB1mKaGaMOHP%2BIqWZl0vGLbXvpIpvAmCVfhrqoCydnTVKDpWS8i0hdFeg19gm67Zx5Vg%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
日本最北の小さな動物園が入園者数日本一を記録した。
一時は閉園にまで追い込まれながら、彼らはどのようにしてこの快挙を成し遂げたのか?飼育員たちの生の言葉で綴られる、彼らが本当に伝えたいものとは?
一時は閉園にまで追い込まれながら、彼らはどのようにしてこの快挙を成し遂げたのか?飼育員たちの生の言葉で綴られる、彼らが本当に伝えたいものとは?
- 本の長さ177ページ
- 出版社柏艪舎
- 発売日2005/4/25
- ISBN-104434059890
- ISBN-13978-4434059896
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 旭山動物園のつくり方―「伝えるのは命」最北の動物園からのメッセージ (柏艪舎ネプチューン(ノンフィクション)シリーズ) (柏艪舎ネプチュ-ン(ノンフィクション)シリ-ズ)
¥1,760¥1,760
一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。
注文確定後、入荷時期が確定次第、お届け予定日をEメールでお知らせします。万が一、入荷できないことが判明した場合、やむを得ず、ご注文をキャンセルさせていただくことがあります。商品の代金は発送時に請求いたします。
¥1,430¥1,430
最短で6月11日 火曜日のお届け予定です
残り4点(入荷予定あり)
¥1,100¥1,100
最短で6月11日 火曜日のお届け予定です
残り4点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
出版社からのコメント
旭山動物園では、動物はもちろん人間もイキイキと輝いている。本書はそのイキイキの秘密を、園内で働く様々な人々への精力的なインタビューから明らかにしていく。
動物園は、ただ動物の姿形を見せるものではなく「命」そのものを伝える場であることを思い出させてくれる本である。
動物園は、ただ動物の姿形を見せるものではなく「命」そのものを伝える場であることを思い出させてくれる本である。
レビュー
旭山動物園では、動物はもちろん人間もイキイキと輝いている。本書はそのイキイキの秘密を、園内で働く様々な人々への精力的なインタビューから明らかにしていく。
動物園は、ただ動物の姿形を見せるものではなく「命」そのものを伝える場であることを思い出させてくれる本である。 --出版社からのコメント
動物園は、ただ動物の姿形を見せるものではなく「命」そのものを伝える場であることを思い出させてくれる本である。 --出版社からのコメント
著者について
著者:原子禅
1974年、札幌市出身。神戸市外国語大学卒。出版社勤務を経て、2004年からフリーに。ノンフィクション、人物インタビューをメインに執筆を行なう。
カメラマン:亀畑清隆
1959年、札幌市出身。四季折々の自然撮影をライフワークにするなか、アウトドア・スポーツの取材活動など積極的に展開。書く専門誌や週刊誌などへの発表、人物から静物まで幅広いジャンルで撮影を行なう。
1974年、札幌市出身。神戸市外国語大学卒。出版社勤務を経て、2004年からフリーに。ノンフィクション、人物インタビューをメインに執筆を行なう。
カメラマン:亀畑清隆
1959年、札幌市出身。四季折々の自然撮影をライフワークにするなか、アウトドア・スポーツの取材活動など積極的に展開。書く専門誌や週刊誌などへの発表、人物から静物まで幅広いジャンルで撮影を行なう。
登録情報
- 出版社 : 柏艪舎 (2005/4/25)
- 発売日 : 2005/4/25
- 大型本 : 177ページ
- ISBN-10 : 4434059890
- ISBN-13 : 978-4434059896
- Amazon 売れ筋ランキング: - 529,323位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
10グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2005年4月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
旭山動物園のブームが去った今も、あの夢のような復活劇は私を熱くさせるものがあります。そこで数多ある旭山動物園関連の本の中からこの一冊を選びました。Youtubeはじめいろんなメディアから出尽くされた話題の羅列で少々食傷気味になりました。文章も編集もウーン?
