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夫はバイリンガル失語症: 日本語教師が綴る闘病と回復の五年間 単行本 – 2013/6/29

4.7 5つ星のうち4.7 6個の評価

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日本語堪能なドイツ人大学教授が失語症に。日本語を取り戻して職場復帰することはできるのか。妻が綴る症状と回復過程の日記。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 大修館書店 (2013/6/29)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/6/29
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 278ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4469213454
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4469213454
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 6個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
6グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年2月4日に日本でレビュー済み
はなはだ不謹慎な言い方になるが、これほど面白い闘病記を読んだことがない。

正確に言えば、著者自身の闘病記ではなく、脳梗塞で倒れ、失語症になったドイツ人であるご主人の闘病とその回復の記録であるが、発症から始まり、詳しい症状、リハビリ、大学講師という職場への復帰までの悪戦苦闘、そして家庭崩壊の危機なども含めて、五年間の激動の日々を、まさに微に入り細を穿つ、徹底した記述でまとめきった驚異の一冊となっている。

これほどまでに隅々まで対象を観察し、なおかつ明瞭に状況説明できる人があと10人もいれば、おおげさでなく、脳神経障害に関する研究が飛躍的に進歩するに違いない。

なにより、個々の出来事に対する著者の素直な心情吐露には逐一心を揺さぶられずにはいられない。かつて本を読んでいる最中に、本来なら書き手個人のものでしかないはずの不安と心細さを、これほど身近に感じることがあっただろうか。

しかも、ドイツ人のための日本語教師でもある著者の、言語学に対する考察や、言語教育論も示唆に富んでいて、純粋にアカデミックな資料としても楽しめる。語学学習の方法についても、その教え方についても深い洞察に満ちている。たとえば、日本語を学ぶ外国人初級者に、どの文型の説明から入った方が効率が良いかなどは、読んでいてなるほどなと思うし、さらにこの本のテーマにも関わっているので、脇道に逸れたとも感じない。

さらには、今日もなお未解決であろうという意味で切実な、医療業界や教育業界における鋭い問題提起がある。たとえば、急性期治療を担当した病院が、リハビリを家族に丸投げしてとにかく退院日を決めてしまう――あるいは、授業を行えるほど回復はしていないという著者の訴えを聞き入れず、その能力をチェックすることもなく失語症者を教育の現場に安易に復帰させようとする大学当局――などは、実体験者にしか語りえない貴重なエピソードであろう。

第一章末尾の、発症する12年前の、ご主人の新聞に掲載されたエッセイがまた、素晴らしい。日本人以上に滑らかな日本語で書かれ、しかも日本人以上に日本文化への深い愛着と敬意が感じられ、さらにユーモラスなオチまで着いている。このような日本語の書き手が失われてしまったことは、一読者である私にも辛く切なかった。

個人的には、第三章の「鬱々とした日々」が、クライマックスだと感じた。
深く感情移入していた私は、信じられないことに、189ページの「決定的な事件」にカタルシスを感じてしまった。こうなってほしい、とずっと願いながら読んでいたことに、初めて気づいた。一度たりとも感謝を伝えないご主人にも、現状を正しく理解してくれない大学にも、ダメージをくらってほしいと願っていたのだ。このページに、キーワードは「共有」だと書かれている。まさにその通りだが、著者はその、心の「共有」を求めて、それだけを活力源としてここまで努力して支えてきたのに、それが得られなかった無念さがここで爆発している。しかし、多くの読者にとっては、その無念さは間違いなく「共有」されるだろう。著者が信じているのはきっとその可能性で、だから、このページにある呪詛の言葉が、これほどまで美しさを放っているのだと思う。絶望に打ちひしがられて、何もかも信じられなくなっても、言葉の力だけはまだ信じていて、それが伝わるから。

