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マタギ語辞典 単行本 – 2008/2/11

4.0 5つ星のうち4.0 1個の評価

「マタギ語」とはある民族や国家の言語ではなく、主に日本の東北地方に過去百年以上も長く存続している、ある特殊な冬場の狩猟民の言語である。この狩猟民の言語は現代アイヌ語に通じる非常に特殊な語彙構造をもっており、それも主に冬場に山に入ったときにしか使われない言葉で、その民にしか理解できないものが多くある。この辞典は「現在では滅び行く」その民の言語を収集し、なるべく多くの語彙を後世に伝えたいとの思いから編纂された。昨今、環境問題が著しく叫ばれる時期にあればこそ、動植物や山などの自然環境の保全に一躍買ってきた民とその民の言語の重要性を思い知らさる。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 現代図書 (2008/2/11)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/2/11
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 144ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4434113046
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4434113048
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 1個の評価

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板橋 義三
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上位レビュー、対象国: 日本

2008年8月2日に日本でレビュー済み
 板橋義三著「マタギ語辞典」を読ませていただいた。本書の冒頭では、マタギに関する写真と、マタギそのものの語源解説があり、簡潔にまとめられている。また小論文「マタギ言葉に見られるアイヌ系言語語彙の言語学的特徴」では、言語学から見たマタギ語の系統図など、興味深い記述がある。特にマタギ言葉とアイヌ語との関係の分析は示唆に富む内容である。これは東北古代の歴史研究にも影響を与える成果と言える。

 この板橋氏の「マタギ語辞典」は、太田雄治氏(1913ー1981)の「マタギ 消えゆく山人の記録」(慶友社 1997年新装刊)に収載されている「マタギ事典」に続く労作であり、そのご努力に心から敬意を表したい。

 収録されたマタギ語の配列順は、アルファベット順となっている。最初は、正直少し戸惑った。ただこれは慣れの問題であった。最後に、私は知里真志保著の「地名アイヌ語小辞典」と萱野茂著の「アイヌ語辞典」をを座右に置いているが、今後は板橋氏の最新辞書を活用させていただくことにしたい。今後二版、三版と版を重ね、より良い辞書となっていくことを期待しながら待ちたい。
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