ディズニーの「キャスト」の育成に関して書かれた本です。育成機関である「ディズニーユニバーシティ」が時代の変遷とともに、どのようにハード・ソフトを変化させることで対処してきたかが知れれば、と思って購入しましたが期待外れの内容でした。特にディズニーユニバーシティの創始者である「ヴァン・フランス」を神のように称え、人物像の説明や、同僚の彼へのコメント等に紙幅が割かれ、読み手にとってはあまり意味を成しません。また、編集の仕方が悪いのか、構造化がされておらず、結局各章で具体的に何が重要なのかわからず、抽象的な印象を受けました。途中で読むのを止めましたが、結論以下のような内容であったかと。正直読まなくても、知ることは出来る話なので、時間を割く本ではないと思います。
■企業が目指す理念に照らして、どんな人材が必要か
■それに求める人物像を育成し得るカリキュラムを作成する
■それには企業の人事部門だけなく、トップによる強力な妥協のないコミットメントが必要
■そして作成されたカリキュラムは、世相・企業の時代の変遷とともに常に見直されるべきで、ベストはあり得ないというスタンスに立つことが肝要
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