「エンデの遺言(河邑厚徳 著)」を読んで、シルビオ・ゲゼルに
興味を持ち、本書を購入ました。
金利の持つ欠陥を打ち消すためにも、お金自身を減価させることが
必要だと…。
彼のアイデアは、スタンプ通貨として、実際に、ヴェルグルという町
で取り入れられ、大成功をおさめました。
本書の理解を深めるために、
「ベーシック・インカムのある暮らし(古山明男 著)」
「マイナス金利の導入(滝沢輝 著)」
の二冊を推薦します。
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シルビオ・ゲゼル入門: 減価する貨幣とは何か 単行本 – 2009/6/1
廣田 裕之
(著)
- 本の長さ189ページ
- 言語日本語
- 出版社アルテ
- 発売日2009/6/1
- ISBN-104434132660
- ISBN-13978-4434132667
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登録情報
- 出版社 : アルテ (2009/6/1)
- 発売日 : 2009/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 189ページ
- ISBN-10 : 4434132660
- ISBN-13 : 978-4434132667
- Amazon 売れ筋ランキング: - 929,246位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 497位経済学入門
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一度ざっと読んだでけで十分理解できていないのでこれから何度も読み返し、理解を深めたいと思う。
何しろ現在の資本主義は際限なく人の心と地球を荒廃させる方向に向かっていることは明らかであり、早急に他のシステムに変える必要が
あるが、共産主義は現実を見れば資本主義にどっぷり浸かり資本家に変わって共産党が集金マシンになっている。何の解決にもならない。
シルビオ.ゲゼルの”減価する貨幣”論、まさにこれこそ資本主義に取って代わるものだと思う。
何しろ現在の資本主義は際限なく人の心と地球を荒廃させる方向に向かっていることは明らかであり、早急に他のシステムに変える必要が
あるが、共産主義は現実を見れば資本主義にどっぷり浸かり資本家に変わって共産党が集金マシンになっている。何の解決にもならない。
シルビオ.ゲゼルの”減価する貨幣”論、まさにこれこそ資本主義に取って代わるものだと思う。
2013年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
海外に住む友人に頼まれて、購入しました。
日本からの発送は、まだまだ不便なようですね。
日本からの発送は、まだまだ不便なようですね。
2011年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
資源は有限(時間がたてば価値がいろいろな形で無くなる)それを媒介する交換手段のお金の価値は無限(使っても無くなりませんね誰かが持ってます)。これは根本的に無理があるのではないか。経済の高度に発達した先進国)では一生使うこともできないような多額のお金が、ただお金として存在している。
アメリカ国債が史上初めて格下げとなった、世界は大騒ぎだ。もう財政政策は金を貧乏人にばらまくしか無い、しかしそれも出来ない。
世界は完全に行きどまっているように思える。
先進国は国家を建設する必要がもうそこまでないのだろう、だからお金がだぶつく。使いもしないお金が利子を食い続けるのは悪である。
もう一度交換手段としての貨幣に戻るべきだ。今の社会福祉を守りながら、せっかく蓄積した社会の富を棄損しないためにはこういう方向しかないとつくづく感じる本である。
アメリカ国債が史上初めて格下げとなった、世界は大騒ぎだ。もう財政政策は金を貧乏人にばらまくしか無い、しかしそれも出来ない。
世界は完全に行きどまっているように思える。
先進国は国家を建設する必要がもうそこまでないのだろう、だからお金がだぶつく。使いもしないお金が利子を食い続けるのは悪である。
もう一度交換手段としての貨幣に戻るべきだ。今の社会福祉を守りながら、せっかく蓄積した社会の富を棄損しないためにはこういう方向しかないとつくづく感じる本である。
2010年1月7日に日本でレビュー済み
本書は地域通貨などオルタナティブな通貨制度の発案者として有名なシルビオ・ゲゼルについてわかりやすく簡潔に解説した本です。
ゲゼルは当時の金本位制下において、貨幣が人々を支配するシステムについて疑問を抱き、重農主義者たちと経済学の研究を深めて、『自然的経済秩序』をいう本を著します。そこでは貨幣が「社会の中での合意」であり、構成員の意志で変えることのできるものだととらえられています。ゲゼルは減価していく自由貨幣を導入することで、小作農や工場労働者のための自由土地を確保する、国家による土地の国有化を展望します。国有化のために要した国債は地主に与え、その利子は自由通貨の減価により容易に返済ができるようになり、国有化された土地は国家が効率的に管理し、貸付によって国が地代を得て、その地代を次世代育成のための「母親年金」に充てます。こうして紛争の大元である土地の私有を自由通貨によって解決し、その国有化された地代を広く次世代育成にまわす仕組みを考えたのでした。
また、本書では自然貨幣の一番の特徴、減価する貨幣、について丁寧に解説しています。貨幣の機能や仕組みについて解説した後、一般的な商品に対して価値の変動が少ない貨幣の優位性を明かにして、人々が貨幣を溜め込んでしまう傾向にあること、そのためにデフレーションやインフレーションが発生することを述べます。それを解決して貨幣の流通量=供給量を安定化するには、貨幣を持ちつづけることに対してペナルティを課すことです。それが減価する貨幣というわけで、貨幣から特権を排して一般商品と同じようにしたものだといえます。
本書ではその他にも、ゲゼルの生涯やマルクスとの比較、金本位制の弊害や、自由通貨導入のシミュレーション、現代の視点から見たゲゼルの問題点など、興味深い論考が多くあります。200ページもないコンパクトな本ですが、具体例が豊富でとても読みやすい上にゲゼルについて解説した数少ない本です。貨幣や金融、地域通貨などに興味のある人は、ぜひご一読下さい。
ゲゼルは当時の金本位制下において、貨幣が人々を支配するシステムについて疑問を抱き、重農主義者たちと経済学の研究を深めて、『自然的経済秩序』をいう本を著します。そこでは貨幣が「社会の中での合意」であり、構成員の意志で変えることのできるものだととらえられています。ゲゼルは減価していく自由貨幣を導入することで、小作農や工場労働者のための自由土地を確保する、国家による土地の国有化を展望します。国有化のために要した国債は地主に与え、その利子は自由通貨の減価により容易に返済ができるようになり、国有化された土地は国家が効率的に管理し、貸付によって国が地代を得て、その地代を次世代育成のための「母親年金」に充てます。こうして紛争の大元である土地の私有を自由通貨によって解決し、その国有化された地代を広く次世代育成にまわす仕組みを考えたのでした。
また、本書では自然貨幣の一番の特徴、減価する貨幣、について丁寧に解説しています。貨幣の機能や仕組みについて解説した後、一般的な商品に対して価値の変動が少ない貨幣の優位性を明かにして、人々が貨幣を溜め込んでしまう傾向にあること、そのためにデフレーションやインフレーションが発生することを述べます。それを解決して貨幣の流通量=供給量を安定化するには、貨幣を持ちつづけることに対してペナルティを課すことです。それが減価する貨幣というわけで、貨幣から特権を排して一般商品と同じようにしたものだといえます。
本書ではその他にも、ゲゼルの生涯やマルクスとの比較、金本位制の弊害や、自由通貨導入のシミュレーション、現代の視点から見たゲゼルの問題点など、興味深い論考が多くあります。200ページもないコンパクトな本ですが、具体例が豊富でとても読みやすい上にゲゼルについて解説した数少ない本です。貨幣や金融、地域通貨などに興味のある人は、ぜひご一読下さい。