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古典ラテン語辞典 単行本 – 2005/6/1
國原 吉之助
(著)
- 本の長さ926ページ
- 言語日本語
- 出版社大学書林
- 発売日2005/6/1
- ISBN-104475001560
- ISBN-13978-4475001564
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登録情報
- 出版社 : 大学書林 (2005/6/1)
- 発売日 : 2005/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 926ページ
- ISBN-10 : 4475001560
- ISBN-13 : 978-4475001564
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,091,115位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年3月7日に日本でレビュー済み
初学者向けにしては値段が高かと思いますが、この手の本は仕方ないと思います。研究社の『羅和辞典』よりは大判で見やすいのですが、せめて見出し語数は研究社の『羅和辞典』(約四万五千)よりも多ければ良かったのではないかと思います。
2016年10月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サラリーマン初学者です。数週間悩み、現物を書店で見てからも1週間迷い、結局Amazonで購入しました。・・・買ってよかったです。
初学者が、だんだん難しくなっていくテキスト本文を正しく読むには、動詞の活用や名詞形容詞の格変化に正しく当りをつけて辞典を引く必要がありますが、これがかなり難儀です。いままでは、大体当りをつけ、薄手の文法表本で確かめ、それでもダメならテキストの説明を思い出したり探しなおしたり、でやっていました。この辞典だと、これらがほぼひとつの手間で済みますから、たいへん助かりました。巻末の、ほぼ百ページにわたる附録は、それだけで充分な簡易文法書になっていて、各項目に§番号が付されています。辞書本編は、語彙の後ろに必ず、巻末附録の参照すべき§番号が載っていますので、すぐに確認でき、間違っているときには即座に気付くことも出来ます。活字の大きさも、決まった勉強環境があるわけではない私には、照明の明るさ暗さを気にすることも最少限で済むのでありがたいことです。語彙数が研究社の辞典よりずっと少ないことは、初学者にはネックにならないと思います。たとえば『独習者のための 楽しく学ぶラテン語』の例文・問題文の語彙を調べる上では、ほとんど不自由がありません。(ひとつ例示すると、cūjuslibetという語は、まずテキストに「=cūjusvis」とあり、これは調べるなら「cuivis」なのですが、本辞典ではまず「cui→qui,quis」とあるので「quivis」を探せばちゃんと載っています。・・・ちなみに研究社旧版にはquivisが載っていません。新版は見ていません。)
購入に当たっての最大のネックは、やはり価格です。貧乏サラリーマンには1年ローンを組まなければならないような(!)値段です。ましてや、この辞典にいちばん助けられるはずの学生さんは架蔵してある図書館でしか使えないことになってしまうでしょう。巻末附録を犠牲にすることなく、少なくとも1万円前後の価格まで落として下さることは出来ないものかなあ、と思います。
ともあれ、使ってみて絶対に損をしない、むしろ調べることを楽しくしてくれる、たいへん良い辞典です。
初学者が、だんだん難しくなっていくテキスト本文を正しく読むには、動詞の活用や名詞形容詞の格変化に正しく当りをつけて辞典を引く必要がありますが、これがかなり難儀です。いままでは、大体当りをつけ、薄手の文法表本で確かめ、それでもダメならテキストの説明を思い出したり探しなおしたり、でやっていました。この辞典だと、これらがほぼひとつの手間で済みますから、たいへん助かりました。巻末の、ほぼ百ページにわたる附録は、それだけで充分な簡易文法書になっていて、各項目に§番号が付されています。辞書本編は、語彙の後ろに必ず、巻末附録の参照すべき§番号が載っていますので、すぐに確認でき、間違っているときには即座に気付くことも出来ます。活字の大きさも、決まった勉強環境があるわけではない私には、照明の明るさ暗さを気にすることも最少限で済むのでありがたいことです。語彙数が研究社の辞典よりずっと少ないことは、初学者にはネックにならないと思います。たとえば『独習者のための 楽しく学ぶラテン語』の例文・問題文の語彙を調べる上では、ほとんど不自由がありません。(ひとつ例示すると、cūjuslibetという語は、まずテキストに「=cūjusvis」とあり、これは調べるなら「cuivis」なのですが、本辞典ではまず「cui→qui,quis」とあるので「quivis」を探せばちゃんと載っています。・・・ちなみに研究社旧版にはquivisが載っていません。新版は見ていません。)
購入に当たっての最大のネックは、やはり価格です。貧乏サラリーマンには1年ローンを組まなければならないような(!)値段です。ましてや、この辞典にいちばん助けられるはずの学生さんは架蔵してある図書館でしか使えないことになってしまうでしょう。巻末附録を犠牲にすることなく、少なくとも1万円前後の価格まで落として下さることは出来ないものかなあ、と思います。
ともあれ、使ってみて絶対に損をしない、むしろ調べることを楽しくしてくれる、たいへん良い辞典です。
2007年8月8日に日本でレビュー済み
まあ大体諸賢のレヴューに屋上屋を架するものだと思いつつ、最近本書を使っていて感に堪えぬので書かせてもらいます。
本書の長所を箇条書きにすると、以下のようになろうと考えます。
・語の説明が厚い
意味だけが書かれているのではなくて、繊細な示唆が多く含まれています。何でもいいんだけど例えばdonec、訳が書かれてある後に「接が用いられる時目的、意図などが表現されている」と明示されています。
・良好な例文が沢山収められている
例文が載せられていること自体慶賀に堪えないことですが、Lacrima nihil citius arescit.(涙より速く乾くものは何もない)みたいなラテン語らしい名文が満載で随喜の涙です。
・付録が非常に充実している
凄すぎる。これだけ外して十分売れます。特に名詞の格変化についての整理は、よくある「表+注意」の緩慢だけではなくて、各格の微細な意味が箇条書きで示され、余すところがありません。勿論普通の辞書付録にある「形容詞格変化一覧表」なども註込みで充実しています。
しかも……
・名詞語尾一覧表がある!
