私自身修験行者であり大峯奥駈行には何度も参加しているが、本書で描かれているのは私が所属するものとは別の宗派が行った奥駈修行への同行記なので、興味深く一気に読んだ。
筆者は宗教の専門家でもあるので、記事の随所に、学術的側面からの修験に対する考察が見られる。正直なところ個人的に必ずしも賛同できない記述もなくはないが、それも含め、ひとつの意見、見解として、非常に勉強になるものであった。
本書は奥駈修行の密着取材記には違いないが、修験そのものに対する理解、あるいは興味への助けとしても有用な書であることは疑いなく、時が経てばきっと史料として有益なものになると思われる。
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熊野、修験の道を往く: 「大峯奥駈」完全踏破 単行本 – 2005/6/1
藤田 庄市
(著)
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- 本の長さ214ページ
- 言語日本語
- 出版社淡交社
- 発売日2005/6/1
- ISBN-104473032507
- ISBN-13978-4473032508
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登録情報
- 出版社 : 淡交社 (2005/6/1)
- 発売日 : 2005/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 214ページ
- ISBN-10 : 4473032507
- ISBN-13 : 978-4473032508
- Amazon 売れ筋ランキング: - 661,348位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2017年7月28日に日本でレビュー済み
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大峯奥駆に関する情報が極端に少ない中で,大変に参考になりました。
2022年6月20日に日本でレビュー済み
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聖護院による大峯奥駈道踏破に同行した写真家によるフォトエッセイ。
単なる日記ではなく、途中の山小屋や靡(祈祷の場)の由来や解説なども充実していて、大峯奥駈道をより深く知ることができました。縦走後の予習・復習に最適。
単なる日記ではなく、途中の山小屋や靡(祈祷の場)の由来や解説なども充実していて、大峯奥駈道をより深く知ることができました。縦走後の予習・復習に最適。
2014年12月25日に日本でレビュー済み
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熊野や小辺路に興味を持っていたので読んでみました。
修験というと、出家した僧侶の修行…といったイメージがありましたが、一般の人にも開かれているというのが、まず驚きでした。
幾つか実際に歩いてみたところも出てきて、興味を魅かれると共に、行程の厳しさがよくわかります。
読み物としてはその魅力や厳しさを伝えるには限界があると思いますが、実際に体験してみたい…という気持ちを抱かせてくれます。
修験というと、出家した僧侶の修行…といったイメージがありましたが、一般の人にも開かれているというのが、まず驚きでした。
幾つか実際に歩いてみたところも出てきて、興味を魅かれると共に、行程の厳しさがよくわかります。
読み物としてはその魅力や厳しさを伝えるには限界があると思いますが、実際に体験してみたい…という気持ちを抱かせてくれます。
2013年7月25日に日本でレビュー済み
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奥駆道に興味があり、歩いてみようと思う人にはいい参考になると思う。読み物としても面白く一気に読みきってしまった
2005年8月20日に日本でレビュー済み
本書は、140年ぶりに復活した大峯奥駈全コース修行の体験記。興味はあるけど参加はちょっとなあ…、という踏ん切りの悪い私にとっては、その内実をうかがい知る絶好の書であった。
息づかいが聞こえてくるような描写とともに、史実を織り交ぜながらの筆致は、神聖で険しい修験道を先達に従い歩く気分にさせてくれた。また、巻末に付された参加者達の語りは、日本人と信仰、現代と宗教、等々といった多少込み入った課題に対して、考える良い素材を提供してくれた。まあ、そこまで堅苦しく考えなくとも、「信仰なんて、むずかしく考えるからおかしくなるんだな」と改めて思ったりできた。信仰する気なんてない娑婆大好き人間のくせに、どこか神聖なものに引かれる、そんな自分には、なんかしっくりくる構成だった。
個人的には、おそらく、現在、日本の宗教事情に最も詳しい(フォト)ジャーナリストとしての著者の、その存在論的な根源、背景をうかがい知れたようで興味深かった。すぐれた体験記であるとともに、数十年にわたって日本の宗教と最前線で格闘してきた著書の(下町オヤジ臭の濃い)自伝として読んでも面白い。
欲を言えば、文中の写真、カラーで見たかったなぁ。宝冠の森から集落を見下ろした写真なんて、特にそう思った。写真集は出ないのかしらん?
息づかいが聞こえてくるような描写とともに、史実を織り交ぜながらの筆致は、神聖で険しい修験道を先達に従い歩く気分にさせてくれた。また、巻末に付された参加者達の語りは、日本人と信仰、現代と宗教、等々といった多少込み入った課題に対して、考える良い素材を提供してくれた。まあ、そこまで堅苦しく考えなくとも、「信仰なんて、むずかしく考えるからおかしくなるんだな」と改めて思ったりできた。信仰する気なんてない娑婆大好き人間のくせに、どこか神聖なものに引かれる、そんな自分には、なんかしっくりくる構成だった。
個人的には、おそらく、現在、日本の宗教事情に最も詳しい(フォト)ジャーナリストとしての著者の、その存在論的な根源、背景をうかがい知れたようで興味深かった。すぐれた体験記であるとともに、数十年にわたって日本の宗教と最前線で格闘してきた著書の(下町オヤジ臭の濃い)自伝として読んでも面白い。
欲を言えば、文中の写真、カラーで見たかったなぁ。宝冠の森から集落を見下ろした写真なんて、特にそう思った。写真集は出ないのかしらん?