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防災-実務のガイド: 担当者のここまでとここから 単行本 – 2005/5/1
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社日本防災出版社
- 発売日2005/5/1
- ISBN-10443406164X
- ISBN-13978-4434061646
登録情報
- 出版社 : 日本防災出版社 (2005/5/1)
- 発売日 : 2005/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 443406164X
- ISBN-13 : 978-4434061646
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,868,207位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
防災講師・防災コンサルタント
都市防災研究所 シニアコンサルタント
認定NPO 災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバード 副代表理事
(全国の社会福祉施設、介護事業所等の防災教育、防災対策などを推進)
一般財団法人 福祉防災コミュニティ協会 副理事長(福祉施設のBCP推進など)
1953年新潟県長岡市生まれ 1976年練馬区に就職
図書館、文化財、建築、福祉、防災、都市整備等に従事
1997年4月から防災課。地域防災計画、大規模訓練、協定等を8年間、
2005年4月から区民防災第二係長1年(防災課係長として合計9年在職)
2013年3月定年退職、2018年3月再任用終了
練馬区職労(退職者会)南相馬ボランティアの一員として、現地活動に参加
<各種防災関係検討会等委員>
内閣府(2回)、総務省消防庁
<防災関係著書(共著含む)>
「防災―協働のガイド」(日本防災出版社:小島誠一郎氏との共著)2008
「防災―訓練のガイド」(日本防災出版社:富士常葉大学小村助教授との共著)2006
「防災―実務のガイド」(日本防災出版社)2005
その他防災関係、災害時要援護者関係雑誌等論文多数。防災関係パンフレット類監修。
・原子力防災ハンドブック2012(全日本自治団体労働組合)共著
・高齢者施設での防災(2012.1 老年社会科学所収論文)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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著者は90年代から2005年の出版時まで練馬区役所で防災担当の部署に居たため、
大半の記述は現在でも通用するものです。
この時期の都内における防災トピックと言えば、阪神大震災の教訓取り込みと、
石原都政下で始まった自衛隊を迎えての防災イベント、ビッグレスキューへの評価です。
私は、第1期石原都政は 副知事 の存在もあり、実務色が強かったと思います。
(新銀行東京は第2期に設立、更に悪名高くなったオリンピック招致は第3期以降)。
この本ではまだ第1期の気風がベースになっているのか、客寄せパンダとしての性格より、
都庁の実務担当者が都として出来る実際的な防災訓練の内容を提示し、当時防災訓練の
地元密着化を志向していた練馬区との共催にこぎつける過程を描いています。
内実を知るには良い材料です。都市部の自治体なら大体通じる問題意識にも触れてます。
他の部分でも著者の姿勢は都民・区民寄りで如何にも的を得た内容と感じます。
特に、住民防災組織を自立した(行政の巨大インフラに頼らない)ものとする考え方は、
生きた街を育んでいく上でも重要と思います。
第2章では災害時の行政担当者としての心構えを体験談を通じて語っています。
特に、色んな事象が防災訓練という一節は良い着眼点です。
第3章「防災担当の仕事 日常編」では、どのようにして防災訓練を進め、
住民に知ってもらうかという工夫に関して、今後10年先においても役立つであろう
行政マンとしての体験が詳述されています。
94年に導入した通信設備がインターネットの発展で、数年で陳腐化した話などは、
流石に表面的には古臭い話ですが、情報関連の技術進化は今日に至っても早いままです。
そういう技術とどう折り合いを付けるかという点からの教訓は得られるでしょう。
巻末で原子力防災を想定しない理由として、原発震災を想定すると防災は無力であること、
また東海震源域の上に建つ浜岡原発を停止すべきと述べています。
自治労の気風にも配慮しながら災害の場で自衛隊の存在を肯定している点を含めて、
現実感ある記述と言えるでしょう。
このような認識のためか、一般防災でも出来ることの限界を
意識し、現実的な線引きなどを良く考えて書かれていると思います。
文章も役所的文体を排して読み易いものです。