平成19年度新司法試験（2007年5月15日〜19日まで4日間（中日1日のぞく））のうち、論文本試験で使われた六法と同じ内容の六法です。本試験では赤の色画用紙の表紙に「新司法試験用法文」と銘打たれたこの六法と中身の同じものが貸与され、持ち出し禁止で3日間試験会場の机上に置かれたままでした。民事系・公法系・刑事系の論文試験と選択科目に必要な法文が収められています。（収録法文については[...]「平成１９年新司法試験用法文登載法令」参照）
この六法の特色として、参照条文が付されていないこと、他の一般的な六法と異なるやや大きめの独特のフォントが使われていること、見出しが太字になっていないこと等が挙げられます。
いつも参照条文に頼ってしまう癖がついていると本番にはつかえず焦ってしまうことがあります。また、見慣れない独特のフォントで詰め気味印刷されており、条文の見出しが太字になっておらず、条文を探すときの頁を捲る感覚が他と少し違うなど、使いこなすのには少し慣れが必要です。
5月に本試験があるにもかかわらずその年の本試験と全く同じものはその年の4月まで入手できません。そこで、予め前もって練習するためには前年度のものを入手して練習するより仕方ないことになります。他の六法と比べると少し高めなのですが、緊張する本番で焦らないためには必要経費と思われます。
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