岩手県立美術館と国立国際美術館で2002年に催された回顧展のカタログ。当時までの主要シリーズを集めてセレクトしているため、少し古いけど入門本としては未だ有効な本だと言えるでしょう。
個人的なオススメは、まず大学院時代の「等高線」。(盛岡を撮影したというレビューがあるけど、撮影場所は大学があった筑波です)。後に都市の様々な要素を写す作家として大成していく才能が感じられる一方で、単に筑波という不思議な田園都市を写しただけっぽい模索過程が感じられるところが若々しいです。このほか、「LIME WORKS」と共に木村伊兵衛賞受賞した展示シリーズである「光のマケット」、そして当時最新シリーズだった「スロー・グラス」が並んで編集されているところは、都市の光を写した両シリーズに一貫した作家の姿勢を見ようとする的確な編集者の意図を感じます。これらは大好きなシリーズなのにどちらも写真集として出版されていないので、僕にとっては貴重な出版資料です。
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畠山直哉 ペーパーバック – 2002/8/1
英語版
畠山 直哉
(著)
- 本の長さ154ページ
- 言語英語
- 出版社淡交社
- 発売日2002/8/1
- ISBN-104473019209
- ISBN-13978-4473019202
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
セメント工場、渋谷の地下水路、高層アパートなどを撮影した硬質で美しいイメージで国際的に人気の高い写真家の、日本で初めての回顧展カタログ。「動くパラパラ写真」付き。
登録情報
- 出版社 : 淡交社 (2002/8/1)
- 発売日 : 2002/8/1
- 言語 : 英語
- ペーパーバック : 154ページ
- ISBN-10 : 4473019209
- ISBN-13 : 978-4473019202
- Amazon 売れ筋ランキング: - 708,644位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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