確かに著者は治療やリハビリのサポートにおいて遠回りをしてしまったかもしれないが、それでもやはり一つの正しい選択だったのだろう、という穏やかな感情で読み終えることができたことに安堵した。もちろん、なぜそういう遠回りをしたか、どうすれば良かったかという反省点も遺漏なく語られる点が、この著者の聡明さを最後まで表している。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年8月9日に日本でレビュー済み
 とても内容の深い読み応えのある本でした。私は言語聴覚士なので、様々な場面で自分が担当者だったらどうするだろうかと考えながら読みました。感じたことをいくつか書きます。
「夫」の母語のドイツ語、そして自在に使いこなしていた英語と日本語、この3つの言語の失語症の言語症状の比較や回復の仕方について、著者が日本語教師だけに詳細に書かれていて、大変興味深く、勉強になりました。
 「夫」の大学教授への復職までの過程とその後のなりゆきは、読んでいてハラハラしました。当面の仕事は、日本語を使って日本人の学生にドイツ語を指導することですが、それが失語症の人にとってどんなに大変かは十分推測できます。しかし「夫」はなぜか復職に自信があり、大学は前向きです。一方著者は夫には講義ができるだけの言語力は回復していないと考えています。「夫」と妻の思いがくいちがったまま、ついに復職の日を迎えてしまいます。復職後の問題や対応についても書かれています。
 実際には「夫」には失語症以外に、障害についての自覚の不足、配慮の足りない言動など様々な問題があり、二人の気持ちが通い合いません。著者は「壊れたのは言葉だけでない、思考や心を司る何かも共に壊れたのだ」と考え、失語症のこと以上にそれを心配します。そして家族の関係が崩れていくのを感じます。読んでいて、著者のつらい気持ちが伝わってきます。これらの問題は、脳外傷の後などに起きる高次脳機能障害の症状に近いのかもしれません。
 本文には発病から5年の間の出来事が詳しく書かれていますが、「おわりに」には8年経った今の状況が書かれています。「心」の問題はいつの間にか消え去り、細かな心遣いができる元の「夫」と、穏やかな日々が戻ってきています。「夫」の早期退職がその契機になったようですが、高次脳機能の回復にはそのくらいの時間も必要なのかもしれません。
失語症や高次脳機能障害に関心のある人にぜひお勧めしたい本です。なお「今を生きる」(東京都言語聴覚士会編、三輪書店)の中で、「夫」ご本人が自分の失語症について語っています。併せて読むと興味深いと思います。
39人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年11月5日に日本でレビュー済み
読む前は、筆者が言語聴覚士と連携し、ご自身の日本語教師としてのノウハウも活用しつつ、ご主人の家庭での言語訓練を行っていった過程について書かれているものと予想していました。ですが、実際はそうではありませんでした。

筆者のご主人は、失語症は重度ではありませんが、病識(病状や障害に対する認識)や社会性の低下に加え、おそらくは注意障害・遂行機能(手順や段取りなどを考える能力)障害、それらに起因する疲れやすさなど、失語以外の高次脳機能障害がネックとなり、日常生活の様々な面で、筆者を5年間も悩ませることになります。筆者は、日本語教師としての経験をもとに、独自に教材を選び、病識の薄いご主人への家庭学習を進めていきますが、言語聴覚士を「失語症だけの専門家」と思っており、その他の高次脳機能障害について相談しなかったため、悩みを抱え込んでしまいます。「どうすればよいか」「専門家の意見が聞きたい」等々、筆者の嘆きが延々と綴られているため、筆者には共感できるものの、読んでいてつらくなり、本を何度か投げ出してしまいました。

失語症は主に、言語機能を司る大脳の左半球の障害によって生じますが、病識や社会性の低下などは、右半球の病変によって生じることが多いため、携わった主治医やセラピストは見落としていたのだと思われます。ただ、相談しなかった筆者もどうかとは思いますが、5年間も見過ごされたということは、言語聴覚士らの手落ちと言わざるを得ないでしょう。もし、筆者と言語聴覚士がもっと連携できていれば、筆者がこれほど悩むことはなかっただろうし、言語聴覚士も、筆者からの情報をもとに、より効果的なリハビリが行えたかもしれません。

高次脳機能障害は、主治医やセラピストによる検査で特に問題がなくても、患者さんは日常生活でかなり不便な思いをされている場合があり、逆に検査の結果が悪くても、患者さんの日常生活にあまり支障を来していない場合もあるものだと聞きました。本書のケースは、前者に当たるのかもしれません(検査の有無については記載なし)。セラピストは、入院患者であれば、リハビリ時間以外の様子は、看護師など多くの病棟スタッフから情報収集できますが、外来患者の場合は、ご家族からの情報が頼りになります。当たり前のことではありますが、必然的に情報収集の機会が減ってしまう以上、セラピストには外来患者の日常生活の様子について、ご家族に突っ込んで聴いていく姿勢が求められるのではないかと感じました。

また筆者は、失語症に関する書籍について、失語のことだけしか書かれていないケースが多く、その他の高次脳機能障害を合併した場合の対応があまり考慮されていない現状を問題視されています。これについては私も同感で、学生向けの専門書の類でさえも、わかりやすさを優先してか、一部にはそういうものがあるように思われます。失語には、失行、構成障害、注意障害などの高次脳機能障害を合併する場合もあるので、リハビリ関係の専門家の方が本を書かれる際には、この点にも留意いただけると、患者さんへのより良い対応ができる手引きとなるのではないかと思います。

最後に、本書の内容からして、失語症者のご家族や医療関係者が読まれるには、日本語やドイツ語の文法に関する専門用語が多く、少しわかりにくいかもしれません。また、ドイツ語を使われる日本人の方や、日本語に堪能なドイツ人の方が、失語症について関心を持たれるきっかけになるとは思いますが、筆者のご主人の失語症は病識の低下などを伴ったやや特異なケースであるため、失語症について詳しく知りたい場合は、他の書籍を併せて読まれることをお勧めします。総合評価としては、これらの点に加え、筆者の嘆きや悩みに関する記述が多く、少々読みづらかったので、星3つといたしました。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート