新品とは、いえないかもしれないけれど、予想以上に綺麗で満足している。
表紙の帯に少しすれがあるが、中身の作品写真を見るのには問題なく、中古で安く購入出来て良かったです。
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GERHARD RICHTER ゲルハルト・リヒター (DVD付) ハードカバー – 2005/9/15
付属資料:DVD-VIDEO(1枚)
- 本の長さ174ページ
- 言語日本語
- 出版社淡交社
- 発売日2005/9/15
- ISBN-104473032698
- ISBN-13978-4473032690
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登録情報
- 出版社 : 淡交社; 三版 (2005/9/15)
- 発売日 : 2005/9/15
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 174ページ
- ISBN-10 : 4473032698
- ISBN-13 : 978-4473032690
- Amazon 売れ筋ランキング: - 594,041位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この画集に入っている多くの作品はリヒターが常に手元に置いて制作に参照してきた作品です。リヒターの代表的な作品(1962-2004)を年代順にまとめてあります。あまりに多様スタイルで作品を制作されているのに、どれも完成度が高い(フォト・ペインティング、抽象表現主義風の作品・・どの作品も!)。初期から、かなり良い作品が連続してるんで、びっくりしました。
論考でグレイ・ペインティングの魅力、フォト・ペインティングがポップ・アートとの関係している事等、わかりやすくて面白い事がたくさんのっているのが良い。
論考もけっこういっぱい載っているんですが(二分の一位)、作品も多く載っているので、画集としても十分に楽しめます。
論考でグレイ・ペインティングの魅力、フォト・ペインティングがポップ・アートとの関係している事等、わかりやすくて面白い事がたくさんのっているのが良い。
論考もけっこういっぱい載っているんですが(二分の一位)、作品も多く載っているので、画集としても十分に楽しめます。
2007年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
付属のDVDは8分と短いが実際にリヒターが話す映像は初めて見たので、なるほどこういう人なのかと思い参考になった。
本は作品、解説ともに「リヒターの全貌」がよく分かるよう充実した内容になっている。
なお、勘違いしている人がいるようだがこの本には「オイル・オン・フォト」、つまり写真に直接ペイントした作品は掲載されていない。
個人的には、彼のオイル・オン・フォトを高く評価したいので、この点は残念である。
本は作品、解説ともに「リヒターの全貌」がよく分かるよう充実した内容になっている。
なお、勘違いしている人がいるようだがこの本には「オイル・オン・フォト」、つまり写真に直接ペイントした作品は掲載されていない。
個人的には、彼のオイル・オン・フォトを高く評価したいので、この点は残念である。
2016年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ゲルハルト・リヒターの作品をじっくりみるのは、最高の目の肥やしになる。
2019年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
展示作品がリヒター展にしてはさほど多くなくさすのでアブストラクトペインティングの大がかりなシリーズが見られないのは寂しい。まあリヒターの触り程度か。蒲焼きの美味しそうな匂い
所で日本では猫も杓子もリヒターの名前をゲルハルトと表記するようだが、ドイツ人やアメリカ人はゲアハルトと発音する。日本ではまさか発音と表記は別で表してるのではないだろうな?
所で日本では猫も杓子もリヒターの名前をゲルハルトと表記するようだが、ドイツ人やアメリカ人はゲアハルトと発音する。日本ではまさか発音と表記は別で表してるのではないだろうな?
2015年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
DVDの映像にあるとおり、美術館での展示や作業風景は貴重な資料である。この図録にも、展示風景や作業場の風景などが掲載されているので、作品の実際の大きさが理解できるのでありがたい。タイトルのとおりスケール感があって空間的に体験できる。文章もたくさんあって参考になる。ご本人の言うとおり「全部分かっていての作品作りなんてナンセンス」「作品は演劇のように生き」「違った視点で見られる事を楽しむ」そんな彼の無意識を楽しむ事ができれば最高ですね。
2018年9月14日に日本でレビュー済み
ゲルハルト・リヒターは現在存命している画家のうちで、世界一作品の取引数が多い画家であり、その作品の価格も
かなりの高額だ。
これは有名な話なので知っている人も多いだろうが、あのエリック・クラプトンがリヒターの絵画を所有していて、
2001年の購入当時は3点まとめての落札の中の1枚がリヒターの作品で「200万ポンド(当時のレートで約3.5億円)」
だったという。
他の作品が誰のどういうものかはわからないのだが、当時は3点で200万ポンドであるから、リヒター作品だけの価格
となると、当然ながらその金額を下回るだろう。
そしてこのリヒター作品をクラプトンは2012年にオークションで売りに出したのだが、この時の落札価格は「2132万
ポンド(約27億円)」だったというから驚く。
じつは私も1990年代にとある東京のギャラリーで頻繁に展示と販売もしていたので、購入しようかと考えていた時期
があった。
その時のリヒター作品は、おそらく「6号」前後くらいの小さな作品で「アブストラクトペインティング」のシリーズ
だったが、表示価格は「400万円」くらいだったように思う(価格は交渉できたろう)。
けっきょくさんざん考えた挙げ句に購入しなかったのだが、今現在もしあの作品を買おうと思えば間違いなく「数千万
円」は確実していただろう。
個人的な話をして恐縮だったが、それほどにリヒター作品は日毎にその価格が上がっている。
これは単純に高いから凄いという意味ではなくて、やはり彼の作品はそれだけ素晴らしいということの証なのだと言え
るだろう。
本書は2005年に日本で初めて開催されたゲルハルト・リヒターの大規模な回顧展の公式カタログであり、DVDも付属
しているので、かなり楽しめる作品集にもなっている。
リヒターの作品集は洋書も含めれば膨大な数の作品集がAmazonでも購入可能なので、そういう意味ではリヒターに興
味がある人には有り難い。
18世紀画家の巨匠・フェルメールは「カメラ・オブスキュラ」というカメラの元型のようなものを使用して、それを
覗きながら描いていたと言われているが、リヒターはブレた写真を素材にしてブレた画像の絵画を描いて有名になった。
日本の写真家・アーティストで世界的にも有名な杉本博司という人がいるが、彼は無限遠のさらに倍という焦点距離の
カメラで焦点の合わない写真を撮影したが、これはゲルハルト・リヒターの作品にヒントを得た手法なのかもしれない
と私は思っている。
リヒターの絵画は当然のことだが、実物の作品の方が圧倒的に素晴らしい。
絵の具マチエールもそうだが、色が素晴らしいのだ。
本書をきっかけにして、ぜひリヒターの作品の実物を観て欲しいと思う。
かなりの高額だ。
これは有名な話なので知っている人も多いだろうが、あのエリック・クラプトンがリヒターの絵画を所有していて、
2001年の購入当時は3点まとめての落札の中の1枚がリヒターの作品で「200万ポンド(当時のレートで約3.5億円)」
だったという。
他の作品が誰のどういうものかはわからないのだが、当時は3点で200万ポンドであるから、リヒター作品だけの価格
となると、当然ながらその金額を下回るだろう。
そしてこのリヒター作品をクラプトンは2012年にオークションで売りに出したのだが、この時の落札価格は「2132万
ポンド(約27億円)」だったというから驚く。
じつは私も1990年代にとある東京のギャラリーで頻繁に展示と販売もしていたので、購入しようかと考えていた時期
があった。
その時のリヒター作品は、おそらく「6号」前後くらいの小さな作品で「アブストラクトペインティング」のシリーズ
だったが、表示価格は「400万円」くらいだったように思う(価格は交渉できたろう)。
けっきょくさんざん考えた挙げ句に購入しなかったのだが、今現在もしあの作品を買おうと思えば間違いなく「数千万
円」は確実していただろう。
個人的な話をして恐縮だったが、それほどにリヒター作品は日毎にその価格が上がっている。
これは単純に高いから凄いという意味ではなくて、やはり彼の作品はそれだけ素晴らしいということの証なのだと言え
るだろう。
本書は2005年に日本で初めて開催されたゲルハルト・リヒターの大規模な回顧展の公式カタログであり、DVDも付属
しているので、かなり楽しめる作品集にもなっている。
リヒターの作品集は洋書も含めれば膨大な数の作品集がAmazonでも購入可能なので、そういう意味ではリヒターに興
味がある人には有り難い。
18世紀画家の巨匠・フェルメールは「カメラ・オブスキュラ」というカメラの元型のようなものを使用して、それを
覗きながら描いていたと言われているが、リヒターはブレた写真を素材にしてブレた画像の絵画を描いて有名になった。
日本の写真家・アーティストで世界的にも有名な杉本博司という人がいるが、彼は無限遠のさらに倍という焦点距離の
カメラで焦点の合わない写真を撮影したが、これはゲルハルト・リヒターの作品にヒントを得た手法なのかもしれない
と私は思っている。
リヒターの絵画は当然のことだが、実物の作品の方が圧倒的に素晴らしい。
絵の具マチエールもそうだが、色が素晴らしいのだ。
本書をきっかけにして、ぜひリヒターの作品の実物を観て欲しいと思う。
2006年4月16日に日本でレビュー済み
写真には物質感が伴う。特にモノクロのザラザラした像には実物以上に、モノとしての見え方が存在してしまう。リヒターのフォトペインティングは、離れるとブレた像になり、近づくとハケのテクスチャーしか存在せず、いっこうにモノがあらわれない。
通常、広告写真にはメッセージが付加されている。僕らはそれが広告写真だったことを知らされることで、メッセージの欠如を見る。写真が作る像には、現実よりも匿名性が宿る。前後の文脈が欠如したのにも関わらず、あたかも現実のように現前するから。
「モーターボート」は、「広告写真を油絵で写し取りブラせる」ことで、向こうにあったはずのモノを完全に消し去り、メッセージを欠如させ、匿名性を宿らせる。3重に失った現実からは、「像」としての美しさと、追い求めるこちら側の焦燥ばかりが目立ってしまうのだった。
通常、広告写真にはメッセージが付加されている。僕らはそれが広告写真だったことを知らされることで、メッセージの欠如を見る。写真が作る像には、現実よりも匿名性が宿る。前後の文脈が欠如したのにも関わらず、あたかも現実のように現前するから。
「モーターボート」は、「広告写真を油絵で写し取りブラせる」ことで、向こうにあったはずのモノを完全に消し去り、メッセージを欠如させ、匿名性を宿らせる。3重に失った現実からは、「像」としての美しさと、追い求めるこちら側の焦燥ばかりが目立ってしまうのだった。