2005年6月10日に日本でレビュー済み
動物園ほど、人間の身勝手さの象徴している場所がほかにあるだろうかと思うことがある。普段は触れることのできない自然を垣間見るために、動物たちから野生を奪い去り、多勢の人間の目に晒すのである。残酷な話ではないか。でも、わたしは動物園が好きだ。決して本物とはいえない野生を眺めるのが大好きな、身勝手で残酷な人間の一人なのだ。動物が人一倍好きなつもりでも、動物園に入場料を払って、その無慈悲なふるまいに手を貸している。この矛盾は、いつまで経っても心の中から消え去らない。
動物園の飼育係の人たちは、まさにこうした矛盾を抱えているのではないか。彼らはその矛盾とどう折り合いをつけているのか、あるいはそんな矛盾などはなから存在しないのか? 一つの答えを、この本で見つけることができた。
簡単なことだった。彼らは可愛い相棒たちを、「動物」、「自然」、「野生」という狭い枠組みの中で見てはいないのだ。人間と異なる自然に生きる者たちではなく、もっと大きな意味で、自分たちとつながっている存在だと感じている。そう、目の前にあるのは「命」にほかならない。彼らが私と同じ矛盾を抱えているとしても、その視線はもっと深い場所を捉えているから、真に純粋な愛情を動物たちに注ぐことができる。
現場での取材から「伝えるのは命」というメッセージを見つけ出したライターの仕事は高く賞賛されるべきだし、それを裏づけるかのように、まさに「命」そのものを写し出したカメラマンの手腕に拍手を贈りたい。
動物園の飼育係の人たちは、まさにこうした矛盾を抱えているのではないか。彼らはその矛盾とどう折り合いをつけているのか、あるいはそんな矛盾などはなから存在しないのか? 一つの答えを、この本で見つけることができた。
簡単なことだった。彼らは可愛い相棒たちを、「動物」、「自然」、「野生」という狭い枠組みの中で見てはいないのだ。人間と異なる自然に生きる者たちではなく、もっと大きな意味で、自分たちとつながっている存在だと感じている。そう、目の前にあるのは「命」にほかならない。彼らが私と同じ矛盾を抱えているとしても、その視線はもっと深い場所を捉えているから、真に純粋な愛情を動物たちに注ぐことができる。
現場での取材から「伝えるのは命」というメッセージを見つけ出したライターの仕事は高く賞賛されるべきだし、それを裏づけるかのように、まさに「命」そのものを写し出したカメラマンの手腕に拍手を贈りたい。
2005年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本州在住者としては北海道(土地・人)に憧れを持ってしまいがちだが、本書を読んでさらにその気持ちが強まった。人物ひとりひとりに丹念に焦点を当てて描き、旭山動物園が世界的な(私が知ったのはTIME誌だった)名声を得るまでにいたる、日々の仕事を推し進める職員の姿に感動する。また職員の仕事への愛情をそのまま写し取った写真の数々。人の表情も動物の仕草も生き生きとして見ている方も清々しい。動物園が子供達だけの楽しみであった時代は過ぎ、いまや大人たちが楽しめるスポットになっている。その先駆けである旭山動物園の等身大の姿を見せてくれる、ガイドブックとは一味違う、大人の視点で読んで心動かされる動物園のおはなしでした。
2005年4月16日に日本でレビュー済み
旭山動物園の本がいろいろ出てますが・・・
だいたい読みました。
こちらの作者さんの本は「とてもあったかな心の本」でした。
早速、東京の子供へ送ってみました。
是非、みなさんも読んで、「いのち」について考えてみてください。
だいたい読みました。
こちらの作者さんの本は「とてもあったかな心の本」でした。
早速、東京の子供へ送ってみました。
是非、みなさんも読んで、「いのち」について考えてみてください。
2005年4月25日に日本でレビュー済み
旭山動物園は何度か行ったことがあるのですが、本当に楽しいんですよね。
今までの苦労話とか、飼育員さんたちがどんなことを考えているのかがわかって、ますます旭山動物園が身近になって、また行きたくなりました。オープンが待ちきれません。
立松和平さんと園長さんの対談も本格的で、すごくおもしろかったです。写真もたくさん入っていて、すっごく動物たちの表情がかわいくて、すばらしかったです。
今までの苦労話とか、飼育員さんたちがどんなことを考えているのかがわかって、ますます旭山動物園が身近になって、また行きたくなりました。オープンが待ちきれません。
立松和平さんと園長さんの対談も本格的で、すごくおもしろかったです。写真もたくさん入っていて、すっごく動物たちの表情がかわいくて、すばらしかったです。
2005年4月23日に日本でレビュー済み
涙なしには読めないサクセスストーリーです。動物園不要論の中から、ここまでの復活を遂げたストーリーは、経済人がよく会話の例に出すVHSサクセスストーリーなんざ目じゃありません。
旭山動物園本の中ではちょっと異色の本です。文字通り「つくり方」。取材も結構しっかりしていて、写真はともかく、かなり読ませます。
ベンチャーを志す若い人、堀江本を読む時間があるぐらいなら、ぜひこっちを読みなさい!
ただ惜しむらくは、飼育展示係に目が向きすぎ、マネジメントである、市長、市議会、動物園の事務方といった人たちの活躍があまり記載されていないこととと、また、当時の市民感情としていかに動物園に厳しかったかという、時代背景がきちんと書ききれていない点。そして巻末のどうでもいい対談(「つくり方」という観点で見た場合、興味深いことは興味深かったのですが)。
対談を削って、こうしたマネジメントレベル+時代背景の話がきちんと入っていれば、文句のつけようのない「つくり方」と謳える本になったはず。
増補改訂版を期待です。
旭山動物園本の中ではちょっと異色の本です。文字通り「つくり方」。取材も結構しっかりしていて、写真はともかく、かなり読ませます。
ベンチャーを志す若い人、堀江本を読む時間があるぐらいなら、ぜひこっちを読みなさい!
ただ惜しむらくは、飼育展示係に目が向きすぎ、マネジメントである、市長、市議会、動物園の事務方といった人たちの活躍があまり記載されていないこととと、また、当時の市民感情としていかに動物園に厳しかったかという、時代背景がきちんと書ききれていない点。そして巻末のどうでもいい対談(「つくり方」という観点で見た場合、興味深いことは興味深かったのですが)。
対談を削って、こうしたマネジメントレベル+時代背景の話がきちんと入っていれば、文句のつけようのない「つくり方」と謳える本になったはず。
増補改訂版を期待です。
2022年9月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
インタビュー取材を元に、非常に読み応えある旭山動物園の歩みが綴られている。
私達の「いのち」との向き合い方。そこに直結する「動物園」のあり方。旭山動物園の挑戦は今尚続いている。
出版から年数が経っているが、古びることない一冊です。
私達の「いのち」との向き合い方。そこに直結する「動物園」のあり方。旭山動物園の挑戦は今尚続いている。
出版から年数が経っているが、古びることない一冊です。