タイトルと表紙からは奇抜な日本改革論も飛び出すのかと思っていましたが、
コメンテーターの多くは長年(大体20年以上)日本で暮らしながら
芸術、学者、事業家などの各分野で活躍している外国人が最近の日本の
変化に対して感じている苦情の申し立てとエールを贈ってくれていると
いった感じを受ける、非常に的確な指摘を含む内容でした。
面白いのは、中国(1人)、韓国(2人)、アメリカ(2人)が、
日本について語るときに、それぞれ、歴史的背景、人間性、ビジネス面
からの考察を中心にストーリーが展開されていることです。そのような
捉え方の面から読み進めると、各国と日本との関わりの背景も含めて
理解が深まり興味深いものとなるでしょう。
やはりこの本を読んでよかったと思うのは、私達がうすうすは感じている
けれども、うまく自分達で表現しきれていない日本の影(良い意味も含め)の
部分に彼らが容赦なく日を当てようとしていることにあります。耳の痛い
話が多いのですが、それでも非常に前向きな姿勢も示されており、日本が
もう一歩前へ進むためには、まだまだ私達のやるべきことが数多く
残されていると気が付かされるくらいの良い内容に仕上がっていると
思います。
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なぜニッポン人は美しい風習を捨てるのか: 親日家8人からの熱きメッセージ 単行本 – 2006/2/1
ピーター フランクル
(著),
明拓出版編集部
(編集)
政治・経済・教育あるいは家庭における躾、公共の場におけるマナーなど、さまざまな点で最近の日本は少しおかしい。偽装設計も粉飾決算もなんのその「儲けた者が勝ち」という経営者、「はしたない」「恥知らず」になった日本人の心根。いつから、なぜ、こうなったのか。私たち日本人がいま真剣に考えるべき事だが、「自分のことは自分にはわかりにくい」もの。ならば「傍目八目」でニッポンが大好きという8人の外国人の目を通して日本のいまとこれからを考える。ひと味違う日本論、日本人論。
【メッセージを頂いた皆さん】
ビル・トッテン(アメリカ合衆国):1941年生まれ。パソコンソフト販売会社アシスト社長。69年来日し、現在京都在住。
アマドゥ・トゥンカラ(セネガル):1973年生まれ。日本に住んだのは2002年からと浅いが、近所の住民の人気者。画家・染色家として活躍中。
キム・ヨンジャ(大韓民国):1959年生まれ。パンチのきいた演歌で多くのファンをもつ。各地で被災市民を励ます公演を精力的にこなす。
ピーター・フランクル(ハンガリー):1953年生まれ。数学者であり大道芸人でもある。87年フランス国籍取得、88年から日本に住む。
ダリオ・ポニッスイ(イタリア):1959年、冬季オリンピック開催地トリノ市生まれ。俳優にしてオペラ演出家。名古屋芸術大学客員教授。
郭 洋春(大韓民国):立教大学経済学部教授。1959年東京生まれの東京育ち。法政大学経済学部卒業。「ジャパナイゼーション」の発信を促す。
孔健(中華人民共和国):1958年生まれ。孔子第75代直系子孫。「チャイニーズドラゴン新聞」の編集主幹。
紀伊奈栗守(きいな・くりす)=本名クリストファー・キーナ:1963年生まれ。経営コンサルタント会社鴨社長、理学博士。長野県千曲市在住。
【メッセージを頂いた皆さん】
ビル・トッテン(アメリカ合衆国):1941年生まれ。パソコンソフト販売会社アシスト社長。69年来日し、現在京都在住。
アマドゥ・トゥンカラ(セネガル):1973年生まれ。日本に住んだのは2002年からと浅いが、近所の住民の人気者。画家・染色家として活躍中。
キム・ヨンジャ(大韓民国):1959年生まれ。パンチのきいた演歌で多くのファンをもつ。各地で被災市民を励ます公演を精力的にこなす。
ピーター・フランクル(ハンガリー):1953年生まれ。数学者であり大道芸人でもある。87年フランス国籍取得、88年から日本に住む。
ダリオ・ポニッスイ(イタリア):1959年、冬季オリンピック開催地トリノ市生まれ。俳優にしてオペラ演出家。名古屋芸術大学客員教授。
郭 洋春(大韓民国):立教大学経済学部教授。1959年東京生まれの東京育ち。法政大学経済学部卒業。「ジャパナイゼーション」の発信を促す。
孔健(中華人民共和国):1958年生まれ。孔子第75代直系子孫。「チャイニーズドラゴン新聞」の編集主幹。
紀伊奈栗守(きいな・くりす)=本名クリストファー・キーナ:1963年生まれ。経営コンサルタント会社鴨社長、理学博士。長野県千曲市在住。
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社明拓出版
- 発売日2006/2/1
- ISBN-104434073869
- ISBN-13978-4434073861
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商品の説明
出版社からのコメント
近頃の日本はいろいろな面で、かつての良さをなくしているように思える。経営の世界で、経営者は儲かればいいと言い、教育の世界はゆとりか詰め込みかと揺れ、世界一安全な国といわれたのに凶悪な、あるいは殺伐とした事件が相次いでいる。人びとの心からは「おかげさまで」「「一所懸命に働く」「お互いさま」といった真面目さ、相手を思いやる心根も薄れている。
いつから、なぜ、こうなったのか——。われわれ日本人には誇るべきものはなくなったのか。決してそんなことはないだろう。わが国の識者たちもいろいろと方策を考えている。
しかし、なかなか決め手になる方策は見出せないように思える。それは一つには「自分のことは自分にはわからない」からだろう。ならば「傍目八目」というように客観的に物事を見ることのできる外国人に聞いてみようというのが本書の狙い。経営、芸術・芸能、教育、学術等の世界の第一線で活躍する8人のニッポンファンがわがことのように心配し、期待し、寄せてくれたメッセージ。目からウロコの指摘や今後を考える貴重な意見がここにある。
いつから、なぜ、こうなったのか——。われわれ日本人には誇るべきものはなくなったのか。決してそんなことはないだろう。わが国の識者たちもいろいろと方策を考えている。
しかし、なかなか決め手になる方策は見出せないように思える。それは一つには「自分のことは自分にはわからない」からだろう。ならば「傍目八目」というように客観的に物事を見ることのできる外国人に聞いてみようというのが本書の狙い。経営、芸術・芸能、教育、学術等の世界の第一線で活躍する8人のニッポンファンがわがことのように心配し、期待し、寄せてくれたメッセージ。目からウロコの指摘や今後を考える貴重な意見がここにある。
登録情報
- 出版社 : 明拓出版 (2006/2/1)
- 発売日 : 2006/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 221ページ
- ISBN-10 : 4434073869
- ISBN-13 : 978-4434073861
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,077,750位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,077位日本論
- - 42,486位社会学概論
- - 176,534位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
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