まぁ基本的には私もムリなんですけどね。剃ってない方がいいに決まってる(笑)。でもそこをスルーできるほど好きになった本。
そんな理由からこの表紙にもそそられませんでしたが。中身で勝負して、数ある他の時代小説に勝ってると思う。
久しぶりに小説で感動させてもらいました。会川いちさんに心からお礼を言いたい。読ませてくれてありがとうございます。
あざとくない。わざとらしさがない。ご都合主義な展開もない。
簡潔、端整な文章で綴られる2人の武士の生涯。長男が家老、その弟たちの物語。
それぞれ性格や考え方がまるで違い、能力差も大きい。のに、3兄弟全員…良いんです!
特に三男の末っ子・仁三郎。妻の小夜とのやりとりは、なにげないけど穏やかであったかい。そこから続くこの最後が感慨深い。
次男・信次郎と藩主代理、主従の話もなかなかお見事。前半じわじわ、途中から面白くなる。こっちの再読はBLバージョンでイメージしてみたら、それはそれで楽しめました(笑)。
2話とも最後には感動が残ります。読んだ後、静かに余韻に浸っていたくなる本。
そして今、声を嗄らすまで「読んでみてー!」って連呼したい。道歩いてる人みんなに、広告付きポケットティッシュみたいに手渡したい。それくらい推したい気分なんです。
欲を言わせてもらえれば、江藤家長男夫婦の話も読んでみたかった。どんな出会いだったんでしょうか。
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座卓と草鞋と桜の枝と 単行本 – 2015/2/26
会川 いち
(著)
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- 本の長さ193ページ
- 言語日本語
- 出版社アルファポリス
- 発売日2015/2/26
- 寸法13.5 x 1.4 x 19.4 cm
- ISBN-104434203517
- ISBN-13978-4434203510
登録情報
- 出版社 : アルファポリス (2015/2/26)
- 発売日 : 2015/2/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 193ページ
- ISBN-10 : 4434203517
- ISBN-13 : 978-4434203510
- 寸法 : 13.5 x 1.4 x 19.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,309,937位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年5月26日に日本でレビュー済み
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2015年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まじめで融通の利かない朴訥な男と何もとりえのない女房の話を軸に、女房の心根の優しさが伝わる内容である。主人公江藤仁三郎の妻に対する思いやりと
それにも負けないくらいの妻小夜の思いやり、読後にすがすがしさが残った本であった。
それにも負けないくらいの妻小夜の思いやり、読後にすがすがしさが残った本であった。
2015年7月3日に日本でレビュー済み
丸い感じの読後感。
気立てと心映えが良い人のお話は、読んでて気持ちが良い。
楽しくよみました。
気立てと心映えが良い人のお話は、読んでて気持ちが良い。
楽しくよみました。
2020年4月28日に日本でレビュー済み
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あらすじを読んで、江藤家の三男の夫婦愛の話がずっと続くのかと思っていたのですが、これは江藤家の物語ですね。三男のお話なんて、もう涙が止まりませんでした。最後はクスリと笑える内容で心が温まりました。この作家さんにはまた別のお話でお会いしたいです。
2015年10月21日に日本でレビュー済み
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価格の割にページが少なく、文字も大きい
感動を誘う内容を盛り込む努力は見えるが、浅い
何にしろ薄い本
感動を誘う内容を盛り込む努力は見えるが、浅い
何にしろ薄い本
2015年9月24日に日本でレビュー済み
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ライトノベルは入れない、としているらしい市の図書舘の出版社検索に
アルファポリス社がひっかかり、試しに読んでみて感動しました。
事件は起こるけれども、それで山あり谷ありになるわけではなく、ひたすら静かな愛が流れていきます。
アルファポリス社がひっかかり、試しに読んでみて感動しました。
事件は起こるけれども、それで山あり谷ありになるわけではなく、ひたすら静かな愛が流れていきます。
2022年1月27日に日本でレビュー済み
表題作は三男夫婦の100頁ほどの短編ですが(広い行間と大きな文字なので、実質的にはもっと少ない枚数でしょう)、何度も読み返したくなる佳作です。
綺麗だからと何気なく折ってしまった桜の枝を庭に挿し木し、懸命に咲かせようとする妻。祭の
折に夫が勢いで買ってやった桜の彫られた簪。この2つの繋がりと結末が実に見事でした。数点の挿絵も美しく、作風にぴったりでした。
惜しむらくは、この夫婦にもっと長く春秋を過ごしてほしかったこと。そして三兄弟の長男の物語が無いことです。他にも父親や祖父、長男の嫁、三男の嫁の母や妹、敵対する江戸留守居役、その孫、母である側室の物語をシリーズ化してほしかったです。
1つ気になったのは、兄弟が仕えるのは藩主、大名のはずなのですが、次男の物語のなかで
『本来ならば直参旗本としての役目もあるが』(150頁)
『旗本の面目というものは立派な担保になるのです』(176頁)
とあるのです。旗本と大名は明らかに違うはずなのですが、誤植でしょうか。
綺麗だからと何気なく折ってしまった桜の枝を庭に挿し木し、懸命に咲かせようとする妻。祭の
折に夫が勢いで買ってやった桜の彫られた簪。この2つの繋がりと結末が実に見事でした。数点の挿絵も美しく、作風にぴったりでした。
惜しむらくは、この夫婦にもっと長く春秋を過ごしてほしかったこと。そして三兄弟の長男の物語が無いことです。他にも父親や祖父、長男の嫁、三男の嫁の母や妹、敵対する江戸留守居役、その孫、母である側室の物語をシリーズ化してほしかったです。
1つ気になったのは、兄弟が仕えるのは藩主、大名のはずなのですが、次男の物語のなかで
『本来ならば直参旗本としての役目もあるが』(150頁)
『旗本の面目というものは立派な担保になるのです』(176頁)
とあるのです。旗本と大名は明らかに違うはずなのですが、誤植でしょうか。
2017年5月25日に日本でレビュー済み
当たり前の日々の暮らしが、こんなにも愛おしいと、思える作品。二編が、三兄弟と周りのひとの生き様や、想いを描いていて、何度も読み返してしまう。凄い作家に出会った。