・動詞まぎらわしい語尾一覧がある!
語尾がなにがしの場合、何と何と何の可能性があるという語尾情報を網羅した一覧表があります。辞書ひくたびに常に迷子になるわたしの如き初学者にとっては天恵の如き付録です。
・変化表の並び方が大学書林『ラテン語四週間』と同じで混乱が少ない
ま、これは私事ですが(笑)
・字がデカい
oxfordとchambers-murrayの羅英辞典をよく使っていたのですが、両者とも余白が殆どなくて、特にoxfordは赤ペンチェックすらままならんような状態です。それが本書、余裕をもたせた活字組みは実に素晴らしい。パラパラ漫画も書けます。
いっぽう、短所があるとすると、まずひとつは研究社羅和辞典なんかと比べると収録語彙が明らかに少ない点ですが、中級くらいまでの古典ラテン語には十分対応しうるだけの収録でもあろうかと考えます。
もうひとつの短所はいうまでもなく高価なこと。値付けはコンペティターを意識しつつ行われるのが本来の遣り方で、日本のコンペティターはやはり上記研究社羅和辞典だと考えるのですが、ライバルの7倍になんなんとする価格をつけて恬として恥じぬのは商売人としてはどうなんだろうなあという思いは致します。
ただまあ稀覯書を買うと思えば、なぁ……
本書の長所を箇条書きにすると、以下のようになろうと考えます。
・語の説明が厚い
意味だけが書かれているのではなくて、繊細な示唆が多く含まれています。何でもいいんだけど例えばdonec、訳が書かれてある後に「接が用いられる時目的、意図などが表現されている」と明示されています。
・良好な例文が沢山収められている
例文が載せられていること自体慶賀に堪えないことですが、Lacrima nihil citius arescit.(涙より速く乾くものは何もない)みたいなラテン語らしい名文が満載で随喜の涙です。
・付録が非常に充実している
凄すぎる。これだけ外して十分売れます。特に名詞の格変化についての整理は、よくある「表+注意」の緩慢だけではなくて、各格の微細な意味が箇条書きで示され、余すところがありません。勿論普通の辞書付録にある「形容詞格変化一覧表」なども註込みで充実しています。
しかも……
・名詞語尾一覧表がある!
・動詞まぎらわしい語尾一覧がある!
語尾がなにがしの場合、何と何と何の可能性があるという語尾情報を網羅した一覧表があります。辞書ひくたびに常に迷子になるわたしの如き初学者にとっては天恵の如き付録です。
・変化表の並び方が大学書林『ラテン語四週間』と同じで混乱が少ない
ま、これは私事ですが(笑)
・字がデカい
oxfordとchambers-murrayの羅英辞典をよく使っていたのですが、両者とも余白が殆どなくて、特にoxfordは赤ペンチェックすらままならんような状態です。それが本書、余裕をもたせた活字組みは実に素晴らしい。パラパラ漫画も書けます。
いっぽう、短所があるとすると、まずひとつは研究社羅和辞典なんかと比べると収録語彙が明らかに少ない点ですが、中級くらいまでの古典ラテン語には十分対応しうるだけの収録でもあろうかと考えます。
もうひとつの短所はいうまでもなく高価なこと。値付けはコンペティターを意識しつつ行われるのが本来の遣り方で、日本のコンペティターはやはり上記研究社羅和辞典だと考えるのですが、ライバルの7倍になんなんとする価格をつけて恬として恥じぬのは商売人としてはどうなんだろうなあという思いは致します。
ただまあ稀覯書を買うと思えば、なぁ……
2005年10月27日に日本でレビュー済み
出版社の営利を追求する気持ちは判りますが、この会社の辞書は値段があまりにも高過ぎます。特にラテン語は殆どの学問分野の方が必要としており、可成りの需要が有ることは、研究社の『羅和辞典』の根強い人気からも判るはずです。原価計算から割り出しても、恐らく3~4000円の定価でも十分採算がとれるはずです。こんなに函やクロスや用紙に無駄な、こけおどしのコストを掛ける必要性はないと思います。通常の英語の辞書のようなハンディーな造りで十分なはずです。内容が良いだけに、この手の辞書が発行される度に残念でなりません。本来の定価の10倍はボリ過ぎです。内容的にはファイヴスターですが、価格の点でスリースターと致しました。版元に猛省を求めます。